研究コース3 ソフトウェアテスト

主査・副主査・アドバイザー


主査
喜多 義弘
(長崎県立大学)

副主査
秋山 浩一
(㈱日本ウィルテックソリューション)

アドバイザー
西田 尚弘
(㈱日新システムズ)

1. 活動のねらい

ソフトウェア開発の下流工程ではテストの自動化が進み、開発手法は従来のウォーターフォールからアジャイルへと進化しています。テストの環境は以前と比べて格段に良くなり、改善の余地があるところを探すのは徐々に難しくなってきています。

しかしながら、テストの課題や悩みは尽きません。なぜでしょう?

そもそもテストは何のために行っているのでしょうか? バグゼロを目指すため? 品質を担保するため? 安全性を向上するため?

これらのことから目を背けて、惰性でテストを行っていませんか?
「これだけテストをやれば大丈夫だろう」と何を根拠にそう考えていますか?
テストの目的を理解し、正しい知識を身に付け、テストの在り方についてまっすぐ向き合うことで、「実は今よりもっと良いテストが自分たちにもできるのでは?」と気づくことができるかもしれません。

この気づきを見出す活動の場としてあるのが、この研究コース3「ソフトウェアテスト」です。

2. 活動の進め方

本コースは、ソフトウェア工学の知見を入れた講義を通しながら、テストについての技法やノウハウについて研鑽し、研究していくコースです。新たな試みとしてコース内を研究に特化した「研究グループ」と演習に特化した「演習グループ」の2つに分け、研究コースと演習コースの両面を兼ね備えた内容を考えています。

具体的には、研究グループは従来と同様、テスト技法に関する講義からスタートし、研究テーマや課題を持ち寄り、その解決策などを研究し、最終的に論文を執筆するグループです。一方、演習グループは、テスト技法に関する講義からスタートし、演習を交えながらテスト技法の研鑽を行っていくグループです。

対象として、研究グループではテスト技法の知識を深めたい方や、日々のテスト業務の中で解決したい課題を持っている方を中心とし、研究を通して自身の知識や技術力を高めることを目指します。

一方、演習グループではテスト技法の知識を深めたい方はもちろんのこと、テストに対して初学者や若手の方を対象とし、テストに対する正しい知識を身に着け、日々のテスト業務に活かしていくことを目指します。また、これらの活動を通して、各メンバーのテストの現場を改善するために必要な基礎力や課題解決能力の向上も目指します。

3. 年間スケジュール

回数 開催月 主な活動内容
1 5月 オリエンテーション、テスト技法に関する講義
2 6月 テスト技法に関する講義、各メンバーの課題検討
3 7月 テスト技法に関する講義、各メンバーの課題検討、研究テーマの検討
4 8月 テスト技法に関する講義、研究活動
5 9月 ソフトウェア品質シンポジウム(参加)、研究活動
6 10月 研究活動
7 11月 研究活動、論文執筆に関する講義
8 12月 研究活動、論文執筆
9 1月 研究活動、論文執筆、発表資料の作成
10 3月 成果発表会

4. その他

コースの内容から、参加する方は例年、テストの現場経験が浅い方や若手の方が主ではありますが、ときには自己研鑽のためテスト技術を一から学び直したいベテランの方も参加されます。

年代や現場経験が多様なメンバーになるため様々な議論ができますし、そこから企業間を超えた技術者同士の絆ができることもあります。