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ソフトウェア品質管理研究会
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第39年度(2023年度)
ソフトウェア品質管理研究会
運営小委員会委員長
小池 利和
ヤマハ株式会社
品質保証部 グローバル品質戦略G

ソフトウェア品質技術の領域を拡大し実践する一年

ソフトウェア品質技術の実践にあたり、人材育成が重要なことはいうまでもありません。しかし、ソフトウェアはインターネットや社会環境など変革の速い領域ですから、各企業で独自に教育コースを設け、適切なOJTを実施することが、非常に困難となっています。

ソフトウェア品質管理研究会が目指す人材育成とは、単なる技術習得に留まりません。職場の課題解決のために品質技術をうまく応用して、粘り強く適用し、最終的に品質向上などの成果に結びつけることのできる人材の育成を進めてきました。

課題解決ができる人材に不可欠な能力として、技術はもちろんですが、様々な状況に対応できる応用力、現場の反対を説得しながら施策を推進する人間力も備わっている必要があります。そのような能力醸成のために、1年という期間をかけて、経験豊富な指導陣の技術に対する姿勢や実践体験を共有しながら、教科書では得ることができないリアルな技術を獲得してもらいます。更に、研究員同士で議論を交わしながら論文執筆といった試練を乗り越える経験により、一皮むけた人材に生まれ変わってほしいというのが我々の願いです。

しかしながら、一足飛びにそのような人材を育成することは困難です。そこで、当研究会ではニーズに応じて、研究コース、演習コース、基礎コースといったレベルに合わせた各種コースを用意してきました。そして、2017年度には更に実践コースを新設しました。まさに上記に掲げた我々の願いをダイレクトに具現化するためのコースです。各コースの目的や内容の違いについては、「分科会概要」の説明部分を参照してください。

設立から39年目となる伝統のある研究会で、近年も多くの研究員にご参加いただいておりますが、そこに満足せず常に進化し続けます。2020年度からはコロナ禍の中でも中止することなくオンラインで活動しております。上述の通り単なる研修ではない本研究会の性格上、オンラインでは難しいのではないかという懸念もありましたが、様々なケアや工夫でやり切りました。

逆にオンラインのメリットも実感しました。指導や議論のためのミーティングが手軽に実施できるためアジャイルに研究活動を進めることが可能で、研究スタイルに進化を与えてくれるものと期待しています。今後コロナ禍が終わったとしてもオンラインと対面の良さをそれぞれ活かしながら活動していく形を模索していきます。

第39年度(2023度)パンフレット
 
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SQiPは、ソフトウェア品質管理技術・施策の調査・研究・教育を通じて、実践的・実証的な
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