「ソフトウェア品質保証部長の会」からのメッセージ ~現役、品質保証部長が語る熱き想い~
近年、ソフトウェア品質保証部門の担う役割は多様化し、品質保証部門長の持つ悩みも大きく複雑になってきました。
そこでSQiPではこの現状を鑑み、ソフトウェア品質保証部門の長による「品質保証部長の会」を結成し、製品分野や組織の形態、人数規模など様々に異なる現場から、悩みや課題、取り組みを持ち寄り議論を深めてきました。
8月1日(月)に開催されました本成果発表会は、延べ100名以上の方々にご参加いただき、内容の濃い発表会となりました。
また、1年間の集大成として9月に開催される「ソフトウェア品質シンポジウム2016」にて第7期最後の発表を行います。成果発表会に参加いただけなかった方は、是非、この機会にご参加ください。
成果発表会の様子 | ご講演いただいた梶本氏 |
日時 | 2016年8月1日(月) 13:00~17:10 |
会場 | 日本科学技術連盟 東高円寺ビル 2階講堂 |
参加費 | 無料 |
定員 | 100名 |
時間 | 内容 |
13:00-13:10 |
開催の挨拶 |
13:10-13:20 |
ソフトウェア品質保証部長の会 活動の紹介 ・孫福 和彦 氏((株)日立ソリューションズ) |
13:20~13:50 |
成果発表1 『品質事故はなぜなくならないのか?』~本質的原因と再発防止策を陥穽(わな)にせまる~ ・榊原 康之氏((株)ニコン) |
13:50-14:20 |
成果発表2 魅力的品質を実現するための品質意識の醸成 ・里富 豊氏(リコーITソリューションズ(株)) |
14:20-14:50 |
成果発表3 『進化論・組織論-品質保証能力成熟度モデルの構築』 ・上符 仁司 氏(ピー・シー・エー(株)) |
14:50-15:00 |
休憩 |
15:00-15:30 |
成果発表4 セキュリティ開発ライフサイクルにおけるQAの役割 ・永田 哲氏(元キヤノン(株)) |
15:30-16:00 |
成果発表5 ITサービス時代の品質保証 ~品質保証のパラダイムシフト~ ・小林 依光氏(KLab(株)) |
16:00-17:00 |
招待講演 IoT時代におけるソフトウェアプロセス管理の光と影 ・梶本 一夫氏(パナソニック(株)) |
17:00-17:10 | 終了の挨拶 ・大場 みち子氏(公立はこだて未来大学) |
講演タイトル | IoT時代におけるソフトウェアプロセス管理の光と影 |
概要 | (1) IoT時代の技術、ビジネスの動向(住宅、自動車、B2B (2) 日本病 ‐要素技術、細部へのこだわりで最先端の日本が、 なぜIT化では欧米中韓に完膚なきまでに負け続けるのか‐ (3) プロセス管理視点での振り返り IT分野において、クラウド・IoT・ビッグデータ・AIと多くの流行語が生まれ、技術開発、サービス化 の競争が激しくなっている。 日本は個々の要素技術では最先端を走るが、ビジネスにおいてはIT化が絡むと、欧米中韓に負け続けてしまう。 日本人特有の風土起因の課題を探り、処方箋をまとめるとともに、その視点でソフトウェアの日本流プロセス管理の功罪について述べる。 |
講演者紹介 |
梶本 一夫(かじもとかずお)氏
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成果発表1 |
『品質事故はなぜなくならないのか?」』 ・榊原 康之 氏((株)ニコン) 企業活動の現場では、品質低下に起因する事故や問題が後を絶ちません。この状況に対し、原因分析、再発防止策の検討/策定/実施、さらにこれらを形式知として集積し、教育といった形で活用するなどの品質活動がなされています。しかし、類似原因の品質事故を解消するまでに至っていないのが現実です。なぜ、同様の品質事故はなくならないのでしょうか?
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成果発表2 |
魅力的品質を実現するための品質意識の醸成 ・里富 豊 氏(リコーITソリューションズ(株)) ソフトウェアを開発する各社では、過去に発生した品質問題の再発防止の為に、品質に関するルールを新たに作成したり変更したり、ツールを活用する等の改善活動を行っていると思います。しかし、それを使う人たちが意図した目的を理解していないと、負担だけを感じてしまい、決めたルールをしっかり守らずに次工程に進めたり、テスト不足のまま 製品出荷してしまうケースが稀にあるのではないでしょうか。
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成果発表3 |
『進化論・組織論-品質保証能力成熟度モデルの構築』 ・上符 仁司 氏(ピー・シー・エー(株)) 品質保証の組織・人財はどのように進化すべきなのでしょうか?
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成果発表4 |
セキュリティ開発ライフサイクルにおけるQAの役割 ・永田 哲 氏(元キヤノン(株)) 年ソフトウェアセキュリティ事故が多発していますが、ソフトウェア製品ないしサービスの提供者として、セキュリティを担保できるプロセスや体制を確立できている組織は残念ながら多くはないのが現状のようです。 |
成果発表5 |
ITサービス時代の品質保証 ~品質保証のパラダイムシフト~ ・小林 依光 氏(Klab(株)) ビジネス上の課題を解決したり業務効率化を推進する目的から、ITの活用がビジネス戦略や事業創造にまで活用できる“サービス”としても提供される時代になってきています。
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