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ソフトウェア品質管理研究会
参加者・派遣者のアンケート結果

本アンケート調査は、第37年度(2021年度)にご参加いただいた研究員と派遣者である上司の皆様を対象に、ソフトウェア品質管理研究会(以下、SQiP研究会)の「1年間の活動」を通じ、研究員のみなさまがどれほどの知識・技術を持ち帰り、現在、業務に活かしていただいているのか、ご参加いただいたことによる「成果」を把握し、本活動をより一層、学びの多い、充実したものとするために実施いたしました。実施期間は2023年1月~3月、研究員26名、派遣決定者10名からご回答いただき、SQiP研究会に関して、感じたことやご要望などもお聞かせいただきました。

1:本研究会の内容は現在のご業務に役立っていますか?

研究員の結果

  • とても役に立っている
  • 役に立っている
  • 業務への活用はしていないが、知識としては身についている

派遣決定者の結果

  • とても役に立っている
  • 役に立っている
  • 業務への活用はしていないが、知識としては身についている
研究員の主なご意見・ご感想

2:本研究会の成果について、現在の業務に活かせている場合、どのように活かせていると思いますか?

  • 社内の品質改善について毎月、各部署からのメンバーが集まって取り組んでいます。
  • 社内向けの情報サイト運営に活かしています。
  • ソフトウェア品質についての基礎的な知見が体系的に身に付いており、実際の開発業務においても品質特性等の観点を取り入れた議論をチームでできています。
  • これまでは主にテスト観点レビューを実行して品質を監査してきたが、実装段階でドキュメント化されたものをレビューしているため、どうしても作り込みバグを見逃してしまうことが課題となっていました。開発からの発案で、QAも設計段階から入り込み、事前に要求を満たすのに妥当な設計であるかを考えることで、未然に作り込みバグを防ぐことができるか、現在試行中です。 また、プロジェクトのスケジュールを調整して優先するタスクを変更したりと、プロジェクトマネジメントについても力がついてきたと思います。
  • 研究成果を実際に業務に取り込んでいます。また、社外の知見や情報を伝えています。
  • アジャイル開発の品質管理を行うにあたり、そのポイントや留意すべき点について 研究会で得た知識を活用している。
  • 自社のシステム開発プロジェクトにおいて、研究の中で利用した技術の一部を活用しています。具体的には、上流工程における品質作り込み活動の一環で利用しています。
  • 自身の開発PJにおいてレビューや欠陥のメトリクスをとったことで、工程ごとのプロセスの良し悪しを数値化できました。品質改善を目指していくうえで、はじめにメスを入れるべき場所が見えてきたと思います。
  • ソフトウェア工学の知識を活用し、ソフトウェア開発の子会社へ品質保証活動の推進を行っている。
  • 他社の方たちとの交流があり、自社との違いなどを感じることができました。
  • 講義内容や他社事例の活用・社内への共有を行っております。
  • 1年間の活動の中で、より業務に近い範囲であった複数回の内容について、活用できています。レビュー手法については、現業も日々意識をして取り組んでいます。アジャイル開発については当時、業務において実践できていなかったものの、今年より始めています。体系的に、知識のインプットができたことはよかったと思います。
  • 本研究にて現在の業務活動を整理する機会を得たことです。
  • 研究会で議論した内容を、日常業務(プロジェクト審査のチェック観点等)に活用しております。また、過去の研究論文を業務上の施策立案のヒント(ネタだし)として活用しており、大変有効活用させていただいております。
  • 世の中のスタンダードを教えていただけたので、それらを持ち帰ってメンバーと共有し、チーム全体で知識を高められています。
  • 自身が所属しているプロジェクト推進部署における活動や各プロジェクト支援、プロジェクトレビュー、事業部内での情報共有会 等で活用できています。
  • 直接的な業務に関わっていませんが、本研究会を軸に関係部署とディスカッションを継続的に実施している結果、関係部署への意欲向上に繋がり新たな取り組みを実行させることができています。

