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第16回 事務・販売・サービス〔含む医療・福祉〕部門
全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)
事務・販売・サービス〔含む医療・福祉〕部門における職場の活性化と人材育成に関する日頃の活動成果を発表する大会です
本年の全日本選抜大会は、コロナ禍対応が緩和され、当初、日経ホールで対面開催の予定でしたが、やはり、3年間に及ぶコロナ禍の影響は大きく、選抜大会出場サークルが6サークルにとどまったことから、会場を日科技連に移し、発表者のみ来場いただき、それをオンラインで視聴いただくように変更しました。
発表サークルの皆さんは、勝手が違って、やり難さがあったかもしれませんが、自信を持って、この数年間に亘って活動してきた成果を発表していただき、ありがとうございました。
6サークルは、いずれも各支部推薦のサークルであり、支部代表の栄誉あるファイナリスト(いわゆる決勝進出者)として、全日本選抜QCサークル大会の発表に臨んでいただきました。
審査委員会としましては、事前に提出された「支部からの推薦書」「活動状況説明書」「要旨集」「ワンポイントシート」を読み込んだ上で、当日の各サークルの発表を聴かせていただきました。
審査基準は「QCサークル本部・支部規定」の関係規定類「QCサークル本部長賞規定」以下にある通りです。
審査は、本部幹事長、本部幹事の計10名によって行いました。
審査に当たっては、各サークルが、運営、改善、いずれも、活動のPDCAサイクルをどう廻し、どのように成果をあげたかを、結論だけではなく、そのプロセスが分かるように、必要に応じて適切なデータを用いて、論理的に分かりやすく説明していただけたか、サークルの活動の、組織への貢献、継続性・発展性が確かなものになっているかを審査し、審査委員全員の総意により、「QCサークル本部長賞 最優秀賞」1サークル、「優秀賞」5サークルを決定致しました。また、「審査委員長賞」を1サークルに授与することに致しました。
各賞の結果は下表の通りです。
発表サークルの皆さんは、勝手が違って、やり難さがあったかもしれませんが、自信を持って、この数年間に亘って活動してきた成果を発表していただき、ありがとうございました。
6サークルは、いずれも各支部推薦のサークルであり、支部代表の栄誉あるファイナリスト(いわゆる決勝進出者)として、全日本選抜QCサークル大会の発表に臨んでいただきました。
審査委員会としましては、事前に提出された「支部からの推薦書」「活動状況説明書」「要旨集」「ワンポイントシート」を読み込んだ上で、当日の各サークルの発表を聴かせていただきました。
審査基準は「QCサークル本部・支部規定」の関係規定類「QCサークル本部長賞規定」以下にある通りです。
(1)運営の工夫/個の成長と活動の継続性・発展性
(2)改善事例の内容と成果
(3)発表の方法
審査は、本部幹事長、本部幹事の計10名によって行いました。
審査に当たっては、各サークルが、運営、改善、いずれも、活動のPDCAサイクルをどう廻し、どのように成果をあげたかを、結論だけではなく、そのプロセスが分かるように、必要に応じて適切なデータを用いて、論理的に分かりやすく説明していただけたか、サークルの活動の、組織への貢献、継続性・発展性が確かなものになっているかを審査し、審査委員全員の総意により、「QCサークル本部長賞 最優秀賞」1サークル、「優秀賞」5サークルを決定致しました。また、「審査委員長賞」を1サークルに授与することに致しました。
各賞の結果は下表の通りです。
| 各賞 | 対象サークル | 所属支部 |
|---|---|---|
| 最優秀賞 | NTCなでしこチーム | 北陸 |
| 優秀賞 | さつき | 北陸 |
| 咲楽 | 近畿 | |
| それなり。 | 東海 | |
| ロッソ・ネロ | 関東 | |
| コンビ | 九州 | |
| 審査委員長賞 | コンビ | 九州 |
いずれのサークルも、それぞれ、リーダーの奮闘、メンバーの協力・連携、創意工夫された活動により、確かな成果を挙げており、サークルの運営や、活動内容及び成果は甲乙つけ難く、いずれも、他の範となり、これからのQCサークル活動(小集団改善活動)の参考になる取り組みやヒントにあふれていました。
