ソフトウェアが私たちの生活の中の頭脳として、製品として必要不可欠なものとなっている昨今、その品質の重要性は高まるばかりです。それに伴い、ソフトウェア品質保証部門の担う役割と責任は、年々増加しています。
また、ソフトウェアの開発期間はその必要性とともにますます短縮され、多くの機能が要求されるようになってきました。
このような状況のもと、様々なプロジェクトに対する最適な品質保証活動や組織全体の中長期的な品質保証戦略がどうあるべきか、ソフトウェア品質保証部門の長は、問題意識を持ちながらも、日々の業務に追われてしまい、なかなか根本的な解決を見いだせないという声をよく耳にします。
そこでSQiPでは、2009年11月からソフトウェア品質保証部門の長による「ソフトウェア品質保証部長の会」を開催し、識者による講演やグループディスカッションを通して、品質保証戦略の立案や組織体制の構築、品質保証業務の改善、効果的な品質保証活動の事例の作成、開発現場への普及推進、これからの品質保証の在り方などについて議論してきました。
そして、その成果を「成果発表会」や「ソフトウェア品質シンポジウム」等で外部に向けて広く発信しています。
コンセプト
ソフトウェア品質保証において部門長としての課題や問題、悩みの助けとなるべく、品質保証戦略の立案や組織体制の構築、品質保証業務の改善、効果的な品質保証活動の事例の作成、開発現場への普及推進などについて、実践的な議論を行い、事例を蓄積し、成果をまとめていきます。
ミッション
ビジョン
世界に誇れる日本のソフトウェア品質保証技術(管理・プロセス・エンジニアリング)の進化を図る。
参加者のメリット
企画委員
(2023年6月26日現在、敬称略、順不同)
日 時 | 2023年7月24日(月)13:00~17:00 |
配信会場 | 一般財団法人日本科学技術連盟 東高円寺ビル |
実施形態 | オンライン開催(Zoom) |
参 加 費 | 無料 |
定 員 | 500名(定員になり次第、締め切ります) |
お 申 込 | お申込みは終了いたしました。多くのご参加をいただき、誠にありがとうございました。 |
時 間 | 内 容 |
13:00~13:10 | 主催者挨拶 糸柳 寿人日本科学技術連盟 品質経営推進センター 品質経営・SQiP・MSグループ 課長 |
13:10~13:20 | 活動の紹介 孫福 和彦 氏株式会社日立ソリューションズ/本会企画委員 |
13:20~13:45 |
成果発表1 脇坂 健 氏(株式会社SHIFT) |
13:45~14:10 |
Gr.3 人財育成×新しい提供価値の品質評価 村岡 伸彦 氏(元 楽天モバイル株式会社)他 |
14:10~14:20 | 休 憩 |
14:20~14:45 |
成果発表3 赤木 勝由 氏(株式会社日立システムズ) |
14:45~15:10 |
Gr.2 これからの品質保証の在り方 小松澤 敦 氏(株式会社日立ドキュメントソリューションズ) |
15:10~15:35 |
Gr.5 『品質保証の肝』書籍化 川田 葉子 氏(株式会社構造計画研究所) |
15:35~15:45 | 休 憩 |
15:45~16:45 |
基調講演 西 康晴 氏(電気通信大学) |
16:45~17:00 | 終了の挨拶 企画委員 |
<成果発表1>
発表テーマ | 自動化による品質の可視化 |
発表者 | Gr.1 自動化による品質の可視化
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概要 | Gr1の活動テーマは、ソウフトウェア開発の品質を自動で可視化するために検討を進めてきました。前期(13期)では、自動で可視化するメトリクスを新たな視点を検討しました。今期(14期)は、新たな視点の品質データを具体的な事例で検証出来ないかを1年間検討してきました。具体的な品質データとしては、リモート環境の普及などの背景を踏まえてプロジェクトの参画者の表情や会議での発言内容を自動分析して品質データとして活用できないかをグループで討議しました。具体的なツールを使った検証も実施して仮説を設定しています。今後の検討テーマも含めて成果発表します。 |
<成果発表2>
発表テーマ | Customer eXperience Quality Loop を実現する人材を育てる |
発表者 | Gr.3 人財育成×新しい提供価値の品質評価 |
概要 | 本発表は「CXQ(顧客体験品質)」と人材育成をテーマとしています。
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<成果発表3>
発表テーマ | サービス品質向上に向けた重点管理項目の考察 |
発表者 | Gr.4 サービスの品質保証 |
概要 | 先行投資型で広く一般向けに販売を行うITサービスに対する品質保証は、従来のSIビジネスに比べ、サービス利用者がそれぞれの視点で品質を判断していることに加え、時間経過と共に利用者の期待品質に変化が生じることが大きな違いと考えています。 |
<成果発表4>
発表テーマ | これからの品質保証部門のあり方 |
発表者 | Gr.2 これからの品質保証の在り方 |
概要 | モノ作り から コト作り への変化により、品質保証の対象は作業成果物だけなく、ビジネスモデルやビジネスライフサイクル全体に拡大しています。広範囲の品質保証を実現するには、ソフトウェアエンジニアリングの知識だけなく、法務、財務、購買、営業、教育、監査等の知識が必要となります。 |
