ソフトウェア品質知識体系ガイド ―SQuBOK® Guide― の詳細についてはこちら
第2版発行から6年。この間に、ソフトウェアのライフサイクル、利用環境、果たす役割は大きく変化しました。
ソフトウェア品質に対する普遍的な考え方や知識を再整理しつつ、変化する社会課題を解決するために必要となる知識を加えた第3版が完成しました。主な更新内容は次の通りです。
【主な更新内容】
(1) |
「専門的なソフトウェア品質の概念と技術」カテゴリの新設 ユーザビリティ、セーフティ、セキュリティ、プライバシー |
(2) |
「ソフトウェア品質の応用領域」カテゴリの新設 人工知能、IoTシステムにおける品質、アジャイル開発とDevOpsにおける品質、クラウドサービスにおける品質、オープンソースソフトウェア利活用における品質 |
(3) |
国際規格の改訂への対応と従来の知識の整理 ソフトウェア品質規格ISO/IEC 25000シリーズ(SQuaRE)、プロセスアセスメント規格ISO/IEC 33kシリーズ、情報セキュリティ規格ISO/IEC 27000シリーズやIEC61508、ISO26262などのセーフティ関連規格など、181件の国際規格を参照 |
(4) |
1章、2章、3章の見直し ソフトウェア品質の概念(解説)の更新、ソフトウェア品質のマネジメントや技術に関するトピックの整理 |
第2版からさらにソフトウェア品質技術の最新技術動向を追加し、バージョンアップいたしましたので、ソフトウェア品質問題にぶつかった時の解決書として、ぜひご活用ください。
【SQuBOK策定部会(第3版)(50音順)*所属は委嘱した当時】
■Area Editorチーム(監修チーム)*☆印を除く所属は委嘱した当時のものである
リーダー | 飯泉 紀子 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ |
サブリーダー | 誉田 直美 | 株式会社イデソン(元日本電気株式会社)☆ |
メンバー | 鷲﨑 弘宜 | 早稲田大学 |
小島 嘉津江 | 富士通株式会社 | |
辰巳 敬三 | 元 富士通株式会社 | |
手塚 聡子 | 株式会社日立製作所 |
■策定部会
リーダー | 飯泉 紀子 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ |
サブリーダー | 誉田 直美 | 株式会社イデソン(元日本電気株式会社)☆ |
鷲﨑 弘宜 | 早稲田大学 | |
メンバー | 安達 賢二 | 株式会社HBA |
池田 暁 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | |
石川 冬樹 | 国立情報学研究所 | |
伊原 彰紀 | 和歌山大学 | |
梅田 浩貴 | 宇宙航空研究開発機構 | |
鱗原 晴彦 | 株式会社U'eyes Design、特定非営利活動法人人間中心設計推進機構 | |
角口 勝隆 | 株式会社日立ソリューションズ | |
金子 浩之 | みずほ情報総研株式会社 | |
金子 朋子 | 情報セキュリティ大学院大学 ※本書第1刷では記載から漏れておりましたが、第2刷で掲載いたします。 |
|
菊池 慎司 | 株式会社富士通研究所 | |
艸薙 匠 | 株式会社東芝 | |
栗田 太郎 | ソニー株式会社 | |
小池 利和 | ヤマハ株式会社 | |
小井土 亨 | 株式会社OSK | |
小島 嘉津江 | 富士通株式会社 | |
佐藤 陽春 | 株式会社日立インフォメーションアカデミー | |
椎木 孝斉 | 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター | |
杉崎 眞弘 | SUGIシステムエンジニアリング | |
鈴木 一裕 | 株式会社日立製作所 | |
関口 敦二 | 株式会社富士通研究所 | |
竹之内 隆夫 | 日本電気株式会社 | |
辰巳 敬三 | 元 富士通株式会社 | |
田淵 秀之 | みずほ情報総研株式会社 | |
鄭 顕志 | 国立情報学研究所 | |
手塚 聡子 | 株式会社日立製作所 | |
長久 勝 | 国立情報学研究所 | |
中森 博晃 | パナソニック スマートファクトリーソリューションズ株式会社 | |
西尾 桂子 | パナソニック株式会社 | |
野中 誠 | 東洋大学 | |
樋野 美香 | 株式会社日立ソリューションズ | |
福寄 雅洋 | 株式会社富士通研究所 | |
細目 紀子 | 東芝情報システム株式会社 | |
孫福 和彦 | 株式会社日立ソリューションズ | |
町田 欣史 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ | |
松崎 和賢 | 中央大学 | |
