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ソフトウェア品質保証プロフェッショナルの会(旧ソフトウェア品質保証部長の会)
第10期レポート
第10期 成果発表会

「ソフトウェア品質保証部長の会」からのメッセージ ~現役、品質保証部長が語る熱き想い~
 

近年、ソフトウェア品質保証部門の担う役割は多様化し、品質保証部門長の持つ悩みも大きく、複雑になってきました。
そこでSQiPではこの現状を鑑み、ソフトウェア品質保証部門の長による「ソフトウェア品質保証部長の会」を結成し、有識者による講演やグループディスカッションを通して、品質保証戦略の立案や組織体制の構築、品質保証業務の改善、効果的な品質保証活動の事例の作成、開発現場への普及推進、これからの品質保証の在り方などについて議論を深めてまいりました。

7月22日(月)に開催しました本成果発表会では、延べ120名以上の方々にご参加いただきました。
基調講演として、青山学院大学 社会情報学部 学部特任教授の居駒 幹夫 氏、株式会社日立製作所 システム&サービスビジネス統轄本部 制御プラットフォーム品質保証本部 本部長の梯 雅人 氏に、2018年10月に出版された「ソフトウェア品質保証の基本:時代の変化に対応する品質保証のあり方・考え方」を軸に、現在、多くの品質保証組織が直面している「開発方法の多様化」「ライフサイクルの長期化」「新ビジネス、新技術への対応」といった課題への取り組みや方法論等、幅広い内容をご講演いただきました。

今期は本成果発表会に引き続き、1年間の集大成として9月に開催される「ソフトウェア品質シンポジウム2019」で、最後の発表を行います。成果発表会に参加いただけなかった方は、是非、この機会にご参加ください。


成果発表会の様子
 
ご講演いただいた居駒 幹夫 氏、梯 雅人 氏
開催概要
日時 2019年7月22日(月)13:00~17:15
会場 日本科学技術連盟 東高円寺ビル 地下1階講堂
プログラム・発表資料
時間 内容
13:00〜13:10

主催者挨拶

茂田 宏和 (一般財団法人日本科学技術連盟 品質経営研修センター 次長)

13:10〜13:20

ソフトウェア品質保証部長の会 活動の紹介

孫福 和彦 氏(株式会社日立ソリューションズ/本会企画委員会委員)

活動紹介資料

13:20~14:20

基調講演

ソフトウェア品質保証の基本: 時代の変化に対応する品質保証のあり方・考え方

居駒 幹夫 氏(青山学院大学 社会情報学部 学部特任教授)

梯 雅人 氏(株式会社日立製作所/本会企画委員会委員)

14:20〜14:30

休憩

14:30〜14:55

成果発表1

お客様と一緒に未来の品質を創る ~そのためにQAが果たす役割~

村岡 伸彦 氏(サイオス株式会社)

発表資料

14:55〜15:20

成果発表2

進化論・組織論 ~QMMi(品質保証能力成熟度モデルの構築)~ PartⅣ
QMMi:Quality assurance capability Maturity Model Integration

山室 光雄 氏(株式会社JALインフォテック)

発表資料

QMMiマップ

15:20〜15:45

成果発表3

プロセス中心型品質保証部門の品質保証の質向上

脇坂 健 氏(富士通株式会社)

発表資料

15:45~15:55

休憩

15:55〜16:20

成果発表4

AIシステムの品質保証

佐藤 孝司 氏(日本電気株式会社)

発表資料

16:20〜16:45

成果発表5

QA部門とアジャイル
~アジャイルな開発アプローチに品質管理を適用したいQA部門の悩み~

神崎 和洋 氏(SCSK株式会社)

発表資料

16:45〜17:10

成果発表6

アジャイルな高品質力人財を活かす組織のパラダイム「D.Island」

小松澤 敦 氏(株式会社日立ドキュメントソリューションズ)

発表資料

17:10〜17:15

終了の挨拶

足立 久美 氏(株式会社デンソー/本会企画委員会委員)

講演のご紹介
講演タイトル ソフトウェア品質保証の基本:時代の変化に対応する品質保証のあり方・考え方
アジェンダ
  1. ソフトウェア品質保証の今日的な課題
  2. ソフトウェア品質保証の原則
  3. ソフトウェア開発の品質保証(ウォーターフォールとアジャイル)
  4. フィールド品質保証とソフトウェアサポート
  5. 組織的なソフトウェア品質マネジメント
概要 時代に左右されないソフトウェア品質保証の原則を説明し、現在多くの品質保証組織が直面している「開発方法の多様化」「ライフサイクルの長期化」「新ビジネス、新技術への対応」といった課題に対して、日立製作所が実践してきた手法、ノウハウを体系的に説明します。 「アジャイル開発ではどのように品質を作り込むのか」「顧客でトラブルが起きてしまったときにどのように対応するのか」「組織としてどのように知識を蓄積していくのか」などソフトウェアの品質にかかわる方々への一助になれば幸いです。
講演者紹介

居駒 幹夫 氏
(青山学院大学 社会情報学部 学部特任教授)


【経歴】

  • 1980年 株式会社日立製作所に入社。
    ソフトウェア向上、ソフトウェア事業部なので大規模ソフトウェア製品の品質保証、ソフトウェア生産技術、業務プロセス改革、グローバルソフトウェア開発環境構築などを担当。
  • 2018年 青山学院大学で任用、現在に至る。

【主な著書】
  • ソフトウェア品質保証の基本:時代の変化に対応する品質保証のあり方・考え方(梯 雅人、居駒 幹夫、日科技連出版社、2018)
  • ソフトウェア開発入門:シミュレーションソフト設計理論からプロジェクト管理まで(佐藤 文俊、加藤 千幸、東京大学出版会、共著)
  • ソフトウェア開発実践:科学技術シミュレーションソフトの設計(佐藤 文俊、加藤 千幸、東京大学出版会、共著)

【その他】
 博士(情報学)
 情報処理学会
  • 情報システムと社会環境研究会運営委員会幹事
  • 情報システム教育委員会委員
  • 情報処理に関する法的問題研究グループメンバ

 

梯 雅人 氏
(株式会社日立製作所 システム&サービスビジネス統括本部
 制御プラットフォーム品質保証本部 本部長)


【経歴】

  • 1986年 株式会社日立製作所に入社。
    オペレーティングシステムやミドルウェア等のソフトウェア製品の品質保証を担当。製品事業部の立場で、金融系や公共系の基幹システムの各種開発プロジェクト対応や、社内で顧客環境を模擬した統合検査等を推進。2013年から海外での共同開発プロジェクトでの品質の作り込みや製品サポート対応を実施。2017年より、社会インフラ系の制御プラットフォーム製品の品質保証を担当。

【主な著書】
  • ソフトウェア品質保証の基本:時代の変化に対応する品質保証のあり方・考え方(梯 雅人、居駒 幹夫、日科技連出版社、2018)

 

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