2013年11月29日 100名を超える参加者のもと盛会に開催!
「ソフトウェア品質保証部長の会」第4期からのメッセージ
~現役、品質保証部長が語る熱き想い~
近年、ソフトウェア品質保証部門の担う役割は多様化し、品質保証部門長の持つ悩みも大きく複雑になってきました。
そこでSQiPではこの現状を鑑み、ソフトウェア品質保証部門の長による「品質保証部長の会」(以下、部長の会と記す)を結成し、製品分野や組織の形態、人数規模など様々に異なる現場から、悩みや課題、取り組みを持ち寄り、議論を深めてきました。
2009年11月に結成されたこの会も、今期で4年目となりました。
今年は継続して参加されている方々と、新規に参加された方々とグループを分け、より一歩踏み込んだ議論と新しいテーマでの二本立てで議論を進めてきました。
本成果発表会は、1年間活動してきたその活動報告を、内輪だけで共有するのではなく、ソフトウェア業界全体の品質向上を目指し、外部に向けて発信する場として毎年開催しています。
今年は、去る2013年11月29日に開催。月末であるにも関わらず、100名以上の参加者が会場である日科技連・東高円寺ビルに集まりました。
SQiP運営委員会委員長の野中誠先生(東洋大学)の開催の挨拶でスタート。
SQiPとは、「ソフトウェア品質を良くしたい」という思いを共有する人が集まるオープンなコミュニティであり、「品質にしっかりと取り組めば、組織は賢く、強く、幸せになれる」という思いで活動をしています。
部長の会もそのようなコミュニティの一つであり、まさに品質の中核を担う品質保証部長である皆さんのますますの活躍に期待しますと挨拶がありました。
引き続き、部長の会の企画委員でリーダー的存在である日立ソリューションズ 孫福さんから第4期活動の総括がありました。
第1期:立ち上げ、第2期:充実化、第3期:進化と、部長の会自体も成長しつつあると紹介されました。
4年目となる今期は、「経営視点」をその活動に加え、品質保証部長の枠を超えたもう一つ大きな視点で自分たちの使命や任務を見直したことが、大きな特徴です。
時間 | 内容 | 講演者 |
13:00~13:10 (10分) |
開催の挨拶 |
野中 誠氏 SQiP運営委員会委員長/東洋大学 |
13:10~13:20 (10分) |
ソフトウェア品質保証部長の会 活動の紹介 |
孫福 和彦氏 株式会社日立ソリューションズ |
13:20~14:20 (60分) |
講演 「プロセス品質で決まるシステム開発の満足度」 |
山本 政樹氏 株式会社エル・ティ・エス |
14:20~14:30 (10分) |
休憩 |
|
14:30~15:10 (40分) |
成果発表1 グループ1 「ソフトウェア品質保証の肝PartII |
稲冨 秀人氏 株式会社FAITEC |
15:10~15:20 (10分) |
休憩 |
|
15:20~16:00 (40分) |
成果発表2 グループ3 「超上流からの品質保証」 |
杉野 晴江氏 NECソフト株式会社 |
16:00~16:10 (10分) |
休憩 |
|
16:10~16:50 (40分) |
成果発表3 グループ2 「経営視点からの品質向上を考える |
相馬 正次氏 三菱プレシジョン株式会社 |
16:50~17:00 (10分) |
終了あいさつ |
大島 啓二氏 元 株式会社日立製作所 |
基調講演は、株式会社エル・ティー・エス 業務変革支援事業部長の山本政樹様に「プロセス品質で決まるシステム開発の満足度の決め手」をテーマにお話しいただきました。
QCDの各項目については年々改善されているにも関わらず、お客様の満足度に大きな変化がありません。2008年度の日経コンピュータに、顧客満足度の高い事業者の7つの秘訣が紹介されていますが、この秘訣を見ると、問われているのは、システム開発の技術力以上に「サービス業」としての姿勢ではないかと思い至ったこと、システム開発もサービス業であるとの観点から、お客様満足度を上げるための様々な視点についてご講演いただきました。
システム開発の品質には、「プロセス品質」と「成果品質」があり、プロセス品質が成果品質に影響を及ぼしています。では、プロセス品質は何で決まるのでしょうか。プロセス品質を「好印象」「正確性」「迅速性」「柔軟性」「共感性」「安心感」の6つの品質要素に分類し、その中でも、システム開発のサービス過程において、「共感性」と「安心感」はとても重要であるとしています。
「共感性」については、担当者とミッションを共有できても、組織のミッションとずれていることがあり、どこまでを自分のお客様としてとらえ、ビジョンを理解し、判断できるかが鍵であると仰っています。
また、「安心感」については、安心感を得られると顧客満足度は高くなる。では実際にどのようにすれば安心感を与えることができるのかなどについて、実際にシステム開発の場合に置き換え、段階的に整理してわかりやすく説明いただきました。
参加者のアンケート結果からも、大変有効なご講演だったことが伺えます。
次は、いよいよメインの成果発表です。以下の3つのテーマで発表がありました。
「品質保証の肝Part II」は、昨年度の研究成果をさらに深掘りした内容で、「肝」が生まれるそのメカニズムの考察から始まりました。