宗藤 誠治 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 | |
森田 純恵 | 株式会社富士通ゼネラル | |
吉岡 信和 | 国立情報学研究所 |
【SQuBOKガイド第3版執筆原稿β版のレビューアとしてコメントをお寄せくださった有識者の方々(50音順)*所属は依頼した当時のものである】
秋山 浩一 | 富士ゼロックス株式会社 |
飯塚 悦功 | 東京大学名誉教授 |
岡崎 靖子 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
小笠原 秀人 | 千葉工業大学 |
小川 秀人 | 株式会社日立製作所 |
梯 雅人 | 株式会社日立製作所 |
兼子 毅 | 東京都市大学 |
艸薙 匠 | 株式会社東芝 |
込山 俊博 | 日本電気株式会社 |
榊原 彰 | 日本マイクロソフト株式会社 |
佐藤 孝司 | 京都情報大学院大学 |
辰巳 敬三 | 元富士通株式会社 |
徳本 晋 | 株式会社富士通研究所 |
中島 毅 | 芝浦工業大学 |
野中 誠 | 東洋大学 |
森本 千佳子 | 東京工科大学 |
渡辺 喜道 | 山梨大学 |
【SQuBOK策定部会からの依頼により部分的にレビューを引き受けていただいた有識者の方 *所属は依頼した当時のものである】
森崎 修司 | 名古屋大学 |
【SQuBOKガイド第3版の調査に基づく SQuBOK Review 研究チームの方々(50音順)*☆印を除く所属は依頼した当時のものである】
秋山 浩一 | 富士ゼロックス株式会社 |
安達 賢二 | 株式会社HBA |
飯泉 紀子 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ |
伊藤 裕子 | 株式会社東芝 |
大場 みち子 | 公立はこだて未来大学 |
小笠原 秀人 | 千葉工業大学 |
沖汐 大志 | 日本ユニシス株式会社 |
艸薙 匠 | 株式会社東芝 |
小島 嘉津江 | 富士通株式会社 |
古畑 慶次 | 株式会社デンソー |
辰巳 敬三 | 元富士通株式会社 |
服部 克己 | 日本ユニシス株式会社 |
藤原 良一 | 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 |
誉田 直美 | 株式会社イデソン(元日本電気株式会社)☆ |
森田 純恵 | 株式会社富士通ゼネラル |
鷲崎 弘宜 | 早稲田大学 |
ソフトウェア品質知識体系ガイド(第3版)
-SQuBOK Guide V3-(紙版)
紙版の購入・詳細はこちらから(オーム社のサイトにリンクします)
電子版の購入はこちら
2007年11月に第1版が発行され、2014年11月に第2版が発行されました。第2版から6年が経過し、ソフトウェアを取り巻く環境は大きく変化しました。これを踏まえ、これまで構成されていたソフトウェア品質の概念(解説)の更新、ソフトウェア品質のマネジメントや技術に関するトピックの内容について見直しをし、ユーザビリティ、セーフティ、セキュリティ、プライバシーなどといった「専門的なソフトウェア品質の概念と技術」カテゴリを新設しました。そして、さらには、AI、IoT、クラウドなどの「ソフトウェア品質の応用領域」カテゴリを新設しました。それとともに、国際規格の改訂への対応と従来の知識を整理しました。
その発行記念イベントとして、SQuBOKV3の策定に関わっていただいたメンバーから、2つの講演とパネルディスカッションを実施しました。
講演では、今回の更新内容とその背景、知識体系の変遷状況、SQuBOKの全体像を解説し、規格との対応づけやSQuBOKを取り巻く技術・環境の変遷についても説明をしました。
また、パネルディスカッションでは、各分野で活躍している専門家を交えて、AI、IoT、アジャイル、セーフティ、セキュリティ、プライバシーという切り口で、これまでの品質のマネジメントや技術について、そして、現在、また将来における品質のあり方などを熱く議論いただきました。
公開資料とともに、ご覧ください。
日程 | 2020年12月10日(木)15:00~17:00 |
開催方式 | Zoomによりオンライン配信 |
参加費 |
無料
|
対象者 | ソフトウェア品質に関心を持つすべての方々 |
時間 | 内容(講演者敬称略) |
15:00~15:05 | Opening挨拶 日科技連 |
15:05~15:20 |
講演1 「SQuBOKv3の更新内容」 監修チームリーダー 飯泉 紀子(日立ハイテク) |
15:20~15:35 |
講演2 「SQuBOKの変遷」 Area Editor 辰巳 敬三(元富士通) |
15:35~15:40 | 休憩 |
15:40~16:50 |
