ソフトウェアが私たちの生活の中の頭脳として、製品として必要不可欠なものとなっている昨今、その品質の重要性は高まるばかりです。それに伴い、ソフトウェア品質保証部門の担う役割と責任は、年々増加しています。
また、ソフトウェアの開発期間はその必要性とともにますます短縮され、多くの機能が要求されるようになってきました。
このような状況のもと、様々なプロジェクトに対する最適な品質保証活動や組織全体の中長期的な品質保証戦略がどうあるべきか、ソフトウェア品質保証部門の長は、問題意識を持ちながらも、日々の業務に追われてしまい、なかなか根本的な解決を見いだせないという声をよく耳にします。
そこでSQiPでは、2009年11月からソフトウェア品質保証部門の長による「ソフトウェア品質保証部長の会」を開催し、識者による講演やグループディスカッションを通して、品質保証戦略の立案や組織体制の構築、品質保証業務の改善、効果的な品質保証活動の事例の作成、開発現場への普及推進、これからの品質保証の在り方などについて議論してきました。
そして、その成果を「成果発表会」や「ソフトウェア品質シンポジウム」等で外部に向けて広く発信しています。
コンセプト
ソフトウェア品質保証において部門長としての課題や問題、悩みの助けとなるべく、品質保証戦略の立案や組織体制の構築、品質保証業務の改善、効果的な品質保証活動の事例の作成、開発現場への普及推進などについて、実践的な議論を行い、事例を蓄積し、成果をまとめていきます。
ミッション
ビジョン
世界に誇れる日本のソフトウェア品質保証技術(管理・プロセス・エンジニアリング)の再確立を図る。
参加者のメリット
企画委員
(2022年3月1日現在、敬称略、順不同)
日 時 | 2022年7月25日(月)13:00~17:30 |
配信会場 | 一般財団法人日本科学技術連盟 東高円寺ビル |
実施形態 | オンライン開催(ZOOM) |
参 加 費 | 無料 |
定 員 | 250名(定員になり次第、締め切ります) |
お 申 込 |
時 間 | 内 容 | |
13:00~13:10 | 主催者挨拶 島田 尚徳(一般財団法人日本科学技術連盟 理事・品質経営研修センター 部長) |
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13:10~13:20 | ソフトウェア品質保証部長の会 活動の紹介 孫福 和彦 氏(株式会社日立ソリューションズ/本会企画委員会委員) |
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13:20~14:20 |
基調講演 自動運転、高度運転支援時代のソフトウェア開発と品質保証 森崎 修司 氏(名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授/株式会社ティアフォー 技術顧問) |
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14:20~14:30 | 休 憩 | |
14:30~14:55 | 変化に対応するQA |
成果発表1 これからのQAの在り方 Gr.4 纐纈 伸子 氏(日本電気株式会社) |
14:55~15:20 |
成果発表2 DX時代のQA人財の育成~QAの仕事をアンラーニングするヒント~ Gr.6 宮城 幸生 氏(トッパン・フォームズ株式会社) |
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15:20~15:30 | 休 憩 | |
15:30~15:55 | 変化に対応するQA |
成果発表3 顧客提供価値の品質評価 Gr.5 村岡 伸彦 氏(楽天モバイル株式会社) |
15:55~16:20 | QAの本質 |
成果発表4 腹落ちさせる品質保証施策~組織が持続的に成長するために~ Gr.1 松本 道春 氏(株式会社日立ソリューションズ) |
16:20~16:30 | 休 憩 | |
16:30~16:55 | QAの技術 |
成果発表5 自動化による品質の可視化 Gr.2 桂 智之 氏(BIPROGY株式会社) |
16:55~17:20 |
成果発表6 ドキュメント品質を上げるための効果的なレビュー Gr.3 石原 和彦 氏(東芝デジタルソリューションズ株式会社) |
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17:20~17:30 | 終了挨拶 早崎 伸二 氏(ネバーランド/本会企画委員) |
講演タイトル | 自動運転、高度運転支援時代のソフトウェア開発と品質保証 |
概要 | より高度なセキュリティの実現、自動運転や高度運転支援への対応といった車載ソフトウェアへの要求に対応するため、センサ/カメラやそれらの組合せアルゴリズム、OTA(Over The Air: 無線通信によるソフトウェアの更新、変更)、車外サービス連携、ODD(Operational Design Domain: 運行設計領域)といった要素技術や基盤の整備が進んでいる。また、ISO26262で定義されている機能安全とは異なる SOTIF(Safety Of The Intended Function)のようなアプローチが議論されており、車載ソフトウェアの開発や品質保証もそれらに合わせて変えていかなければならない部分がある。本セッションでは、そうした車載ソフトウェアをとりまく新たな環境や要素技術を整理する。その上で、これからの開発や品質保証に求められる変化を解説する。 |
講演者紹介 |
![]() 森崎 修司 氏 (名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授/株式会社ティアフォー 技術顧問) 【経歴】 2001年 奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了。博士(工学)。通信事業者にてオンラインサービスの企画・開発に従事し、2013年10月より現職。実証的ソフトウェア工学の研究に従事。独立行政法人 情報処理推進機構の「つながる世界の品質指針検討ワーキング・グループ」をはじめ3つのワーキング・グループの主査を務める。ソフトウェア品質シンポジウム2012~2022委員長。日本、ドイツの車両メーカーや車載ソフトウェア開発会社に勤める社会人博士の学位取得の支援や審査に従事。2021年より自動運転ソフトウェア開発企業株式会社ティアフォーで技術顧問を務める。 |