3:本研究会に関して、ご感想やお考え、ご要望などがございましたら、ぜひお聞かせください。

  • 非常に有意義でした。アジャイル開発、クラウドアプリケーション開発など、近年の開発スタイルとソフトウェア品質のあり方といったテーマに興味があります。
  • 他社の研究員との意見交換により、新たな気づきを得た部分がありました。過去事例を引き合いに提示してアドバイスいただけたり、全く異なる視点からのアプローチだったりと、とても有意義なコースだと思いました。
  • ソフトウェア品質管理に関する様々な情報(セミナー、シンポジウム、研究会等)を発信いただき、誠にありがとうございます。今後、扱っていただきたいテーマとしまして、「DX」に関するテーマ(うまく進めるコツ、成功事例 等)、チーム生産性・品質向上に関するテーマなどを期待します。
  • 演習コース・研究コースそれぞれに得難い知見や経験が得られるので、とても良い機会、場だと感じております。
派遣決定者の主なご意見・ご感想

2:本研究会の成果について、部下の方が現在の業務に活かせている場合、どのように活かせていると思いますか?

  • 社内のテスト品質改善対し積極的に活動を行っています。
  • QAとしての経験が浅いため、全般的な知識に不足している部分がありました。また、ディスカッションを苦手としていたようですが、社外の方と交流ができ、前よりは少しディスカッションできるようになり、成長を感じました。
  • 研究会参加当時は、私共の担当ではまだ実施できていなかったアジャイル開発について、講義・演習を交えて習熟できたことが、その後のアジャイル開発導入に役立ちました。
  • ソフトウェア関連の業務は初めてのため、まず、その領域の言葉や流れをつかんでもらうべく参加させていただきました。1年経過し、知識も増え余り不自由なく会話ができるようになったので、今後はさらに経験を積み深堀りしていければと考えています。
  • 演習を通してソフトウェア工学の考え方を学んだことで、開発現場の活動が見えるようになっています。同じ目線に立って見られるようになりました。
  • 要件定義からテストまで、一通りの業務で学んだことを活用しております。
  • 部下はSEPGとして全社の標準化活動に携わっているが、研究会で学んできたことや、他の企業の方の活動事例などを語るようになり、標準化の上での検討の幅が広がっていると思います。
  • 本人はSEPGとして全社の標準化を担っているメンバーとなりますので、ソフトウェア品質保証全般に対する知識の再整理の位置づけ、および社外コネクションの位置づけで参加させていただきました。社内の標準化検討や今後の構想立案に際して、研究会で学んできたことを踏まえて発言するようになり、自信がついたのではないかと感じております。
  • 研究会で得た基礎知識に伴い、業務上の検討や意思決定の質が向上したと感じております。また、アカデミックな観点で、新たな課題が発生した場合の先行研究の確認など、勘と経験を脱した検討ができるようになった。

3:部下を派遣するにあたって、どのように成長してほしいという期待に対して、結果はいかがでしたか?

  • ソフトウェア品質特性についてどのように実務に展開するか スキルが習得できたと思います。
  • レビューの考え方、レビューの観点など、自社の文化に囚われず、視野が広がったこと、他社の方々とのコミュニケーションによって大きな学びがあったと報告を受けています。 スキル・経験に加えて、視野も広がり、部下の成長に大いに繋がりました。ありがとうございました。
  • 色々な業界、業種の方とのディスカッションを通して考え方が広がったと感じており、期待よりも大きな結果を得ております。
  • 体系的な知識を身に付けて開発業務に取り組むことを期待しておりました。その結果、期待通りの成果を上げられていると感じています。
  • まずはソフトウェア工学全般に知識を得る、ということに関しては期待通りの成果だったと思います。発表も担当し、当社のプレゼンテーション力の向上にも寄与したと思います。社内での標準化検討においても引き出しが増えた印象です。
  • なかなか現場との接点もなく標準化を進めている中で、自信が持てない部分も感じていたようですが、カリキュラムや、他社の方々の活動など意見交換させていただくことで、少しずつ知識の再整理や自信に繋がりつつあるのではないかと感じます。
  • スキル獲得だけでなく、組織の垣根を超えた(コンフォートゾーンの外に出た)学びを通じて、切磋琢磨する姿勢、自らキャリアを構築する力の向上を図ってほしいという期待がありましたが、その効果もあったと考えています。
  • 研究会で得た基礎知識に伴い、業務上の検討や意思決定の質が向上したと感じています。 また、アカデミックな観点で、新たな課題が発生した場合の先行研究の確認など、勘と経験を脱した検討ができるようになりました。
  • 引き続き本活動成果を社内のソフトウェア品質改善に活用したいと考えています。
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