なぜ、悩みが生まれるのか?それは、お客様に対する視点の開発部門と品質部門のずれが、相互の期待の不一致や部分最適と全体最適のサイクルにズレを生み、悩みの原因となっています。これを乗り越えるために「肝」が必要とされること、そして、実際にあった開発と品質部門の対立事例からその対処法である「肝」の紹介がありました。
また、これら「肝」から、品質部門はどうあるべきか、品質部門のスキルとコアコンピタンスについても言及され、成熟度モデルが示されました。
フロアから、「品質データを提出してもらうことに対して、現場から反発はないのか」という質問があり、「早め早めのフィードバックをしたいので、最終的な報告書とした体裁のものを求めるのではなく、今使用しているもの、手元にあるデータでいいから報告してほしい」と根気よく依頼を続け、協力してもらっているとの回答がありました。
次期にPartIIIとして本テーマを続けるかどうかは検討中とありましたが、「品質保証部365日日めくりカレンダー」「品証川柳」「品証カルタ」など、様々なアイデアがあるようなので、是非今後も活動を続けていただき、これらが発表されることを期待します。
続いては、「超上流からの品質保証」の発表です。
プロジェクトの成否は受注時に8割方決まってしまいます。品証としてここに絡んでいくことはできないか。プロアクティブに価値を先取りする品質保証を目指し、「超上流」に着目しています。まず、「超上流」の定義として、システム化の方向性、システム化計画、業務要件、システム要件をその範囲と定めました。
そして、品証部門として実際にどのように絡んでいるのか、その実態を把握するために、品質保証部長へのアンケート調査を実施し、その調査結果と考察の紹介がありました。
最後にこれらの調査結果から、「超上流における品質部門の在り方」として3つの提言で締めくくられました。
発表の最後は、「経営視点からの品質向上を考える」です。
品証の視点だけではなく、ここまで深く経営の視点で品質を考えてみたのは、今期が初めての試みだったと思います。
現在、実際に行っている自分たち品質保証部門の活動を自己評価し、「品質問題を経営者に報告、判断を仰ぐだけでよいのか?」「日々の品質問題への対応だけでよいのか?」との自らへの問いかけから、Qだけでなく、C、Dの向上を含め、広義の品質に取り組んでいかなければならない。全社の生産活動全体を考慮する視点が必要であるとしています。途中、経営戦略会議での「品質向上Project 活動報告」を寸劇で聞かせるなど、凝った演出で、印象に残りました。
最後には、「品質は経営だ。品質なくして企業の存続もなし」というあるメンバーの座右の銘が画面いっぱいに投影されましたが、まさに「品質保証部長の会」のメンバーの意気込みを見た気がします。
これら3件の発表の詳細については、資料がプログラムからダウンロードできます。
興味のある方は是非、アクセスしてみてください。
最後に、部長の会の企画委員である大島啓二さんから、次の挨拶をいただき、第4期の成果発表会も盛会のうちに終了いたしました。
1年をとおして本活動を拝見してきましたが、大変よい活動です。発表も工夫があって、わかりやすく伝えるための努力は素晴らしいと思います。
2年前に企画委員として参画することを野中先生から誘いを受け、それからの関わりですが、わたし自身の勉強にもなっています。
さて、この十数年考えてきたことがあります。人間の知恵、知識は何によって育まれていくのでしょうか(特に仕事の面で)。組織の中で縦のつながりによって育まれるものがありますが、組織を超えての交流で豊かになる「知」もあります。これは、書籍や一人で獲得するものとは違います。ネットワークで広がっていく「知」は特に重要だと感じています。
しかしながら、この「知」は受動的では獲得できません。自ら外に出ていく必要があります。当部長の会は「知」のネットワークを築くのにふさわしい場です。自社内で大変な苦労をされていると思いますが、ひと月に一度集まって議論を戦わせ、異業種交流を行い、「知」の果実を今後も実らせていただくことを期待します。
そして、その知識、知恵を自分の中だけでなく、組織に持ち帰り、種をまいて実を実らせること、フィードバックや横展開をすることで、このネットワークが日本の強みになることを信じています。
なお、部長の会は引き続き第5期がスタートいたします。
ご興味がありましたら、お気軽にSQiP担当までお問い合わせください。(レポート:矢口)
開催日:2013年10月9日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
去る9/11~13に開催いたしました「ソフトウェア品質シンポジウム2013(SQiP2103)」で活動成果を発表。並行して5つのセッションが実施されていたにも関わらず、100名を超える聴講者があり、その関心の高さが伺えました。
シンポジウムで発表いたしました内容をブラッシュアップして、11月29日の活動成果発表会において発表いたします。
今回の部長の会では、その成果発表会に向けて、よりテーマを深掘りするとともに、今期活動の振り返りを各グループで行いました。
以下にグループ討論の内容を紹介します。
シンポジウムでの発表は、リハーサル等の準備万端で臨んだ甲斐あって、わかりやすく、良い発表であったと思っている。
