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医療経済評価セミナー

セミナー概要

「おカネとクスリ」、すなわち「医療の費用対効果評価」は、全ての薬がカバーされる状況に半世紀以上慣れ親しんできた日本では、数年前までタブー視されてきました。しかし近年、とてもよく効き、なおかつとても高額なクスリの上市が相次いだことで、議論の風潮は大きく変わりました。

保険政策としては、2012年から中医協に「費用対効果評価専門部会」が設置され、2016年4月から試行的導入を経て、2019年4月に本格導入されました。 日本の費用対効果・HTAの大きな特徴は「すでに保険適用されている医薬品」に対して費用対効果評価の結果を「価格調整に用いる」ことです。さらに費用対効果の評価軸である増分費用効果比ICERの数値と価格調整幅を1対1に対応させるという、世界でも類をみない方法をとります。

本セミナーでは、費用対効果評価・HTAについて、基礎的な手法 (分析手法の紹介、QOL評価の演習、モデル分析と論文の批判的吟味)からその政策応用の実態(海外・国内での応用法、現状の問題点など)まで、広い範囲を概説します。 単なる現状の解説ではなく、「企業として」「医療機関として」「アカデミアとして」どのようにHTAの波に対処していくのかを体感できるセミナーになればと願っています。
横浜市立大学 医学部 公衆衛生学 准教授 五十嵐 中

特徴

●薬剤経済学を基礎から勉強できます。
●基礎的概念や、演習で実践までやさしくていねいに解説します。
●WHOの教育コースなども参考とした内容となっています。
【オンライン配信セミナーご参加にあたってのお願い】

■ 本セミナーでは、ビデオ会議(遠隔会議)システム「Zoom ミーティング(以下Zoom)」を使用します。申込前に、視聴サイト(https://zoom.us/test)で映像・音声が再生されるかを確認し、Zoomは必ず最新バージョンにアップデートしてください。
■ 調査票、アンケートフォーム、各種データの授受にMicrosoft365(Forms、OneDrive )を使用します。申込前に、上部「セミナー受講手順書」のリンクから接続確認を行ってください。
■ 日科技連が提供するツールを使用できることがセミナーの参加条件となります。
■ オンライン配信セミナーへのお申込みは開催日の4営業日前までにお願いします。
■ 1ID につき1 名様の受講をお願いしております。複数人での受講はできません。
■ 開催形式に関わらず、講義資料は開催の4 営業日前までに、基本的にPDF 形式の電子データを共有します。講義前までにOneDriveからダウンロードをして、必要に応じて印刷するなど各自でご準備・ご持参ください。
■ 基本的にライブで配信いたしますが、講師都合により録画を配信する場合がございます。
■ 見逃しアーカイブ対象外です。
■ 修了証書は発行いたしません。

「参加に関するお願い事項」についてご一読ください。

関連セミナー
▶ 薬剤疫学セミナー
▶ リアルワールドデータ観察研究セミナー

開催概要

対象 薬剤経済学を学びたい企業や医療機関の全ての方
会場 オンライン配信セミナー
講師 五十嵐 中(東京大学大学院)他、斯界の権威ある経験豊富な講師が指導にあたります
参加費 賛助会員 53,900円
一般 59,400円
第19回薬剤疫学セミナー参加者 53,900円
※税込み
※第19回薬剤疫学セミナー参加者の方は、申込みフォームの「ご連絡・ご要望」欄にその旨ご記入ください

カリキュラム

2日間コース

日程 内容
第1日
9:15〜17:30
■午前
薬剤経済評価の基礎

■午後
【演習】QoL値の測定方法
QoL値の測定
【講義・演習】モデルを使った経済評価
第2日
9:30〜16:30
■午前
費用対効果評価の政策応用 ―諸外国の動向―
コストの算出方法と課題

■午後
費用対効果評価の政策応用 ―本格導入における日本の動向―
費用対効果と価値評価

日程

回数 開催日 開催地 申し込み状況
第10回 2024年 12月 2日(月)~3日(火) オンライン配信 締切

セミナーの日程、開始・終了時刻、カリキュラム、会場は、都合により変更することがあります。また、諸般の事情によりセミナーの開催を中止することがありますので、あらかじめご了承ください。

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