パネルディスカッション 「ソフトウェア品質のニューノーマルを探る <モデレータ> <パネリスト> セーフティ・セキュリティの立場から AIの立場から プライバシー関係(IoT含む)の立場から 【概要】 アジャイル・IoT・AIが当たり前のこれからのソフトウェアにおいて、これまでのソフトウェア品質の考え方やマネジメント、技術の何が通用し、何が通用しないのでしょうか? |
16:50~17:00 | Closing 挨拶 |
※ プログラム・内容につきましては、若干変更する場合もございますので予めご了承ください。
SQuBOK®策定部会では、現在「ソフトウェア品質知識体系ガイド」第3版の発行に向けて、策定作業を進めており、この度「β版」が完成いたしました。
ここに、β版の「カテゴリ」「知識領域(Knowledge Area:KA)」「副知識領域(Sub-Knowledge Area:S-KA)」の樹形図を公表するとともに、β版に関して、広く皆様からご意見をお伺いし、正式版作成の参考とさせていただきたく、下記の要領で、パブリックコメントを募集いたします。ご意見をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
※ お寄せいただいたコメントに対する個別の回答、電話・口頭によるコメントの受付は行っておりません。
● 申込方法(受付を終了しました)
● 原稿閲覧方法
※ 2月上旬頃より原稿送付開始を予定。
※ 原稿は、本パブリックコメントにおける参照用のみにおいて使用し、他への流用は決してしないようにお願い申し上げます。
● コメント提出方法(β版原稿送付日~2020年2月28日(金)まで)
【申込・送付先、問い合わせ先】
一般財団法人日本科学技術連盟 SQuBOK担当
E-Mail:squbok_query@juse.or.jp
今後の予定
SQuBOK® 第3版発行までは、次のステップを予定しております。
個人情報の取扱いについて
パブリックコメント提出の際に氏名、所属、連絡先等の個人情報を収集します。
これらの情報は、パブリックコメントの審議、対応についてのご連絡以外には使用することはありません。
御意見中に、個人に関する情報であって特定の個人を識別し得る記述がある場合及び法人等の財産権等を侵害する恐れがある場合には、当該箇所を伏せさせていただきます。
登録商標について
本書に記載されている会社名・団体名・製品名は各社の商標もしくは登録商標です。
SQuBOK® は一般財団法人日本科学技術連盟の登録商標です。
SQuBOK® はSQuBOK® 策定部会の著作物であり、SQuBOK® にかかる著作権、その他の権利は一般財団法人日本科学技術連盟および各権利者に帰属します。
本文は「著作権法」によって保護されている著作物です。無断で転載・複製を禁じます。
2007年に初版を発刊してから12年、ソフトウェアの利用環境や果たす役割は進化し、そのライフサイクルは大きく変わりました。このような変化を受け、2020年秋にSQuBOK V3を発行すべく執筆活動を進めています。その全体概要と構成について、ご紹介します。
「ソフトウェア品質シンポジウム2019」講演資料
ソフトウェア品質 知識体系ガイド- SQuBOK Guide V3 –全体概要、構成について
・飯泉 紀子 氏(㈱日立ハイテクノロジーズ)
SQuBOK v3にみる不確実なDX時代の確実な品質技術に向けて
- AI&機械学習、アジャイル&DevOps&オープンソース開発を中心に -
・鷲崎 弘宜 氏(早稲田大学)
SQuBOKに関する情報や案内の受取を希望される方はこちらからメールニュースの配信登録をお願いします。
※ SQuBOK® は、日科技連による登録商標です。
2007年11月に第1版が発行された後、長年にわたる改訂作業の末、2014年11月28日に第2版が発行されました。
この間のソフトウェアを取り巻く環境の変化を踏まえ、(1) 開発技術の追加、(2) 安全、安心への対応、(3) 新たな国際規格改訂への対応について、改訂を行い、ソフトウェア品質に関する日本の暗黙知を形式知化し、必要なテーマを整理・体系化してきたSQuBOKをさらに有効なガイドとしてバージョンアップいたしました。
この第2版の発行を記念して、講演会を開催いたしました。
これまでSQuBOK® ガイドを策定してきたメンバーが、今回の改訂内容を読み解き、そして、本ガイドが目指すべき方向性をよりわかりやすくお伝えし、パネルディスカッションでは、パネリストに各分野で活躍している専門家を交えて、それぞれの立場からソフトウェア品質における我が国の国際競争力を維持するために今やるべきこと/やらざるべきことをテーマに熱く議論いただきました。
また、大阪会場ではオンラインライブ中継にて実施いたしました。
日程 | 2015年2月9日(月) 13:00~17:10 |