もし、アンケート内容から今後の参考になるような意見があれば確認したいと考えている。
11月の成果発表向けには、特に資料の更新等は不要であろうと判断しているが、発表者が最終チェックしたうえで、リハーサルを行った後に、資料をFIXする。
この1年を振り返ると、グループ1の活動は、わりと順調であった。
その理由は、
などがあげられる。
グループ員には第4期から新規加入したメンバもいるが、皆で一緒にワイワイガヤガヤと検討し、メンバ自身にもフィードバックできたため、この部長の会が有意義であったとお互いに確認できた。
経営層に品質活動への期待などをヒアリングした結果を追記し、また、改善事例2つのうち1つを、発表会参加者に活動内容のイメージが具体的に伝わるように、追加PPTを作ることとした。
当初、魅力的品質や、品質コストなども活動も話題にあがっていたが、経営視点で品質を考えるスコープの整理がうまくできないまま討議されてきており、議論の深堀ができておらず消化不良気味であったと反省。
本テーマは中長期のテーマであり、来年も経営視点の議論はしていくべきであることを確認した。
各自分担してアンケートデータを分析しSQiP 2013の資料を作成したので、資料作成の意図を作成者に確認し、データから読み取れる超上流の品質保証について議論をした。
その議論の内容も11月の発表では、お伝えする。
1年の活動を通じて、後半は対面でグループディスカッションをする時間が多くとれなかったのが残念であった。
今回の会合では、グループ4の今期の活動について次のとおり意見交換を行い、今後に向けての総括を行った。
今期検討にあげた題材について、見解をまとめるには時間が足りなかったという思いが出されている。
品質保証部長(および相当)の立場からの見識をまとめるには、それぞれの属するドメインの違いと今回の検討メンバ数の関係で、共通で考えるには扱ったテーマの範囲が広すぎること、題材が抽象的であり具象化するには時間が必要であったこと、実践的な成果が出しづらいことが課題としてあげられた。
シンポジウムで発表することができ、間もなく今期の活動を終了することになるが、今回扱ったテーマは一般的で、すなわちどこにでもある普遍的な悩みであるとメンバでは考えている。
そのため、今期で終了するのではなく、次期以降も継続して検討・研究・考察を行い、次は効果に結びつく成果を出せればと考え、活動の総括とする。
次回の部長の会は、今期活動の総まとめ「成果発表会」です。
メンバ以外の方も聴講できます(参加費無料)。
11月初めには、参加募集のご案内をSQiPのメルマガ、本HPを通じて行います。
開催日:2013年8月7日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
今回は、各グループの今までの成果を「ソフトウェア品質シンポジウム2013(SQiP2013)」で発表するということもあり、グループ討論のみを行いました。
以下にグループ討論の内容を紹介します。
SQiPシンポジウムに向けて通しの発表練習を行った。
発表は、ほぼ規定時間内に収まり問題なし。
また、資料の図や文章表現について、若干の修正を行った。
発表資料は、ほぼこれでFIXとなり、8/21に最終の練習を行って資料提出の予定。
発表資料の目次は以下のとおり。
SQiP2013での発表内容について、資料をもとに確認した。
折角の機会なので、経営視点から見た品質の部分で、前回の品質保証部長の会で西先生に講演いただいた「ソフトハウスの品質戦略」の内容そのものも追加することして、構成を見直しすることとした。
また、最後の締めの部分は、グループ2の発表のまとめだけでなく、品質保証部長の会の発表の最後として、日本の品質保証を良くしていこうといった内容も付け加える。
「超上流の品質保証」のアンケートを8/13(火)締切で品質保証部長の会の皆様にお願いした。
SQiP2013の発表に向け、プレゼン資料の構成と作成担当、アンケートデータ分析のスケジュールについて、メンバ間で認識を合わせた。
今期の研究テーマ「ソフトウェア品質保証部のミッションとは」について、今まで出てきた意見の総括を行った。
結論として、品質は人が作るものであることを共通認識とした。
特に、人の育成における開発者と品証との関係を振り返ったところ、開発者自体がレベルアップすることが肝であるという意見に達したが、一方実際の現場では思うよういかず苦労していることが悩みとして共通にあることもわかった。
そのような状態を踏まえて、方針の考え方・実践方法/アイデアについて、集中して議論を深めることで、解決に向けた方向性が見えてきたと考えている。
以上の結果より、発表に際し、首記テーマに沿った提言の実現に向け、内容を整理して臨む。
次回の部長の会は「ソフトウェア品質シンポジウム2013(SQiP2013)」(9/11~13)での発表となります。発表日は9/12です。ご興味のあります方は、是非、同シンポジウムにご参加ください。
ソフトウェア品質シンポジウム2013(SQiP2013)の詳細はこちら
定例の会合は10/9(水)の予定です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