<成果発表5>
発表テーマ | 『ソフトウェア品質保証の肝』書籍化に向けて ~『品質保証の肝』活用のススメ~ |
発表者 | Gr.5 『品質保証の肝』書籍化 |
概要 | 2016年に「品質保証部長の会」が公開した「ソフトウェア品質保証の『肝』」は、ソフトウェア開発現場の問題解決に役立つ「ソフトウェアの品質保証」のためのノウハウ集です。「品質保証部長の会」に参画したメンバの実践的な知見や品質への想いがたくさん込められています。 |
講演タイトル | 時代遅れでブレーキ扱いのQAから、イマドキでアクセルとなるQAへの脱皮 |
概要 |
DXやAIの波に伴って、ソフトウェアの品質保証(QA)を取り巻く技術や状況はこの数年で劇的に変化しつつあります。 アジャイル、頻繁なアップデート、OSS、クラウド、CIパイプライン、AIや機械学習の適用、モデルベース開発、ゾーンECU化などのアーキテクチャ再構築、モジュラー化、製造業のサービス化、グローバル拠点化などに対応しながら、高品質や高信頼性、高安全性も確保しなければなりません。 本講演では、従来の日本企業がはまり込んでいた技術的負債増加型開発による「手が回らないQA」から、継続的カイゼンによる現場力向上という右利きのQAと、DXやAIによる左利きのQAとを同時に実現する「両利きのQA」に脱却していくために、イマドキの品質保証部の役割や考え方について概説します。 |
講演者紹介 |
西 康晴 氏 (国立大学法人電気通信大学) 【経歴】 ![]() 財団法人日本科学技術連盟ソフトウェア品質委員会(SQiP)副委員長、NPO法人ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)理事長、国際規格ISO/IEC JTC1/SC7/WG26(ソフトウェアテスト・ISO/IEC/IEEE29119)・SC7-SC42/JWG2(AIベースシステムのテスト)両国内委員会主査、AIプロダクト品質保証コンソーシアム(QA4AI)運営委員長などを務める。電気通信大学にてソフトウェアのテストや品質保証、特に自動車OEMやサプライヤ、車載系ソフトハウスにおける次世代品質保証、アジャイル開発における品質管理、開発組織の品質経営、サービス産業における品質などについて研究や教育、コンサルティングを行う傍ら、テストのビジョナリーとして「現場に笑顔を」をキーワードに飛び回っている。 |
参加資格 |
・ソフトウェア品質を担当する部門の部門長で「GIVE&TAKE」の精神で、オープンマインドで積極的に発言できる方・ソフトウェア品質を担当する部門の部門長
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参加費 | 無料 |
活動期間 |
2022年10月~2023年9月(予定) |
開催日 |
第1回:10月5日(水)18:00~21:00(予定)(第14期キックオフ)
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開催場所 | 日本科学技術連盟 東高円寺ビル (東京都杉並区高円寺南 1-2-1) ※集合形式での実施が難しい場合は、オンライン(Zoom)開催。 |
※ 原則として第一水曜日に実施予定です。
会 合 | 開催日 | 実施内容 |
第1回 | 10/5(水) | キックオフ、自己紹介、課題共有 |
第2回 | 11/4(金)~5(土) | 合宿(活動テーマ選定、事例紹介) |
第3回 | 12/7(水) | 講演+テーマ別討論 |
第4回 | 1/11(水) | 講演+テーマ別討論 |
第5回 | 2/1(水) | 講演+テーマ別討論 |
第6回 | 3/1(水) | レビュー会+テーマ別討論 |
第7回 | 4/5(水) | レビュー会+テーマ別討論 |
第8回 | 5/10(水) | 講演+テーマ別討論 |
第9回 | 6/7(水) | 中間発表会 |
第10回 | 7/5(水) | テーマ別討論 |
第11回 | 7/24(月)(予定) | 成果発表会(全グループ) |
- | グループ個別で日程調整 | グループ別議論 |
第12回 | 9月中旬 | SQiPシンポジウム |
第1回 | 10/4(水) | 振り返り&キックオフ |
※本資料は各社の品質保証部長の知恵と経験を結集して、ソフトウェア品質保証の仕組みを効果的に運用するために、経験に基づいた悩み解決の勘所を、煩悩に引っ掛け108件を抽出し「ソフトウェア品質保証の肝」として整理しております。
※本資料はPPT形式で公開しています。 理由は、ダウンロードした方々が、本資料をご自身の組織に適切な形でカスタマイズして組織内で利用いただくことで、本当の意味で各組織に役に立つ”肝”が完成すると考えるからです。
※本シートは、第12期ソフトウェア品質保証部長の会 グループ2の活動テーマである、
「品質保証を腹落ちさせる施策の導出~全ては、プロジェクトが目的を達成するための健全なプロジェクト推進のために~」
の成果物の一つです。PMの気質を判断し、品質向上に向けた一助としてご活用ください。
※本シートをそのままご活用いただいたり、事業内容や開発の実態に合せてカスタマイズしてご利用いただいたりできるように、excel形式で公開しています。
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
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