開催概要
| 日時 | 2018年7月23日(月)13:00~17:40 |
| 実施形態 | 日本科学技術連盟 東高円寺ビル 地下1階講堂 |
プログラム
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 13:00〜13:10 |
主催者挨拶
茂田 宏和 (一般財団法人日本科学技術連盟 品質経営研修センター 次長)
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| 13:10〜13:20 | |
| 13:20~14:20 |
基調講演 未然防止への品質保証
鈴木 和幸 氏(電気通信大学名誉教授)
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| 14:20〜14:30 | 休憩 |
| 14:30〜14:55 |
成果発表1品質力の伝承 ~QAの経験を開発現場に広めるアイデア ~
周藤 裕和 氏(株式会社ProVision)
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| 14:55〜15:20 |
成果発表2ITサービス時代の品質保証 PartⅢ ~顧客価値向上を実現するためのITサービス開発における品質保証を考える~
佐藤 孝司 氏(日本電気株式会社)
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| 15:20〜15:45 |
成果発表3 ソフトウェア開発における品質意識のモノサシづくり - 活用編 - 広坂 伸太郎 氏(日本システム株式会社)
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| 15:45〜16:10 |
成果発表4進化論・組織論 - 品質保証能力成熟度モデルの構築 - PartⅢ
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| 16:10〜16:20 | 休憩 |
| 16:20〜16:45 |
成果発表5IoT時代の品質保証
内海 俊行 氏(東芝デジタルソリューションズ株式会社)
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| 16:45〜17:10 |
成果発表6セキュリティ品質を考慮したSDLにおけるQAの役割(テスト・評価編)
二川 勇樹 氏(株式会社モバイルインターネットテクノロジー)
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| 17:10〜17:35 |
成果発表7QAの価値向上 - 企業が儲かり、皆がハッピーになれるQA -
成田 泉 氏(株式会社mediba)
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| 17:35〜17:40 |
終了の挨拶
足立 久美 氏(株式会社デンソー/本会企画委員会委員)
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講演のご紹介
未然防止への品質保証
鈴木 和幸 氏(電気通信大学名誉教授)
【経歴】
- 東京工業大学 大学院理工学研究科 博士課程修了、工学博士
- 東海大学講師に着任後、電気通信大学 助教授、教授を経て、現在、電気通信大学大学院 情報学専攻 特任教授、同大学名誉教授。
- 社団法人日本品質管理学会会長(2009年10月~2011年10月)
- 日本信頼性学会会長(2012年6月~2014年6月)
【受賞】
- 2017年:IEEE Reliability Society, Japan Chapter, 信頼性技術功績賞 受賞
- 2014年:デミング賞本賞受賞、日経品質管理文献賞受賞
- 1999年:The Wilcoxon Prize 受賞(アメリカ品質学会・アメリカ統計学会)
- 1995年、2003年、2006年、2013年:日本信頼性学会 高木賞受賞 等
【著書】
- 信頼性・安全性の確保と未然防止(日本規格協会, 2013)
- 信頼性データ分析(日科技連出版社, 2009)
- 信頼性七つ道具(日科技連出版社, 2008)
- 未然防止の原理とそのシステム(日科技連出版社, 2004)等 多数
品質管理の理念は、QCDのバランスが取れた品質と信頼性の高い商品やシステムを、現実を直視しつつ科学的な方法に立脚して生み出し、これを市場に提供して社会の反映に貢献することにあります。IoT(Internet of Things)、AI(Artificial Intelligence)、ビッグデータをはじめとする第4次産業革命の時代においてもこの理念は一貫してなければなりません。
例えば、自動運転などのIoTによって実現される社会基盤においては、ネットワークセキュリティの脆弱性に起因するアクシデントを未然防止しえなければ、この社会は成り立ちません。
本講演では、日本が生んだ品質管理と品質保証を基本とする未然防止への3つの鍵-「動機付け」・「予測への七視点」・「源流管理」について言及します。
例えば、自動運転などのIoTによって実現される社会基盤においては、ネットワークセキュリティの脆弱性に起因するアクシデントを未然防止しえなければ、この社会は成り立ちません。
本講演では、日本が生んだ品質管理と品質保証を基本とする未然防止への3つの鍵-「動機付け」・「予測への七視点」・「源流管理」について言及します。
発表概要
成果発表1
品質力の伝承 ~QAの経験を開発現場に広めるアイデア~
周藤 裕和 氏(株式会社ProVision)
第8期では、品質保証部門で「高品質力人財」を育成することの重要性を「ハンカチモデル」で表現し、個人に宿る品質力を引っ張り上げることで高品質力人財が育ち、それが組織や開発現場の品質文化を醸成していく好循環ループを形成する流れをまとめました。
しかし、市場要求や技術スピードが急速に変化している今、高品質力人財の養成も急務であり、従来の人財育成では会得に時間がかかるものとされてきた「経験」にあたる部分を、より効率的に他人から伝承する方法はないかと考えました。
そこで、今期では収集した経験伝承事例からQAの品質力を掘り下げ、パターンなどを用いた品質力伝承プラクティスを提案します。これにより、QAに携わる後進への継続的な品質力伝承、および開発部門のプロ人財育成にも積極的な貢献がなされることで、QAの価値向上につなげることが可能となります。
発表資料
しかし、市場要求や技術スピードが急速に変化している今、高品質力人財の養成も急務であり、従来の人財育成では会得に時間がかかるものとされてきた「経験」にあたる部分を、より効率的に他人から伝承する方法はないかと考えました。
そこで、今期では収集した経験伝承事例からQAの品質力を掘り下げ、パターンなどを用いた品質力伝承プラクティスを提案します。これにより、QAに携わる後進への継続的な品質力伝承、および開発部門のプロ人財育成にも積極的な貢献がなされることで、QAの価値向上につなげることが可能となります。
成果発表2
ITサービス時代の品質保証 PartⅢ
~顧客価値向上を実現するためのITサービス開発における品質保証を考える~
佐藤 孝司 氏(日本電気株式会社)