会場 | 東京・日科技連・本部ビル(東京都新宿区西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル4F) 大阪・中央電気倶楽部(大阪市北区堂島浜 2-1-25 中央電気倶楽部ビル内) オンラインライブ中継 |
参加費 |
5,400円[会員/一般](税込)
|
対象者 | ソフトウェア品質に関心を持つすべての方々 |
定員 | 東京140名、大阪32名の方にご参加いただき、大盛況でした! |
時間 | 内容(講演者敬称略) |
13:00~13:05 | Opening挨拶1 日科技連 |
13:05~13:10 | Opening挨拶2 SQiP運営委員会委員長 野中 誠(東洋大学 経営学部 経営学科 教授) |
13:10~13:40 |
講演1 「SQuBOK V2 発行によせて」 ・野中 誠(東洋大学 経営学部 経営学科 教授) |
13:40~14:10 |
講演2 「SQuBOK V2 の改訂内容」 ・誉田 直美(日本電気(株) ソフトウェア生産革新本部 主席品質保証主幹) |
14:10~14:20 | 休憩 |
15:20~15:30 |
講演3 「SQuBOK V2設計開発領域について」 ・鷲崎 弘宜(早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科 准教授) |
14:10~14:20 | 休憩 |
15:30~17:00 |
パネルディスカッション 「ソフトウェア品質技術の今後について」 ・誉田 直美(日本電気(株)) アジャイルの立場から ・川口 恭伸(楽天(株)) テスト自動化技術の立場から ・松木 晋祐((株)ACCESS) |
17:00~17:10 |
Closing挨拶 SQuBOK策定部会 サブリーダー 辰巳 敬三(富士通(株)) |
※ プログラム・内容につきましては、若干変更する場合もございますので予めご了承ください。
長年にわたる改訂作業もようやく完了し、いよいよ満を持して、11月28日に第2版が発行されました。第1版発行から、7年の歳月が流れました。この間のソフトウェアを取り巻く環境の変化を踏まえ、主に以下の改訂を行いました。
(1) |
開発技術の追加 要求分析、設計、実装、モデル化の技法、形式手法などの開発技術を品質の視点から解説 |
(2) |
安全、安心への対応 使用性、セーフティ、セキュリティなど専門的品質特性のソフトウェア品質技術を追加し、安全、安心、そして快適な社会を求める世の中の動きを反映 |
(3) |
新たな国際規格改訂への対応 ISO/IEC25000シリーズ(SQuaRE)やIEC61508、ISO26262などのセーフティ関連規格をはじめ、185件の国際規格を参照 |
第1版からさらにソフトウェア品質技術の最新技術動向をコンパクトに整理し、バージョンアップいたしましたので、ソフトウェア品質問題にぶつかった時の解決書として、ぜひご活用ください。
ソフトウェア品質知識体系ガイド(第2版)
-SQuBOK Guide V2-(紙版)
紙版の購入・詳細はこちらから(オーム社のサイトにリンクします)
電子版の購入はこちら(Googleブックスのサイトへリンクします)
パブリックコメント募集期間:2014年5月13日~23日
SQuBOK策定部会では、現在、ソフトウェア品質知識体系ガイド第2版の発行に向けて、作業を進めておりますが、この度β版まで完成いたしました。
β版のカテゴリ、知識領域、副知識領域についての樹形図をここに公表するとともに、β版に関するコメントの募集をおこないます。寄せられたコメントは、正式版の作成にあたり、参考とさせていただきます。
要領は以下の通りです。
皆さまからのコメントをお待ちしております。
○ お申込みは締切ました。
今後の予定
SQuBOK® 第2版正式版までは,次のステップを予定しております。
個人情報の取扱いについて
パブリックコメント提出の際に氏名、所属、連絡先等の個人情報を収集します。
これらの情報は、パブリックコメントの審議、対応についてのご連絡以外には使用することはありません。
御意見中に、個人に関する情報であって特定の個人を識別し得る記述がある場合及び法人等の財産権等を侵害する恐れがある場合には、当該箇所を伏せさせていただきます。
登録商標について
本書に記載されている会社名・団体名・製品名は各社の商標もしくは登録商標です。
SQuBOK® は一般財団法人日本科学技術連盟の登録商標です。
SQuBOK® はSQuBOK® 策定部会の著作物であり、SQuBOK® にかかる著作権、その他の権利は一般財団法人日本科学技術連盟および各権利者に帰属します。
本文は「著作権法」によって保護されている著作物です。無断で転載・複製を禁じます。