特に印象に残った点は、下記の通りです。
1.大人数サークル運営の工夫、サークル編成のバリエーション
全員が参加できるように、班に分け、また、意見を偏りなく反映できるように、あえて、勤務時間帯がバラバラのメンバー構成とし、その後、各時間帯が抱える問題に対応するために時間帯ごとの編成にするなど柔軟に対応しているサークルがあったこと。
また、サークル編成の方法として、複数部署の混成、あるいは、各部門からの選抜メンバー、異職種による編成など、サークル毎に柔軟で様々なバリエーションがあり、そこから、いろいろなヒントが得られそうなこと。
2.活動状況
コロナ禍以前もコロナ禍の中でも、3か月に1件のペースで確実にテーマに取り組んできたサークルがあり、また、本業で感染リスク回避を強く求められるエッセンシャルワーカーが徹底的な感染対策を講じることによって、歩みを一切止めることなく活動を継続しているなど、改めて、「継続は力なり」を認識させられたこと。
3.活用手法の広がり
対策プロセスを進めていく上で、現状把握・分析・対策立案などに際し、QC手法の活用に止まらず、IE手法の活用、ECRS(4原則)などのフレームワークの活用、また、他部門アンケートや「提案箱」、更に、アンケートツール(アプリ)による言語データの積極的な収集など、定量化が難しいとされるJHS部門の活動に有効な手法をはじめ様々な科学的手法が活用されていること。
3年余りに及ぶコロナ禍は、サークルの活動に様々な影響を与えました。各サークルの発表は、一部、コロナ禍以前の活動の報告もありましたが、結果としては、コロナ渦の中でも歩みを止めず工夫しながら取り組んだ活動であり、コロナ禍をしっかりと乗り切ってきた成果にあふれていました。
各企業・組織とも、ICTの活用により、「ニューノーマル」化、「ウィズ・コロナ」、「アフター・コロナ」等に想定以上の速さで適応し、更には、業務プロセス、企業・組織活動の改革に向けたDX推進が図られつつあり、まさに、新型コロナがもたらしたピンチをチャンスに変えました。
QCサークル活動(小集団改善活動)にも、そうした進化が随所に反映されきており、各サークルの皆さんは、これからも、コロナ禍を乗り越えた経験と知恵を活動に活かしていっていただきたいと思います。
各賞決定に当り、「QCサークル本部長賞 最優秀賞」、「審査委員長賞」について主な受賞ポイントを次の通りご説明します。
特に印象に残った点は、下記の通りです。
1.大人数サークル運営の工夫、サークル編成のバリエーション
全員が参加できるように、班に分け、また、意見を偏りなく反映できるように、あえて、勤務時間帯がバラバラのメンバー構成とし、その後、各時間帯が抱える問題に対応するために時間帯ごとの編成にするなど柔軟に対応しているサークルがあったこと。
また、サークル編成の方法として、複数部署の混成、あるいは、各部門からの選抜メンバー、異職種による編成など、サークル毎に柔軟で様々なバリエーションがあり、そこから、いろいろなヒントが得られそうなこと。
2.活動状況
コロナ禍以前もコロナ禍の中でも、3か月に1件のペースで確実にテーマに取り組んできたサークルがあり、また、本業で感染リスク回避を強く求められるエッセンシャルワーカーが徹底的な感染対策を講じることによって、歩みを一切止めることなく活動を継続しているなど、改めて、「継続は力なり」を認識させられたこと。
3.活用手法の広がり
対策プロセスを進めていく上で、現状把握・分析・対策立案などに際し、QC手法の活用に止まらず、IE手法の活用、ECRS(4原則)などのフレームワークの活用、また、他部門アンケートや「提案箱」、更に、アンケートツール(アプリ)による言語データの積極的な収集など、定量化が難しいとされるJHS部門の活動に有効な手法をはじめ様々な科学的手法が活用されていること。
3年余りに及ぶコロナ禍は、サークルの活動に様々な影響を与えました。各サークルの発表は、一部、コロナ禍以前の活動の報告もありましたが、結果としては、コロナ渦の中でも歩みを止めず工夫しながら取り組んだ活動であり、コロナ禍をしっかりと乗り切ってきた成果にあふれていました。