開催日:2013年7月3日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
今回は、講演とテーマ別グループ討論の2部構成で実施しました。
前半の講演は、同部長の会の企画メンバーとしてもご協力いただいている電気通信大学の西先生に「ソフトハウスの品質戦略」というタイトルでご講演いただきました。
現在、部長の会のグループ2では、経営者の視点からみた品質保証をテーマにグループ討議を行っていますが、同グループから、「ソフトウェアの品質戦略とはどのようなものか是非講演を!」との要望に応えて実現したものです。
以下、講演の概要を紹介いたします。
【品質戦略とは何か?】
経営に対して寄与する品質を把握し、デザインし、持続的に経営を良くしていけるようなモデルを構築すること。
【品質とは何か?】
様々な側面から成り立つ複合概念である。
例えば、結果的側面、価値的側面、思考様式的側面、行動様式的側面、内部的技術的側面、組織的側面、人間的側面など。
これら様々な側面の品質コンセプトを自社に併せて複合的にデザインし(品質コンセプトのパッケージング)、モデルを構築することが品質戦略である。
ポイント!
ところで、品質戦略を立て、品質向上のための様々な取組み(アクティビティ)をしているにも関わらず、成果を生み出せていない組織が多い。
【上手くいっている組織と上手くいっていない組織の違いは何か?】
上手くいっている組織は、ポジティブフィードバックが何重にもなっていて、リソースプールができている。またそれを活用して、スパイラルアップができるようなモデルになっている。
つまり、品質アクティビティが相互に強化し、相乗効果をあげ、持続的で無理なく品質、競争力、経営を良くしていけるようなストーリーやモデルを構築していく(これを「品質アクティビティダイナミクスモデリング」と命名)ことこそ品質戦略のポイントである。(日科技連 矢口)
本講演資料は、下記から入手可能です。
引き続き、各テーマにわかれてのグループ討論です。
以下にその内容を紹介します。
SQiPシンポジウムの発表に向けて資料のレビューを中心に行った。
発表内容の構成は以下でほぼFIXとした。
特に、懸案事項であった品質部門と開発部門との成熟モデルと悩みが生じる構造を絵にすることについて議論し、ほぼ固まった。
(付録)
グループ2の経営視点に関する進め方について、講演に引き続き西先生にも加わっていただいて、Q&Aを実施した。
単純に指標化して評価することだけではうまくいかない。
上記も含めて、SQiPシンポジウムの発表ストーリーを練り直すこととした。
超上流プロセスで「価値先取り」品質保証の実態調査の調査項目、調査をお願いする方々、そのスケジュールについての最終確認を行った。
更に、調査結果を踏まえた分析方法の摺合せ、その調査結果から導き出されるであろう品質保証部長の切り口での超上流プロセスの品質保証のヒントについて検討した。
前回までの検討内容を踏まえ、報告内容を「自立した組織の立ち上げ」を中心において、メンバー各社の体験をもとに品質保証部の黎明期における活動内容、課題への対応などの経験をシンポジウムの報告としてまとめることにした。
なお当初予定したアンケートの実施については、今回の内容への反映につながらないため実施を見送ることにした。
次回の部長の会は8/7(水)です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
開催日:2013年6月5日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
第4期の第7回目に当たる今回は、対談とテーマ別グループ討論の2部構成で実施しました。
前半の対談は、東京大学名誉教授の飯塚悦功先生と元日立製作所の大島啓二様のお二人をお招きして、「“モノづくり”における日本の強みとソフトウェア技術者への期待」をテーマに、フロアからの質問に対する回答というスタイルで行いました。
飯塚先生と大島様は同部長の会の企画委員でもあり、本会のことはよくご存じということもあって、途中、途中にフロアからの発言もありつつの、終始ざっくばらんな雰囲気での対談となりました。
視点は次の3つ。事前に部長の会のメンバの方にお伝えして、質問を考えてきていただきました。
(1)最近のソフトウェア技術者の力は・・・
(2)どうしたらよいソフトウェア技術者が育つのか・・・
(3)世界に貢献できる「日本ならではの価値」は・・・
実際に討議できた質問は次の5つです。質問はまだまだあったのですが、残念ながら時間切れとなってしまいました。
「IT技術者とは?」「技術者としての力は退化しているのか?」「ソフトの世界でも徒弟制度は有効か?」「これからの日本の強みは?」
IT、ITの技術を知っている人。しかし、システムを作るときは、知識は必要条件ではない。必要なのは、理解力、記憶力、言語能力、概念を定義して作り上げる技術。目的と手段をつなげられる力である。
必要とされる能力が違ってきた。どのような人間が優秀とされるのか、判断基準が変ってきた。
80年代の日本は西欧に追いつけ追い越せという目標があった。「良いものを安く」に価値があった時代でもあった。しかし、時代が変わり、「価値」そのものの意味も変化してきているので、いわゆる「品質のよさ」だけでは勝てなくなってきている。提供側で考える品質ではなくお客様満足の価値が重要と言うことでもある。