2011年8月 中国・清華大学出版社から『SQuBOK® Guide 中国語版』が発行されました。
中国語の正式名は、『軟件質量知識体系 -指南』(ISBN 978-7-302-25240-1、定価39元)です。
SQuBOK® とは、わが国のソフトウェア品質界が蓄積してきた有用な「知識」の構造的可視化をめざし、公表されている国内の良い事例も含め、できる限り網羅した知識体系です。
また、カテゴリ、知識領域ごとに樹形図として描くことにより、総覧的にソフトウェア品質体系を把握することができる有益なものですが、中国語版が発行されたことは国際的なソフトウェア品質向上を考えた上で大変意義深いものであります。
日本語版、中国語版の両方が存在することになりましたので、
例えば、
など、大いにご活用いただければと思います。
詳細は書籍の詳細ページをご覧ください。
この度、SQuBOK策定部会では、SQuBOK® ガイドのアメンドメントを公開いたしました。
今回の改訂(アメンドメント)では、第1版では対応できなかったパブリックコメントへの対応、参考としている文献や論文を最新に更新いたしました。
SQuBOK® ガイド第1版と併せてご利用いただくことで、最新の知識を得られるものと思います。
平成20年10月吉日 SQuBOK策定部会
SQuBOK® Guide, Guide to the Software Quality Body of Knowledge Concise Version (648Kbyte)
SQuBOK Project Team*2 compiled the Version 1 of the SQuBOK Guide as a Japan's original BOK guide and published its Japanese version from Ohmsha Ltd. (Tokyo, Japan) in November 2007 to fulfill the following objectives.
SQuBOK Project Team provides you, herewith, the abridged translation of the SQuBOK Guide to investigate the feasibility of its English publication to support the software quality activities worldwide. Upon reading through the guide, we appreciate your feedback in the questionnaire on the last page. Please return your valuable comments by e-mail or by fax. Queries on the SQuBOK Guide are also welcome.
Thank you.
このたび、財団法人 日本科学技術連盟(本部:東京都渋谷区、会長:御手洗冨士夫、理事長:浜中 順一、以下日科技連)と社団法人 日本品質管理学会(本部:東京都渋谷区、会長:圓川 隆夫、以下品質管理学会)は、『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK® ガイド -』第1版を発行いたします。
昨今、私たちの社会生活や日常生活の中には様々な製品にソフトウェアが組み込まれ、膨大なインフラが整備されるなど、今やソフトウェアが生活の礎となりつつあると言っても過言ではありません。
しかしながら、それと同時に個人データ漏洩などのセキュリティに関する問題や誤った利用によるシステム事故などソフトウェア品質に関わる問題なども起こっております。 このような急速な生活環境の変化に伴い、消費者にとって安心・安全に使用できるソフトウェアが求められております。
また、もう一つの急速な環境の変化としてオフショア開発があります。中国をはじめベトナムやインドなどにおけるオフショア開発の広がりと共にアジア各国は急速な成長を遂げております。そこで、世界における日本の国際競争力強化のために今一度国内を見直し、足下を固め、来るべき将来に向けて備えなくてはなりません。
従来の日本のソフトウェア産業における各企業での品質保証活動は業界内において共通の形式知化・体系化がなされていないのが現状です。このような現状を鑑み、2005年春に日科技連SQiP(Software Quality Profession)ステアリング委員会(委員長:飯塚悦功(東京大学))において、新時代に適したソフトウェア品質学の知識体系の構築の議論がされました。そして、知識体系へのアクセス手段としてSQuBOK® ガイド(Guide to the Software Quality Body of Knowledge:「スクボック」と読む)の策定を明示的な目標として掲げ、予備的な検討を行いました。これに基づき、同年9月にSQuBOK® ガイドを作成するためのSQuBOK® 策定部会を組織いたしました。また、2006年2月には品質管理学会のソフトウェア部会の下にSQuBOK® 研究委員会も発足して、日科技連と品質管理学会の合同の形でSQuBOK® 策定活動を進めてきました。