各企業・組織とも、ICTの活用により、「ニューノーマル」化、「ウィズ・コロナ」、「アフター・コロナ」等に想定以上の速さで適応し、更には、業務プロセス、企業・組織活動の改革に向けたDX推進が図られつつあり、まさに、新型コロナがもたらしたピンチをチャンスに変えました。
QCサークル活動(小集団改善活動)にも、そうした進化が随所に反映されきており、各サークルの皆さんは、これからも、コロナ禍を乗り越えた経験と知恵を活動に活かしていっていただきたいと思います。
各賞決定に当り、「QCサークル本部長賞 最優秀賞」、「審査委員長賞」について主な受賞ポイントを次の通りご説明します。
| 最優秀賞 「NTCなでしこチーム」 サークル |
1.会社方針の下、部署を超えたメンバーが連携していくために、活動の狙い、方向性が示されたチーム方針から、自分たちがめざす「ありたい姿」を自分達の納得いく言葉で表現した「なでしこ活動3か条」を誕生させました。それに沿った勉強会、会合の担当制、そして、花植え、会議室美化等はメンバーの結束を固めるチームビルディングになり、その中で、楽しく活動できる種々の工夫が行われました。 2.間接業務を中心とした改善事例は、それぞれQCストーリーに則り、三現主義に基づき、きめ細かく現状把握、要因解析、対策の検討、実施、検証が行われ、社内、関係先、従業員への展開に当たっても、説明、確認が行き届いています。 ICT活用に当たり、「ECRSの4原則」を用いてサイトのスリム化を図るなど、単なるシステム化ではなく、DXの観点も取り入れた改善は水平展開されて、全社の生産性向上に貢献しました。 3.部門を超えて集まったメンバーは入れ替わりもありましたが、力を合わせて、良く学び、広い視野で改善活動に取り組んだことで、一人ひとりの成長に繋がりました。ぜひ、戻った職場でリーダーシップを発揮するとともに、メンバー間でヨコの連携を取りながら、みんなで全社の推進力になっていただくことを期待します。 |
| 審査委員長賞 「コンビ」サークル |
1.「患者様本位の医療サービスを提供するという病院理念実現のために、QCサークル活動に励む」との病院方針に沿い、専門性が異なるエッセンシャルワーカーの専門職(言語聴覚士と理学療法士)による常時「継続的」な活動が行われていることは特筆すべきことだと考えます。その活動は、退院後の患者様サポートの充実をめざし、コロナ禍で感染リスク回避が強く求められる医療機関の中で徹底的な感染対策を講じながら、歩みを止めることなく続けられました。 2.「患者様の声」という「数値化できない言葉によるデータ」を「提案箱」によって拾い上げて改善に繋げようという取り組みは、「患者様」満足度を高める取り組みとして大いに評価できます。今後は、「提案箱」で挙がってくる声を拾うことに加えて、患者様の声なき声(表出できない気持ちや訴え)を聞く仕組み・体制を工夫することによって、更に、患者様の不安低減、満足度の向上につながることを期待しています。 3.「審査委員長賞」は、事例内容に目立った特色(良い点)があり、今後の活動に期待できるポイントがあれば、授与することとされています。今大会では、全職員が参加する22サークルによる年2回の院内発表会を31年間に亘って継続している三萩野病院において、病院方針に沿い、「北九州一、患者様に満足して頂けるリハビリを提供できる病院になること」を目標に、エッセンシャルワーカーとして常時活動を続けている「コンビ」サークルの活動を評価し、今後の更なる邁進を期待して「審査委員長賞」を授与させていただきました。 |
「最優秀賞」、「優秀賞」、「審査委員長賞」受賞サークルは、受賞によって、更に、活動の良いところを伸ばし、活動の継続とレベルアップをめざしていただくことを期待しています。
尚、今回発表された全サークルに対して、後日、審査委員である本部幹事から、各サークルの活動について、「良かった点」、「更に良くするために」という趣旨のコメントをお送りする予定ですので、参考にしていただき、今後の各サークルとメンバーの成長、活動の継続と更なる発展に繋がることを期待しております。
尚、今回発表された全サークルに対して、後日、審査委員である本部幹事から、各サークルの活動について、「良かった点」、「更に良くするために」という趣旨のコメントをお送りする予定ですので、参考にしていただき、今後の各サークルとメンバーの成長、活動の継続と更なる発展に繋がることを期待しております。
以上