近年のクラウド進展により、ITサービスビジネスはますます活況を呈しています。
特に、クラウドサービスにおいて、お客様の価値向上の期待に応えてSoEとしての価値向上提供を実現するためには、従来のSIビジネスにおける品質保証の考え方から大きく踏み出し、変えていくべきと考えています。
私たちのグループでは、具体的なITサービス事例をもとにして、従来のSIと比較しながら、ITサービスの品質保証の考え方や役割分担などの議論を進めてきました。
この内容を皆さんと共有し、ITサービス時代における品質保証の有り方を考えていきたいと思います。
発表資料
特に、クラウドサービスにおいて、お客様の価値向上の期待に応えてSoEとしての価値向上提供を実現するためには、従来のSIビジネスにおける品質保証の考え方から大きく踏み出し、変えていくべきと考えています。
私たちのグループでは、具体的なITサービス事例をもとにして、従来のSIと比較しながら、ITサービスの品質保証の考え方や役割分担などの議論を進めてきました。
この内容を皆さんと共有し、ITサービス時代における品質保証の有り方を考えていきたいと思います。
成果発表3
ソフトウェア開発における品質意識のモノサシづくり - 活用編 -
広坂 伸太郎 氏(日本システム株式会社)

品質意識が高いと生産物の品質が良くなるというのは、感覚としてはわかっています。では、どのようにして品質意識を測定するのかという、モノサシが必要となります。
本グループでは、前期では、アンケートの結果をもとに品質意識を計測するモノサシづくりの取り組みを行いました。
今期は、計測した品質意識の傾向を利用して、組織としての弱点を検出します。
検出した組織の弱点から、品質意識に関わる病気(症候群)を診断し、その処方箋を提案します。また、アンケート結果を集計して、見やすいかたちで表示するツールの作成を行いました。
発表資料
品質意識アンケート(サンプル)
処方箋(サンプル)
診断結果表示ツール(サンプル)
本グループでは、前期では、アンケートの結果をもとに品質意識を計測するモノサシづくりの取り組みを行いました。
今期は、計測した品質意識の傾向を利用して、組織としての弱点を検出します。
検出した組織の弱点から、品質意識に関わる病気(症候群)を診断し、その処方箋を提案します。また、アンケート結果を集計して、見やすいかたちで表示するツールの作成を行いました。
成果発表4
進化論・組織論 - 品質保証能力成熟度モデルの構築 - PartⅢ
QMMi:Quality assurance capability Maturity Model Integration
川田 葉子 氏(株式会社構造計画研究所)

品質保証の進化論・組織論では、品質保証の進化を測れるあり方の一つとして、品質保証能力成熟度モデル(QMMi)の構築を目指して活動しており、すでに3期目に入りました。
QMMiとは、皆さんご存知のCMMIとTMMiを参考として、ソフトウェア品質保証プロセスに対する能力度と成熟度モデルを表そうとしているものです。
高品質なソフトウェアを世に排出するためには、開発技術、テスト技術の向上とそのプロセスの確立は重要ですが、昨今の品質に関わる不正の問題を考えると、組織の品質保証能力成熟度モデル(QMMi)を構築することは社会的な信頼を得るためにも重要だと考えます。
本発表では、3期にわたる活動を経て定義した、QMMiのプロセスエリアの構成と具体的な内容、それらをどのように品質保証成熟度モデルや人財キャリアパスに活用するのか等をご紹介いたします。
皆さまの品質保証活動の参考になれば幸いです。
発表資料
QMMiとは、皆さんご存知のCMMIとTMMiを参考として、ソフトウェア品質保証プロセスに対する能力度と成熟度モデルを表そうとしているものです。
高品質なソフトウェアを世に排出するためには、開発技術、テスト技術の向上とそのプロセスの確立は重要ですが、昨今の品質に関わる不正の問題を考えると、組織の品質保証能力成熟度モデル(QMMi)を構築することは社会的な信頼を得るためにも重要だと考えます。
本発表では、3期にわたる活動を経て定義した、QMMiのプロセスエリアの構成と具体的な内容、それらをどのように品質保証成熟度モデルや人財キャリアパスに活用するのか等をご紹介いたします。
皆さまの品質保証活動の参考になれば幸いです。
成果発表5
IoT時代の品質保証
内海 俊行 氏(東芝デジタルソリューションズ株式会社)