そしてこのたび、2005年から約2年半の活動を経て、『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK® ガイド -』第1版(オーム社)を2007年11月29日に発行する運びとなりました。
『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK®ガイド -』第1版発行記者会見
1. 日時 : 2007年12月10日(月)11:30~12:00
2. 会場 : 財団法人 日本科学技術連盟 千駄ヶ谷(本部)ビル1号館2階B室
※ 本記者会見はすでに終了しております
SQuBOK® とは、わが国のソフトウェア品質界が蓄積してきた有用な「知識」の構造的可視化をめざし、公表されている国内の良い事例も含め、できる限り網羅した知識体系です。
また、カテゴリ、知識領域ごとに樹形図として描くことにより、総覧的にソフトウェア品質体系を把握することができます。
国内で蓄積された知識だけにとどまらず、国際規格や国際的なプラクティスなども含めてまとめた知識体系で、日本発のものです。
SQuBOK® は現在までに次の版を策定しています。
1. SQuBOK® の特徴
SQuBOK® は、ソフトウェア品質担当者の育成に役立つソフトウェア品質に関する日本の暗黙知の形式知化、ソフトウェア品質に関する最新テーマの整理・体系化によるソフトウェア品質技術の認知度向上やソフトウェア品質プロセスの確立をめざす組織の支援となることを目指す。
SQuBOK® を活用することにより、各企業・団体等のソフトウェア品質の価値向上の一助となることを目指す。
2. SQuBOK® の今後の展望
SQuBOK® をソフトウェア品質における人材育成のフレームワークのベースとして、セミナーをはじめ、各教育等の活動を通して、ソフトウェア産業界における品質改善の推進を目指します。
SQuBOK® を広く普及することにより、ソフトウェア産業界の品質レベルの向上、ひいては社会の安心・安全へ貢献したいと考えます。
3. エンドースメント(07/12/10現在)
本ガイドの発行に先立ち、各分野から本ガイドに対し、多数のご推薦を頂戴しました。
組込みソフトウェアは、我が国のもの作りにおける重要性を増してきています。
今後、その重要性を増加させていくことも間違いないことでしょう。我が国の製造業が培ってきた国際競争力を引き続き維持し、リーダーシップを発揮するために最重要な課題の一つが、組込みソフトウェアの品質確保であることは申すまでもありません。
組込みソフトウェア業界をリードしなければならない当協会にとって、ソフトウェア産業界における品質の物差しとでもいうべきSQuBOKの公開はまさに時宜を得たものであり、大歓迎するところです。更に良いものとするよう、当協会も連携して取り組むことを検討していく所存です。
社団法人 組込みシステム技術協会
技術本部長 澤田 勉
産業競争力、国民生活ならびに社会基盤の視点から今ほどソフトウェアの品質の重要性が高まっている時期はありません。こうしたときにソフトウェア品質に関する知識体系がまとめられることはまことに時宜にかなったことといえます。そして、それがわが国の事例と研究を基盤とした日本発の文書であることに胸が熱くなるのを覚えます。本書をまとめられた方々の労をねぎらうとともに、この知識体系が多方面で活用されることを切望いたします。 独立行政法人 情報処理推進機構
ソフトウェア・エンジニアリング・センター
所長 鶴保 征城
SQuBOKガイドで示されているソフトウェア品質の体系は、弊社のソフトウェア開発および管理の方法論を整理する上でも有効活用できると考えています。 今後、SQuBOKをより洗練させていくことで、ソフトウェア業界全体としての品質向上に繋がると期待しておりますので、弊社も引き続き貢献していきたいと考えております。
株式会社NTTデータ
常務執行役員
基盤システム事業本部長
兼 技術開発本部長
技術統括担当“CTO”
山田 伸一
ソフトウェアが重要な社会基盤を担う今日、ソフトウェア品質に関する技術全般に対し客観的・網羅的な知識ベースを付与するSQuBOKガイドを策定することは非常に重要かつ好ましいことです。SQuBOKガイドが、業界のソフトウェア品質レベル向上に貢献することを大いに期待しております。
