第6期レポート

成果発表会

成果発表会は盛会のうちに終了いたしました。 当日の発表資料を公開しました! プログラム中からダウンロードできます。
本発表は、9月に開催いたしましたソフトウェア品質シンポジウム(SQiP2015)での発表を、さらにバージョンアップした内容となっています。

開催概要

日時 2015年11月9日(月)13:10~18:00/開場:12:30
会場 日本科学技術連盟 東高円寺ビル 2階講堂
参加費 無料
定員 100名

プログラム

時間 内容
13:10-13:20

開催の挨拶

野中 誠 氏(東洋大学)
13:20-13:30

活動の紹介

孫福 和彦 氏(㈱日立ソリューションズ)
13:30~14:30

講演

「アジャイル開発再考 ~ビジネスの環境変化とソフトウェア工学視点から」

平鍋 健児 氏(㈱永和システムマネジメント代表取締役社長/㈱チェンジビジョン代表取締役社長)
14:30-14:40 休憩
14:40-15:10

成果発表1 グループ5

「スピード経営を実現するためのアジャイル開発、品質保証部門は何するの?」

二川 勇樹 氏(㈱モバイルインターネットテクノロジー)
15:10-15:40

成果発表2 グループ2

「超上流からの品質保証 Part3」

千綿 洋一 氏(㈱ニコン)
15:40-16:10

成果発表3 グループ4

「設計工程での品質施策 -要求・要件定義での合意形成のために-」

佐々木 方規 氏(㈱ベリサーブ)
16:10-16:20 休憩
16:20-16:50

成果発表4 グループ1

「品証組織の進化と価値向上に向けて」

衣川 潔 氏(㈱日立ソリューションズ)
16:50-17:20

成果発表5 グループ3

「ソフトウェア品質保証の肝 (完結編)」

藤川 昌彦 氏(アズビル㈱)
17:20-17:50

成果発表6 グループ6

「品質意識を醸成するには?」

江口 達夫 氏(エプソンアヴァシス㈱)
17:50-

終了の挨拶

講演のご紹介

アジャイル開発再考~ビジネスの環境変化とソフトウェア工学視点から

平鍋健児(ひらなべけんじ)氏(株式会社永和システムマネジメント代表取締役社長/株式会社チェンジビジョン代表取締役社長)

【経歴】

UMLエディタastah*(旧JUDE)の開発等、20年以上ソフトウェア開発経験、うち10年のアジャイル開発経験をもち、開発現場をより生産的に、協調的に、創造的に、そしてなにより、楽しく変えたいと考えている。

著書『アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント』、 翻訳『XPエクストリームプログラミング導入編』、 『リーン開発の本質』、『アジャイルプロジェクトマネジメント』、 監訳『アート・オブ・アジャイルデベロップメント』など多数。
アジャイル開発再考~ビジネスの環境変化とソフトウェア工学視点から
日本でも導入の進んできたアジャイル開発は、新しいビジネス環境に適応する、ソフトウェア工学手法であり、また、チーム作り手法であると考えています。この会では、アジャイル開発が現れてきた背景や環境、アジャイル開発の概要をお話したあとで、みなさんと一緒に品質とアジャイルについて考えたいと思います。

発表概要

成果発表1

グループ5「スピード経営を実現するためのアジャイル開発、品質保証部門は何するの?」

二川 勇樹 氏 (㈱モバイルインターネットテクノロジー)
各企業は世の中の変化に即応した経営を求められ、それを支えるシステムにも柔軟な対応が求められています。このような環境下、アジャイル開発は今後企業が発展していくのに必要不可欠となり、一気に普及する可能性があります。アジャイル開発であっても品質はしっかり見ていかなければならない、その一方、品質を厳しく見ることでアジャイル開発の長所を損なうことがあってはならないと考えます。二律背反ともいえるこの課題を中心に、有識者からの事例やご意見を参考に、アジャイル開発での”品質保証のあるべき姿”や”品質保証部門のかかわり方”を検討してまいりました。今回の発表で、今後アジャイル開発を導入していこうと考えている方のヒントになれば幸いです。
発表資料

