セミナー派遣者・参加者の声：日本臓器製薬（株）Voice

臨床試験セミナー統計手法専門コース
日本臓器製薬（株）
R&D統括本部　開発本部　開発二部　統計・DM課
田丸　廉太さん（2024年度・35BioS受講）

35BioSで広がった輪と学び

営業職から統計解析担当へ転身した私は、社内では久しぶりのBioS参加者でした。当初、統計に携わる知り合いはほとんどおらず不安もありましたが、BioSでは多くの統計家と交流する機会があり、一気に輪が広がりました。

特に総合実習では色々な困難に直面しながらも班の仲間と毎週議論を重ね、模擬臨床試験に挑み臨床試験への理解を深めることができました。そして何といっても合宿です。朝から晩まで他の受講者の方々と共に過ごし、統計の議論にとどまらず夜は「統計以外」の話題でも盛り上がり、かけがえのない時間となりました。合宿付きのセミナーは他に例がなく非常にユニークです。

私は仕事において人との関わりが重要だと考えており、社外で輪を広げられた経験は大変貴重でした。35BioSの仲間と学び合えたことは大きな財産であり、修了後は解析業務がさらに楽しく、統計を深く学びたいという強いモチベーションにつながっています。このような機会に深く感謝いたします。

日本臓器製薬（株）
R&D統括本部　開発本部本部長
福島　禎隆さん（派遣責任者）

BioSの講義で統計解析を学び、総合演習で臨床試験を体得する。

弊社において生物統計家は少数精鋭であり、統計解析業務にとどまらず、臨床試験全体を熟知した上で臨床試験チームに参画することを望んでおります。BioSに参加することで、統計解析を基礎から学び、総合演習にて臨床試験を総合的に体得することを期待し、派遣いたしました。田丸さんは、オプションとして統計基礎コースとSASによる統計解析コースも併せて受講することで、統計解析を基礎から習得でき、BioSへの参加は非常に有益なものとなったようです。

BioS終了後、担当する臨床試験の統計解析業務への取り組みがより一層熱心なものとなり、先輩の指導を受けながら、日々議論を積み重ね、また、治験実施計画書（特に、Estimandの設定）や総括報告書の作成においても積極的にチーム内で議論しております。今後は、統計解析の専門家として社内での確固たる地位を確立し、活躍することを期待しています。

（2025年10月寄稿）