<成果発表 Gr.1>
発表テーマ | 腹落ちさせる品質保証施策 ~組織が持続的に成長するために~ |
発表者 | 松本 道春 氏(株式会社日立ソリューションズ) |
概要 | ソフトウェアを開発する組織が、持続的に成長するためには、品質保証への取り組みは不可欠です。 |
<成果発表 Gr.2>
発表テーマ | 自動化による品質の可視化 |
発表者 | 桂 智之 氏(BIPROGY株式会社) |
概要 | QA部門ではプロジェクトのQCDデータ等を元に、品質保証活動を実施しています。 |
<成果発表 Gr.3>
発表テーマ | ドキュメント品質を上げるための効果的なレビュー |
発表者 | 石原 和彦 氏(東芝デジタルソリューションズ株式会社) |
概要 | ウォーターフォール型開発におけるレビューでは長年培われてきた観点や実施体制など、システム実現をいかに効率的に実施できるかについて常に最適化が行われてきました。
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<成果発表 Gr.4>
発表テーマ | これからのQAのありかた |
発表者 | 纐纈 伸子 氏(日本電気株式会社) |
概要 | ITシステムは、サーバやストレージを中心としたレガシーシステムからDX(Digital transformation)技術を活用したシステムに軸足を移してきています。その変化に合わせ、品質保証部に求められている役割も変化してきています。 |
<成果発表 Gr.5>
発表テーマ | 顧客提供価値の品質評価 |
発表者 | 村岡 伸彦 氏(楽天モバイル) |
概要 | デジタル化の領域拡大と技術革新によって、ソフトウェア品質の経営へのインパクトは増大しています。品質保証の専門性をもつ人材への期待も変化しています。事業が顧客へ提供する価値が妥当かどうか品質評価を行い、そこから得た知見を利用して、継続的に価値を進化させるループの構築が、プランニングやマネジメントの場面で必要になっています。 |
<成果発表 Gr.6>
発表テーマ | DX時代のQA人財の育成~QAの仕事をアンラーニングするヒント~ |
発表者 | 宮城 幸生 氏(トッパン・フォームズ株式会社) |
概要 | 本発表のテーマはアンラーニング(学びほぐし)。 |
参加資格 |
・ソフトウェア品質を担当する部門の部門長で「GIVE&TAKE」の精神で、オープンマインドで積極的に発言できる方・ソフトウェア品質を担当する部門の部門長
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参加費 | 無料 |
活動期間 |
2021年10月~2022年9月(予定) |
開催日 |
第1回:10月6日(水)18:00~21:00(予定)(第13期キックオフ)
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開催場所 | 日本科学技術連盟 東高円寺ビル (東京都杉並区高円寺南 1-2-1) ※集合形式での実施が難しい場合は、オンライン(Zoom)開催。 |
募集人数 |
- |
募集期間 | 申込受付は終了いたしました。 |
申込方法 | 申込受付は終了いたしました。 |
※ 原則として第一水曜日に実施予定です。
会 合 | 開催日 | 実施内容 |
第1回 | 2021/10/6(水) | キックオフ、自己紹介、課題共有 |
第2回 | 2021/11/5(金)~6(土) | 合宿(活動テーマ選定、事例紹介) |
第3回 | 2021/12/8(水) | 講演+テーマ別討論 |
第4回 | 2022/1/12(水) | 講演+テーマ別討論 |
第5回 | 2022/2/2(水) | 講演+テーマ別討論 |
第6回 | 2022/3/2(水) | 第1回交流会+テーマ別討論 |
第7回 | 2022/4/6(水) | 第2回交流会+テーマ別討論 |
第8回 | 2022/5/11(水) | 講演+テーマ別討論 |
第9回 | 2022/6/1(水) | 中間発表会 |
第10回 | 2022/7/6(水) | テーマ別討論 |
第11回 | 2022年/7/25(月)(予定) | 成果発表会 |
- | グループ個別で日程調整 | テーマ別討論 |
第12回 | 9月中旬 | SQiPシンポジウム2022 |
第1回 | 10/5(水) | 振り返り&キックオフ |
※本資料は各社の品質保証部長の知恵と経験を結集して、ソフトウェア品質保証の仕組みを効果的に運用するために、経験に基づいた悩み解決の勘所を、煩悩に引っ掛け108件を抽出し「ソフトウェア品質保証の肝」として整理しております。
※本資料はPPT形式で公開しています。 理由は、ダウンロードした方々が、本資料をご自身の組織に適切な形でカスタマイズして組織内で利用いただくことで、本当の意味で各組織に役に立つ”肝”が完成すると考えるからです。
※本シートは、第12期ソフトウェア品質保証部長の会 グループ2の活動テーマである、
「品質保証を腹落ちさせる施策の導出~全ては、プロジェクトが目的を達成するための健全なプロジェクト推進のために~」
の成果物の一つです。PMの気質を判断し、品質向上に向けた一助としてご活用ください。
※本シートをそのままご活用いただいたり、事業内容や開発の実態に合せてカスタマイズしてご利用いただいたりできるように、excel形式で公開しています。
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。
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