技術者の力が落ちているのではなく、環境や時代の変化で「期待される価値」が変わっているだけであろう。その意味では高度成長時代とは違った難しさがあるのではないか。
OJTでの伝承という意味で徒弟制度は有効である。上手な経験、疑似体験など。大学で学んでも、すぐに使えない。
体系的知識は必要かもしれないが、知識は手段であって、知識だけあっても役に立たない。果たすべき役割と目標を結びつけられるかどうかだろう。ミッションとゴールを認識した上で、親方を見、失敗して、学び、育ち、親方を超えると言うことだろう。
ただ、「今でも良い親方が存在するか」という点については一抹の懸念・疑念があるが。
未定義でも前進できるずうずうしさ。「例の件よろしく」で通じてしまう。
未定義の領域だったら活躍できる。例えば、変更が次々にくるところでは強さを発揮する。
ただし、若い人たちは、未定義でつながる場合の必要条件であるイメージの共有を育てる場を積極的に持たなくなってきている。定義が必要になってきた。
改善は得意だけど、計画は弱い。
では、何をやらないといけないか。守るべきこと、変えるべきことは何か。暗黙知の定義化は必要ではあるが、定義と暗黙知の中間を大事にしてほしい。
最後に、「いつも、いつも、いつも考える。なぜ、どうして、何?と考え続けてほしい。
提供の価値に対する評価が「品質」=顧客価値提供マネジメントであり、経営の大きな柱である。品質保証に関わっている方は自信をもってほしい。」と締めくくられました。
今回ご登壇いただきました飯塚先生の最新刊 「品質管理特別講義 基礎編」の詳細はこちらから
引き続き、各テーマにわかれてのグループ討論です。
以下にその内容を紹介します。
これまで議論してきた内容を整理し、SQiP発表の骨組みを検討し、4つの視点でまとめていくことにした。
品質部門の実施している各種品質活動のデータなどから、経営者や開発部門に報告や提言している内容について、各社の実施内容を収集した。
層別すると、次の4つになる。
上記の 2. 3. に絞って内容を深堀して、まとめていくこととした。
品質部門の存在意義、経営にどれだけ貢献できているか、品質部門の活動の有意性や課題、どう改善していくのかといったことも盛り込んでいきたい。
各メンバーが超上流の品質保証について、品質保証部長の方々に行うアンケート案を作成し、事前に展開した。
それを元に、プロアクティブな品質保証とは、超上流の品質保証の着目点をお伝えできるアンケート項目を何かという議論を行い、アンケート項目等を決定した。
品質の「監理(取り締まる)」から「管理(取り仕切る)」へとレベルアップの問題を検討したなかで、第2期部長の会アウトプット「品質保証プロセス進化論」を参照したところ、第4象限で定義される以前の状態も品証の存在位置としてあるという考えに至った。
その段階を、組織が無い状態から品証の設立・立ち上げの段階と考え、いかにその時期を過ごして今日に至ったかを振返った。
今回、品証の立ち上げから上位の象限に至る過程で品証として何を行ってきたか、どういう問題があり、どのように解決してきたかを経験・知識・情報およびアンケート結果をまとめてガイドとして整理、報告内容としてまとめていく。
次回の部長の会は7/3(水)です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
開催日:2013年5月8日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
第4期の第6回目に当たる今回は、講演とテーマ別グループ討論の2部構成で実施しました。
前半は、「欠陥エンジニアリングの黎明と進化」をテーマにNPO法人ASTERの細川宣啓さんにご講演いただきました。
医学とソフト業界を比較しながら、ソフト業界のバグデータの蓄積がいかに少ないか、テスト技法/レビュー技法といった各種の「技」を勉強することはあっても、病気そのもの、要するに、欠陥やバグそのものを学習する機会、情報共有する機会がないことを指摘。
バグを標本化(抽象化)し、体系化することで、予測、予防ができるのではないか、つまり、欠陥自体を科学する「欠陥エンジニアリング」分野の重要性とその確立過程を説明し、これからの日本市場の新しい技術領域について説明いただきました。
また、その応用分野や今後の進化/発展の方向性についてもNPO法人ASTERの研究活動「Project Fabre(ファーブル:仮称)」の最新動向を交えてご紹介いただきました。
フロアからは、バグを抽象化することで、却って自身の職場への適用が難しくなるのではないか。
具体例でないと参考にならないのではなど、様々な視点からの意見があがり、熱い議論が繰り広げられました。
引き続き、各テーマにわかれてのグループ討論です。
講演のQ&Aが白熱し、かなり時間を押してのスタートでしたが、短い時間の中、集中した討議が行われました。
その内容を紹介します。
品証の悩みの構造解析、現場の生の声、開発と品証の対立など、肝のネタは集まった。
次回に向けて、どのあたりの議論を深めるについて検討を行った。
今回は以下の観点で議論した。
