前半の講演は、同部長の会の企画メンバーとしてもご協力いただいている電気通信大学の西先生に「ソフトハウスの品質戦略」というタイトルでご講演いただきました。
現在、部長の会のグループ2では、経営者の視点からみた品質保証をテーマにグループ討議を行っていますが、同グループから、「ソフトウェアの品質戦略とはどのようなものか是非講演を!」との要望に応えて実現したものです。
以下、講演の概要を紹介いたします。
今回講演いただいた西先生
講演概要
【品質戦略とは何か?】
経営に対して寄与する品質を把握し、デザインし、持続的に経営を良くしていけるようなモデルを構築すること。
【品質とは何か?】
様々な側面から成り立つ複合概念である。
例えば、結果的側面、価値的側面、思考様式的側面、行動様式的側面、内部的技術的側面、組織的側面、人間的側面など。
これら様々な側面の品質コンセプトを自社に併せて複合的にデザインし(品質コンセプトのパッケージング)、モデルを構築することが品質戦略である。
ところで、品質戦略を立て、品質向上のための様々な取組み(アクティビティ)をしているにも関わらず、成果を生み出せていない組織が多い。
例えば、結果的側面、価値的側面、思考様式的側面、行動様式的側面、内部的技術的側面、組織的側面、人間的側面など。
これら様々な側面の品質コンセプトを自社に併せて複合的にデザインし(品質コンセプトのパッケージング)、モデルを構築することが品質戦略である。
ポイント!
- 品質と技術力は表裏一体。技術がないと品質は向上しない。
- 開発の価値を上げてあげるのが品質保証部
【上手くいっている組織と上手くいっていない組織の違いは何か?】
上手くいっている組織は、ポジティブフィードバックが何重にもなっていて、リソースプールができている。またそれを活用して、スパイラルアップができるようなモデルになっている。
つまり、品質アクティビティが相互に強化し、相乗効果をあげ、持続的で無理なく品質、競争力、経営を良くしていけるようなストーリーやモデルを構築していく(これを「品質アクティビティダイナミクスモデリング」と命名)ことこそ品質戦略のポイントである。(日科技連 矢口)
本講演資料は、下記から入手可能です。
詳細は、本資料をご覧ください。
つまり、品質アクティビティが相互に強化し、相乗効果をあげ、持続的で無理なく品質、競争力、経営を良くしていけるようなストーリーやモデルを構築していく(これを「品質アクティビティダイナミクスモデリング」と命名)ことこそ品質戦略のポイントである。(日科技連 矢口)
本講演資料は、下記から入手可能です。
詳細は、本資料をご覧ください。
講演に聞き入る部長の会の皆さん
フロアとの質疑応答
引き続き、各テーマにわかれてのグループ討論です。
以下にその内容を紹介します。
以下にその内容を紹介します。
グループ1「ソフトウェア品質保証の肝 PartII」
SQiPシンポジウムの発表に向けて資料のレビューを中心に行った。
発表内容の構成は以下でほぼFIXとした。
特に、懸案事項であった品質部門と開発部門との成熟モデルと悩みが生じる構造を絵にすることについて議論し、ほぼ固まった。
発表内容の構成は以下でほぼFIXとした。
特に、懸案事項であった品質部門と開発部門との成熟モデルと悩みが生じる構造を絵にすることについて議論し、ほぼ固まった。
- 昨年集めた「品質保証の肝」
- 悩みの構造解析-なぜ肝が生まれるのか、メカニズムを考察する
- 事例検証-1(開発/品質部門の対立事例)
開発部門との対立がなぜ生じるのか? - 事例検証-2(失敗事例から学ぶ)
ドロドロした失敗事例を題材に、肝を生み出す原動力は何だった? - 品質部門はどうあるべきか -品質部門の立ち位置や成熟モデルなど、品質部門はどうあるべきか
(付録)
- 品質部門の役割の違いについて
プロダクト事業とSI事業との、品質部門の役割の違いを整理
グループ2「経営視点からみた品質保証」
グループ2の経営視点に関する進め方について、講演に引き続き西先生にも加わっていただいて、Q&Aを実施した。
上記も含めて、SQiPシンポジウムの発表ストーリーを練り直すこととした。
- 品質部門が狭義の品質だけで走ってもだめで、開発部門を良くするといったモノづくりの技術戦略含めて考える必要がある。
- 品質部長は、経営者に報告して指示をあおぐ立場ではない。
経営者には数値面だけでなく、戦略を論理的に説明することが必要であり、ビジョンからそれを実現するための戦略、そしてその方法といった展開が重要。 - 活動を評価することは重要だが、短期的に成果が出るものもあれば、成果を出すには長期的な取り組みがいるものもある。
上記も含めて、SQiPシンポジウムの発表ストーリーを練り直すこととした。
グループ3「超上流からの品質保証」
超上流プロセスで「価値先取り」品質保証の実態調査の調査項目、調査をお願いする方々、そのスケジュールについての最終確認を行った。
更に、調査結果を踏まえた分析方法の摺合せ、その調査結果から導き出されるであろう品質保証部長の切り口での超上流プロセスの品質保証のヒントについて検討した。
更に、調査結果を踏まえた分析方法の摺合せ、その調査結果から導き出されるであろう品質保証部長の切り口での超上流プロセスの品質保証のヒントについて検討した。
グループ4「聞いてもらいたいソフトウェア品質保証部とは-組織・役割・ミッション」
前回までの検討内容を踏まえ、報告内容を「自立した組織の立ち上げ」を中心において、メンバー各社の体験をもとに品質保証部の黎明期における活動内容、課題への対応などの経験をシンポジウムの報告としてまとめることにした。
なお当初予定したアンケートの実施については、今回の内容への反映につながらないため実施を見送ることにした。
なお当初予定したアンケートの実施については、今回の内容への反映につながらないため実施を見送ることにした。
次回の部長の会は8/7(水)です。
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!
また、終了後には、情報を掲載させていただきます。
お楽しみに!