日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 開発製造担当
坂上好功
ユビキタスネットワーク社会においては「いつでも・誰でも・どこでも」ネットワークを介して情報を快適にアクセスできる安全かつ安心な社会インフラが必要です。そのためには、ネットワークに接続される様々な情報端末機器の組み込みソフトウェアを含む高信頼なソフトウェア設計開発技術がもとめられております。最近の情報システムの障害事例の原因をみても想定外の状況におけるソフトウェアの不具合に起因するものもあり、ソフトウェアの品質の確保は益々重要になっております。
平成18年度から展開されております第3期科学技術基本計画においても、産学官連携によって実践を通じて産み出された様々なソフトウェアエンジニアリングに関する知識を体系化及び普及・展開することによってソフトウェアに対するユーザの満足度の向上を目指しています。同時に、そのための世界最高水準のソフトウェア技術者の人材育成が目標として示されています。 この度、公開されるSQuBOKガイドに示されているソフトウェア品質知識体系が、ソフトウェアに従事するすべての技術者・管理者に対して、品質を確保するための基盤知識として提供され、我が国の情報処理技術の更なる発展に貢献することを期待しております。
日本電気株式会社 代表取締役会長
社団法人 情報処理学会会長
佐々木 元
社会インフラとも言える大規模システムで深刻な障害が多発している昨今、SQuBOKガイドが広く活用されることで、ソフトウェア製品の品質向上に寄与できると期待します。
また、弊社が長年培ってきたソフトウェア品質保証・管理ノウハウを維持・改善するためのベースとして、SQuBOKガイドが活用できると考えます。
株式会社日立製作所
情報・通信グループ品質保証本部長
小谷 正幸
今やあらゆるものにソフトウェアが組み込まれており、ソフトウェアの品質は社会の安心・安全の最重要要因となっています。このような状況において、産学の関係者が力を合わせてSQuBOKガイドとして知識体系化されたことは非常に意義深いものと考えます。今後、更にシステムトータルな品質向上のための知識体系に発展することを期待しております。
富士通株式会社
品質保証本部長
常務理事 小林 信博
日科技連および品質管理学会に関する詳細な情報は、下記Webサイトを通じて入手できます。
※ SQuBOK® は、日科技連による登録商標です。
※ その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
○ 終了いたしました。
『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK® Guide -』第1版発行記念講演会(12月10日)を開催させていただき、多くの方にご参加いただきました。そこで、今回は大阪にて講演会を開催いたします。
SQuBOK® ガイド(Guide to the Software Quality Body of Knowledge:スクボック)は、ソフトウェア品質の概念、マネジメント、技法の知識体系へのガイドとして策定されました。広く普及したPMBOKガイドとSWEBOKガイドが欧米主導で策定されたのに対して、SQuBOK® ガイドは日本で(財)日本科学技術連盟SQiP委員会と(社)日本品質管理学会ソフトウェア部会による合同部会(SQuBOK® 策定部会)で策定されたものです。
策定にあたっては、ソフトウェア品質担当者の育成に役立つようにソフトウェア品質に関する日本の暗黙知を形式知化し、さらにソフトウェア品質に関する最新テーマを整理・体系化することによって、ソフトウェア品質技術の知識体系への有効なガイドとすることを目指しました。「国内の開発・運用の現場で活用できることを第一の目的としており、日本発、国内初のソフトウェア品質体系ガイドとして利用価値は高い」(リーダ:岡崎靖子氏(日本アイ・ビー・エム株式会社))ものと期待されています。
(敬称略)
日程 | 2008年2月9日(土) 15:30~17:30 |
会場 | 関西大学 エクステンションリードセンター 天六キャンパス 405講義室 |
参加費 |
6,300円
|
対象者 | ソフトウェア品質に関心を持つすべての方々 |
時間 | 内容 |
15:30~15:35 |
ご挨拶 ・財団法人 日本科学技術連盟 |
15:35~16:20 |
ソフトウェア品質知識体系(SQuBOK)ガイドご紹介 ・辰巳 敬三(富士通株式会社) |
16:20~17:30 |
SQuBOK ガイド活用について ・西 康晴(電気通信大学) |
去る12月10日に『ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK® Guide -』第1版発行記念講演会を下記のとおり開催いたしました。