いずれにしても、前年度の肝の事例は浅く広く、きれいすぎた内容だった。
今回は、実際の経験や品質にまつわるどろどろとした生の声は部長の会だからこそ話せるし、それを整理して発表することで意義のあるものにしていきたい。
品質に関する経営的な視点は、企業ビジネスが成功しているかどうかを品質の数値や、PJ実行の状況などから考えることであるが、短期的な事項と中長期的な事項の2つにわけて考える必要がある。
経営者に対して品質部門から報告や提言をしている事項について、短期的な視点か中長期的な視点か、その目的、具体的な報告や提言の内容(なるべく事例を盛り込みたい)、効果と課題についてまとめることにした。
なお、報告や提言内容については、定量化できていれば望ましいが、必ずしも定量化できない項目もあるので、定量化できていなくても、良いこととした。
超上流工程において、品質保証部として何ができるのか?何を行うべきなのか?をテーマにoutputを目指し、議論を進めている。
品質保証部長への超上流へのかかわり方についてのアンケートを実施するが、その項目について検討を行った。
マイナスを減らすには限界がある。マイナスを抑える品質保証部ではなく、プラスを生み出す品質保証部となるには・・・、アンケートから導きしていく。そのためのアンケート設計をより深く検討し、早々に実施する。
品質の「監理(取り締まる)」から「管理(取り仕切る)」へとレベルアップを図るためには、どのようにアプローチしていけば良いかを検討し、組織の品質向上に対する取り組みのレベルアップとそのための品質保証部門の役割についてのガイド作りを目指している。
ガイド作りに当たっては、業種、職種や現状の品質保証プロセスのレベルにより、取り組むべき課題が異なるため、現状の品質保証プロセスの成熟度に即した向上策を検討する。
品質保証プロセスの成熟度については、すでに第2期の部長の会のoutput「品質保証プロセス進化論」により、第1~4象限が明確化されガイドラインはできている。今回は、これを深堀して象限を上げるために、どのように意識向上(成熟度レベルの向上)を図るか、そのために品質保証部門が取り組むべき課題は何かについて検討し、具体的な行動ベースでのガイドを作成する。
ガイド作成に際し、アンケート、ヒヤリングだけではなく、これまでの部長の会でのoutputも活用していきたい。
次回までにoutputのイメージを確定させる。
次回の部長の会は6/5(水)です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
開催日:2013年4月3日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
第4期の第5回目に当たる今回は、講演とグループ討論の2部構成で実施しました。
前半は、「品質コスト分析の実践事例-『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』2.4節をベースに-」をテーマに、昨年の発行以来、各所から好評を博している『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』の執筆者の一人であるヤマハ株式会社の小池利和氏にご講演いただきました。
品質活動に関するコストを「予防」「評価」「内部失敗」「外部失敗」の4つに分類し、その割合や推移を把握することで品質活動の見える化を図った事例を紹介いただきました。
品質活動を金額に換算することはなかなか難しいのですが、品質コストをメトリクスとして活用された事例で大変興味深い内容でした。フロアからも質問や提案があり、大いに盛り上がりました。
引き続き、グループ討論を行いました。その概要を紹介します。
次回に向けてどのあたりの議論を深めるについて検討した。
第3期のPartIでは、各自の経験から失敗、成功事例を集め肝として整理したが、PartIIでは、「品質保証部」組織としての動きという切り口で整理していきたい。
例えば、品証が開発と対立するのはどういうところか。ドメインの違い、品証組織の成熟度による違いなど。
前回に引き続き、品証の立場とは、どうあるべきかについて討論した。
参加者の立場もいろいろなので、議論の方向性をどう整理していくかが現在の課題である。
次回までに、数人で集まって目的や観点など整理していく。
本テーマの目的を
「案件を獲得する」「失敗を防ぐ」に定め、この目的に対し、次の項目についてアンケート調査を行う。
各社比較により、
についてまとめていきたい。
組織・役割・ミッションを副題として議論を進める(副題が大きいので、他のテーマとオーバーラップするところも出てくるが)。
「管理」と「監理」、両方の品証がある。
その違いは品証の属する組織の規模によるところが大きい。「監理」から「管理」へ、一つ上のレベルに上がるためには、「管理」の仕事になっていく必要がある。
どうしたら「管理」の業務に取り組んでいけるか、そのガイドが作れるとよい。
品証をもっているところ、いないところ、品証の規模もまたいろいろである。品証の仕事を定義したとき、誰がお客様か、誰のための活動かをまとめていきたい。
次回の部長の会は、5/8(水)です。
また、終了後には、レポートを掲載させていただきます。
お楽しみに!