成果発表2

グループ2 「超上流からの品質保証 Part3」

千綿 洋一 氏 (㈱ニコン)
「SQiPソフトウェア品質保証部長の会」で、『超上流からの品質保証』について研究を始めて今期で3年目となりました。今期は、品質保証部門長が、超上流工程で「発注側」と「受注側」それぞれの立場で直面した課題を、品質保証の観点でどのように解決し、契約につなげPJの成功に導くかを検討しています。具体的には、「入札事例をもとに提案のポイントが何か」を研究し、品質保証部長の目で独自に評価をしました。この評価と品質保証部長達の実体験をベースとした品質保証の切り口で超上流工程への関わり方を紹介いたします。皆様へ、琴線にふれるような品質保証ならではの取り組みをお伝えし、明日への活動に生かしていただければ、幸いです。
発表資料

成果発表3

グループ4「設計工程での品質施策 -要求・要件定義での合意形成のために-」

佐々木 方規 氏 (㈱ベリサーブ)
設計工程、特に「要求・要件定義フェーズ」での顧客との間やプロジェクト内での合意形成が不十分であることによる、プロジェクト崩れや品質問題が多く発生しています。ここでの合意形成は、コスト計画や納期を守るためだけでなく、品質保証の観点においても、重要な課題であるといえます。今回は、要求・要件定義の合意形成レベルを上げていくための考え方や施策について、事例やグループでの検討結果を紹介します。また、そこで、品質保証部門としてやれること、やるべきことを考えてまいります。
発表資料

成果発表4

グループ1「品証組織の進化と価値向上に向けて」

衣川 潔 氏 (㈱日立ソリューションズ)
企業を取り巻く状況が変化する中、品証組織はどう進化すべきでしょうか。そこで、今期の活動では、2011年2期に検討された品質保証プロセス進化論を基に、改めて品質保証の進化のあり方を検討することとしました。検討にあたっては、品証組織の規模・歴史の違いや、現状のIT動向を踏まえ、2期で示された4つの象限にマッピングすることで、改めてあるべき品証組織の進化の姿を議論しました。そこからは、規模、設立年数、経営からの期待の違いによって進むべき方向性は必ずしも画一的でなく、バリエーションがあるということが分かりました。これらのバリエーションを認識した上で、競争力を維持するために、品証組織はどのように価値を向上させていくべきかを考察してきました。皆さんの品証組織の置かれている状況の違いで、進化すべき方向性を検討する際に参考となれば幸いです。
発表資料

成果発表5

グループ3「ソフトウェア品質保証の肝 (完結編)」

藤川 昌彦 氏 (アズビル㈱)
品質保証業務の様々な場面で悩んでいる方の気付きの材料とするために、第3期よりグル-プメンバ-の経験をもとに『ソフトウェア品質保証の肝』として具体的な事例をまとめてきました。1年目の活動成果では44個であった肝も、3年目には85個の肝を143ページにまとめました。 4年目の今期は、以下の活動を行ってきました。 ・個々の肝を深く議論し、全員が納得出来る内容に仕上げる。 ・肝の表現、解説、書式など全面見直す。 ・個々の肝は、2ページ構成とし、一つの肝に対して1ページの詳細解説・具体例を追加する。 今回の発表は『完結編』として、過去の活動の振り返りを行うとともに、これらの中から代表的な肝を紹介します。
発表資料

成果発表6

グループ6「品質意識を醸成するには?」

江口 達夫 氏 (エプソンアヴァシス㈱)
開発・設計部門において品質確保の活動がしっかりとなされておらず、品質保証部門の目からみて、「ありえない」、「とんでもない」と思える現象が発生していることがあります。このような状態に対して、「品質意識が低いのは困ったものだ!」と嘆いたり、単に批判しているだけでは品質意識の向上は期待できません。なぜ、「品質意識が低い」のでしょう? 品質に対する意識を変えていくためにはどうしたら良いのでしょう?本グループでは、「品質意識が低いというのはどういう状態か」、さらに「その原因と対応策」、「目指すべき状態と品質レベルにするにはどうしたらよいか」を討議してきました。本発表が、皆様の活動の一助になれば幸いです。
発表資料