第4期レポート

第5回 ソフトウェア品質保証部長の会 レポート

開催日:2013年4月3日(水)
各社の品質保証部門長で構成する当会は、原則として毎月1回開催しています。
第4期の第5回目に当たる今回は、講演とグループ討論の2部構成で実施しました。
前半は、「品質コスト分析の実践事例-『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』2.4節をベースに-」をテーマに、昨年の発行以来、各所から好評を博している『データ指向のソフトウェア品質マネジメント』の執筆者の一人であるヤマハ株式会社の小池利和氏にご講演いただきました。
品質活動に関するコストを「予防」「評価」「内部失敗」「外部失敗」の4つに分類し、その割合や推移を把握することで品質活動の見える化を図った事例を紹介いただきました。
品質活動を金額に換算することはなかなか難しいのですが、品質コストをメトリクスとして活用された事例で大変興味深い内容でした。フロアからも質問や提案があり、大いに盛り上がりました。
講演される小池利和さん
講演に耳を傾ける
メンバーのみなさん

引き続き、グループ討論を行いました。その概要を紹介します。

グループ1「ソフトウェア品質保証の肝 PartII」

次回に向けてどのあたりの議論を深めるについて検討した。
第3期のPartIでは、各自の経験から失敗、成功事例を集め肝として整理したが、PartIIでは、「品質保証部」組織としての動きという切り口で整理していきたい。
例えば、品証が開発と対立するのはどういうところか。ドメインの違い、品証組織の成熟度による違いなど。

グループ2「経営視点からみた品質保証」

前回に引き続き、品証の立場とは、どうあるべきかについて討論した。

  • 現場、顧客、経営の中間に位置する。
  • 中間に位置することで、ミツバチ効果が生まれる。
    ミツバチ効果:いろんなところに飛んで行って、いろいろなものを生み出す。触媒のようなもの。
  • トップダウンの指示がなくても自ら振る舞えることが必要である。
  • 品証のお客様とはだれなのかを意識して、品証のお客様に対して、品証が何を提供することによって、経営に貢献するのかの視点で今後考えていきたい。

参加者の立場もいろいろなので、議論の方向性をどう整理していくかが現在の課題である。
次回までに、数人で集まって目的や観点など整理していく。

グループ3「超上流からの品質保証」

本テーマの目的を
「案件を獲得する」「失敗を防ぐ」に定め、この目的に対し、次の項目についてアンケート調査を行う。

  • 品質保証部としては何ができるか?/何を行うべきか?
  • 品質保証部の役割/あり方/展望は?

各社比較により、

  • 実施していること/実施していないこと/実施したいこと
  • そのプロセスによる効果/期待効果
  • アサインすべき要員/育成すべき人材像

についてまとめていきたい。

グループ4「聞いてもらいたいソフトウェア品質保証部とは」(組織・役割・ミッション)

組織・役割・ミッションを副題として議論を進める(副題が大きいので、他のテーマとオーバーラップするところも出てくるが)。

「管理」と「監理」、両方の品証がある。
その違いは品証の属する組織の規模によるところが大きい。「監理」から「管理」へ、一つ上のレベルに上がるためには、「管理」の仕事になっていく必要がある。
どうしたら「管理」の業務に取り組んでいけるか、そのガイドが作れるとよい。
品証をもっているところ、いないところ、品証の規模もまたいろいろである。品証の仕事を定義したとき、誰がお客様か、誰のための活動かをまとめていきたい。

次回の部長の会は、5/8(水)です。
また、終了後には、レポートを掲載させていただきます。
お楽しみに!