開催日:2013年3月6日(水)
第4期も早4回目の開催となりました。
前回は合宿スタイルで開催、メンバー間の懇親も深まり、今回からはいよいよ希望テーマに分かれてグループ討論の開始です。
テーマ(仮題)は次の4つです。
今回は、各グループでテーマの意識合わせをするという大事な段階なので、2時間かけてじっくりとグループ討論を行いました。
各グループの討論概要をご紹介します。
以下、討論内容を抜粋して紹介します。
新規組は2つのグループに分かれて討論しました。
昨年(第3期)の同テーマの深掘りである。
今回は肝を、
を考えながら、検討を進める。
また、肝の見せ方を含めて整理の仕方を工夫したい。前回は、結果のみを簡潔に表しすぎたので、結果に至る過程も含めてまとめていきたい。肝はそのまま適用できるではなく、各職場にカスタマイズして活用することが肝要であること、活用の仕方がわかるようなものとしていきたい。
まずは、自分たち(品証)の立ち位置、ポジションを明らかにする。
品証中心に考えた場合のBSC(Balanced Score Card)を考える。
期待に対してどのようなベネフィットが提供できるか。
第3者からどのようなことを言ってもらいたいか。
→「ありがとう」と言ってもらいたい。
品証は、誰をお客様とし、何を提供できるのか。情報ノウハウの伝達を考えながら、関係を整理していく。
4月中に「超上流」について、BaBOKを参考にして定義し、そこに品証としてどのように絡んでいくかをまとめていく。
そのための手段として、アンケートをとる。
今までの検討過程で出たSubject/ Topicに関して、各人が好きなものを選ぶ形で割振り、アンケート項目のたたき台を作成する。
Subject/ Topic
品証部の存在意義とは?から始め、品証部の現状について検討した。
以上の検討の結果、次の目的を設定し、進めていくことにした。
世間にある多くのソフトハウスで品質保証に興味はあるが、組織がない、あっても悩みがある人にヒントを提供したい。
最後に、それぞれのグループからどのような討論を行ったか、発表いただきましたが、発表を聞いたメンバーから、「アンケートをとるグループが多いが、アンケートだけでなく、インタビューをするという方法もある」という提案がありました。
発表を聞くだけでなく、フロアから質問や提案があるのは、グループを超えた交流も出てきたという意味で、部長の会の第4期が大きく動き出したと実感しました。
次回の部長の会は4/3(水)です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
1泊2日の合宿を実施
夜遅くまで、時間がたつのも忘れ、どこまでも熱く品質について語りあかしました!