去る2007年12月10日、『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK® Guide -』第1版の発行を記念して、ソフトウェア品質に関わるすべての方々を対象に記念講演会を開催いたしました。
SQuBOK® ガイド(Guide to the Software Quality Body of Knowledge:スクボック)は、ソフトウェア品質の概念、マネジメント、技法の知識体系へのガイドとして策定されました。広く普及したPMBOKガイドとSWEBOKガイドが欧米主導で策定されたのに対して、SQuBOK® ガイドは日本で策定されたものです。2005年4月に(財)日本科学技術連盟SPC(現:SQiP)ステアリング委員会において予備的検討を始め、同年9月より(社)日本品質管理学会ソフトウェア部会との合同部会の形で岡崎靖子氏(日本アイ・ビー・エム)をリーダとするSQuBOK®策定部会を組織して、本格的な活動を開始しました。2006年4月に α 版を作成・公表し、本年9月に β 版を公開してパブリックコメントの募集を行い、11月29日に第1版がオーム社から出版されました(定価3,675円)。
策定にあたっては、ソフトウェア品質担当者の育成に役立つようにソフトウェア品質に関する日本の暗黙知を形式知化し、さらにソフトウェア品質に関する最新テーマを整理・体系化することによって、ソフトウェア品質技術の知識体系への有効なガイドとすることを目指しました。ソフトウェア品質界が蓄積してきた多くの知見の構造的可視化をめざし、公表されている国内の良い事例も含め、現在入手可能な日本語文献を中心に原書も含めて十分に吟味した上で網羅しています。PMBOKガイドやSWEBOKガイドなどの知識体系ガイドは研究者が中心となって策定したのに対して、SQuBOK® ガイドは実務担当者が中心となって策定したものであり、「国内の開発・運用の現場で活用できることを第一の目的としており、日本発、国内初のソフトウェア品質体系として利用価値は高い」(岡崎リーダ)ものと期待されています。 本年9月にはソフトウェア品質の国際会議として権威あるCONQUEST2007(ドイツ、ポツダム市)においてSQuBOK® ガイドを発行し、続いて10月にはICSQ2007(米国、デンバー市)でも発行しました。中国におきまして11月にCSPIN主催のCSSPI2007(中国、北京)開催時にSQuBOK® ガイドを紹介し、加えてCSPINとの協力関係のもと、中国におけるSQuBOK® ガイド中国語版の発行およびセミナーの開催を検討中です。このように、SQuBOK® ガイドは海外でも急速に認知されつつあります。
(敬称略)
日程 | 2007年12月10日(月) 13:00~17:40 |
会場 | 日科技連・千駄ヶ谷ビル 1号館3階講堂 |
参加費 |
5,250円
|
対象者 | ソフトウェア品質に関心を持つすべての方々 |
時間 | 内容 |
13:00~13:05 |
Opening ・大川 鉄太郎(SQuBOK® 策定部会 日本ユニシス株式会社) |
13:05~13:10 |
挨拶 ・浜中順一((財)日本科学技術連盟理事長) |
13:10~13:15 |
挨拶 ・兼子 毅((社)日本品質管理学会ソフトウェア部会長) |
13:15~14:15 |
基調講演『ひと中心ソフトウェア品質マネジメント』 ・飯塚悦功(東京大学) |
14:15~15:00 |
『SQuBOKプロジェクトとSQuBOKガイド第1版概説』 ・岡崎 靖子(SQuBOK® 策定部会長 日本アイ・ビー・エム株式会社) |
15:00~15:15 | 休憩 |
15:15~15:35 |
『ソフトウェア関連知識体系の紹介と比較』 ・西 康晴(電気通信大学) |
15:35~15:55 |
『SQuBOKガイドで測る日本の実力 ~日本のソフトウェア品質技術力がSQuBOKガイドで分かる!?~』 ・辰巳敬三(富士通株式会社) |
15:55~16:05 | 休憩 |
16:05~17:35 |
パネルディスカッション ソフトウェア品質における我が国の国際競争力を維持するために今やるべきこと/やらざるべきこと <モデレータ> ・大西建児(株式会社豆蔵)→ SQuBOK® ガイド更新を担う立場 <パネリスト> ・岡崎 靖子(SQuBOK® 策定部会長 日本アイ・ビー・エム株式会社) ・廣田和也(経済産業省)(官の立場) ・保田勝通(つくば国際大学)(学の立場) ・杉村領一(エスティーモ株式会社)(産の立場) |
17:35~17:40 |
Closing ・岡崎 靖子(SQuBOK® 策定部会長 日本アイ・ビー・エム株式会社) |
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