昨年度は「つながる世界の到来」によってあらゆる想定外が発生してしまい、“つながり”の把握やリスクの発見、機器やシステムの管理が難しくなる“IoT時代”の困りごとをとりあげました。まずはどのようなリスクがあるかを知ること、そして、経営者自らのリーダーシップが必要であることを結論としました。
今年度は、IoTシステムの品質を確保するために何が必要か?変化の激しい今の時代およびこれからは、今までと同じ考え方・手法では通用しないのではないだろうか?どのようにしていけば良いのか?討議してきたことを発表します。
発表資料
今年度は、IoTシステムの品質を確保するために何が必要か?変化の激しい今の時代およびこれからは、今までと同じ考え方・手法では通用しないのではないだろうか?どのようにしていけば良いのか?討議してきたことを発表します。
成果発表6
セキュリティ品質を考慮したSDLにおけるQAの役割(テスト・評価編)
二川 勇樹 氏(株式会社モバイルインターネットテクノロジー)

セキュリティの脅威が増す中で、ソフト開発におけるセキュリティ品質の確保の重要性と責任も増しています。
品証部門として、セキュリティの確保をどう行うべきかをMicrosoftのセキュリティ開発ライフサイクル(SDL)をベースに7期より検討してきました。
第8期では上流工程における脅威分析手法を紹介し、CVSSv3を用いたリスク評価手法を提案しました。
第9期では、下流工程にフォーカスし、セキュリティリスクに基づいたテストをする中で、OWASPやIPAのガイドラインなどに沿った脆弱性テストの例を紹介します。また、改めて既存の品証部門がセキュリティに関与する意義にも言及します。
発表資料
品証部門として、セキュリティの確保をどう行うべきかをMicrosoftのセキュリティ開発ライフサイクル(SDL)をベースに7期より検討してきました。
第8期では上流工程における脅威分析手法を紹介し、CVSSv3を用いたリスク評価手法を提案しました。
第9期では、下流工程にフォーカスし、セキュリティリスクに基づいたテストをする中で、OWASPやIPAのガイドラインなどに沿った脆弱性テストの例を紹介します。また、改めて既存の品証部門がセキュリティに関与する意義にも言及します。
成果発表7
QAの価値向上 - 企業が儲かり、皆がハッピーになれるQA -
成田 泉 氏(株式会社mediba)

IoTなどの環境変化に対して、製品出荷後のサービスの強化による製品の価値を上げ続けること(サービス志向)が求められ、顧客が求める品質の変化に応えることが急務となっています。
しかしながら、こういった時代の変化に対して「従来の品質保証活動だけでいいのか」「なんらかの新たな役割が必要ではないのか」といったように、日々発生する品質問題に対応しながら、暗中模索しているQAは多いと思います。
そこで、我々は「サービス志向の時代に新たに求められる品質」を定義し、「新しい価値を提供するためにQA部門がすべきことは何か、変わる必要があるのか」について議論し整理したので、具体的な方向性について提案します。
この提案は、サービス志向の時代の品質保証活動に関わるQAの存在意義を再考し、どのように企業、その先の顧客に貢献していくべきかについて、皆様の道標(みちしるべ)になると考えます。
発表資料
しかしながら、こういった時代の変化に対して「従来の品質保証活動だけでいいのか」「なんらかの新たな役割が必要ではないのか」といったように、日々発生する品質問題に対応しながら、暗中模索しているQAは多いと思います。
そこで、我々は「サービス志向の時代に新たに求められる品質」を定義し、「新しい価値を提供するためにQA部門がすべきことは何か、変わる必要があるのか」について議論し整理したので、具体的な方向性について提案します。
この提案は、サービス志向の時代の品質保証活動に関わるQAの存在意義を再考し、どのように企業、その先の顧客に貢献していくべきかについて、皆様の道標(みちしるべ)になると考えます。