開催日:2013年2月8日(金)~9日(土)
会 場:四季の湯温泉 ヘリテージリゾート
第3回目となる今回は、昨年度の反省を踏まえ、早期にメンバーの意思疎通を高め、討論テーマを絞り込むことを目的に、早々に1泊2日の合宿で実施しました。
多忙を極めるメンバーの皆様ですが、スケジュールを調整いただき、総勢26名での開催となりました。
外は快晴ながら、「赤城おろし」の強風が吹き荒れる大変寒い2日間でしたが、会場内は活発な意見交換、討論が尽きることなく続き、夜遅くまで会場の明かりが消えることはありませんでした。
1日目前半は、部長の会メンバーによる2件の事例発表を行いました。後半は3つのグループにわかれて、今期討論したいテーマを選出し、5つのテーマに絞り込みました。
2日目は、1日目に絞り込んだテーマに分かれてグループ討論を行いました。
日程 | 時間 | 内容 |
2/8(金) | 13:00~13:10 | 合宿全体スケジュールの説明と事務連絡 |
13:10~15:00 |
事例発表1
「業務管理のベースラインとしてプロジェクト計画書を活かす」 事例発表2
「失敗プロジェクト事例から見る問題の本質」 |
|
15:00~15:15 | 休憩 | |
15:15~18:00 | グループ討論(1) テーマの選出 | |
18:00~20:00 | 夕食 | |
20:00~22:00 | グループ討論(2) テーマに分かれて討論 | |
2/9(土) | 9:00~12:00 | グループ討論(3) テーマに分かれて討論 |
「業務管理のベースラインとしてプロジェクト計画書を活かす」
株式会社構造計画研究所 川田葉子さん
以前は紙の書類として運用していたプロジェクト計画書をWeb化したことで、情報の共有の改善やプロジェクト状況の分析を様々な形で活用できるようになった事例を紹介いただきました。
「失敗プロジェクト事例から見る問題の本質」
株式会社菱化システム 渡邉範夫さん
実際に起こったトラブルをもとに、ソフトウェア品質問題の本質について提議いただきました。
今期から参加されたメンバーと継続参加のメンバーに分かれ、今期のテーマを決めるためのグループ討論を行いました。
検討の結果、次の5つがテーマとして挙がりました。
1日目の終了時、各グループでどのような討議が行われたのか発表がありましたが、その際の白熱した次の議論が印象に残っています。
品質保証で儲けるのか? 品質保証は儲かるのか?
目的なのか? 結果なのか? 手段なのか?
品質保証の価値はお金なのか? お金ではない、何か他の評価尺度があるのでは!
2日目は、昨日あがったテーマのうち、希望するテーマで集まり、グループ討論を行いました。今回は3つのテーマ「品質保証の肝」「経営視点」「超上流/実践技術」での討論となりました。
~悩みの先に見えてくる品証部門のあり方~
上記のそれぞれについて、
次回からいよいよテーマごとに具体的に討論が始まります。この討論の内容もお伝えしてく予定です。
開催日:2013年1月16日(水)
2009年11月から始まった「ソフトウェア品質保証部長の会」は、今期が第4期目となります。
成果発表会や「ソフトウェア品質シンポジウム」の発表などでその存在は徐々に広まり、昨年12月4日に開催いたしました第3期成果発表会は120名を超える聴講者がありました。本会に対する期待の高さが伺えます。
4年目を迎える今回は、従来の品質保証部長の悩みや業務改善を中心としたテーマから、経営的視点で品質保証を企業活動の中にどのように取り組んでいくべきか、品質が組織力の向上にどのように貢献するのかを認識してもらうには、など非常に大きなテーマに取り組んでいこうとしています。もちろん、今までの活動テーマのより一層の深掘りも予定しています。
第3期の成果発表会に引き続き、同日(12月4日)にキックオフした第4期は、実質今回が1回目の会合です。
部長の会は原則として毎月第一水曜日に開催。講演とグループ討論の2部構成となっています。
今回は、「ソフトウェアへの品質マネジメントアプローチ」というタイトルで、東京大学名誉教授の飯塚悦功先生にご講演いただきました。
冒頭に、ソフトウェアが国力を決める時代となり、ソフトウェアは産業競争力の基盤であると説明されました。日本のソフトウェアは輸入超過だが、だからダメだと考えるのはおかしく、そこに付加価値を生んでいけばよい。その付加価値を創出するために、品質マネジメントがいかに有効か、ソフトウェアへのTQM適用のポイントの紹介とともにご講演いただきました。SQiP活動の本質を真っ向から語っていただき、1年間の活動を始めるに当たり、改めて重要な示唆を与えていただいたお話しでした。
TQMは、切れ味は鈍いが、漢方薬であり、じわじわと効いてくる。品質の考え方は目的志向であり、品質管理をやっていると頭がよくなるなどの言葉が印象に残りました。
引き続き、グループ討論を行いました。
今期は、継続メンバーによる経営的視点を入れたテーマで活動するグループと、主に今期から同会に参加されるメンバーで編成されるグループという大きく2つに分かれて活動していきます。
今回、第1回目となるグループ討論では、各グループ、今後どのようなテーマで活動していきたいかについて、ざっくばらんに語り合いました。
以下、討論内容を抜粋して紹介します。
新規組は2つのグループに分かれて討論しました。
具体的テーマならびに活動方針は、次回2月8日~9日で開催する合宿で検討し、決めていきます。合宿は、毎期1回開催していますが、親睦を深め、深い討論、議論をする場として夜を徹して、毎回大変盛り上がります。
次回はこの合宿の模様をレポートいたします。お楽しみに!
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