
BC
98.BCで学んだ知識を業務に活かす<2024年09月02日>

(株)岩崎電機製作所
西野真弥(132BC・O)
西野真弥(132BC・O)
私が初めて品質管理セミナーベーシックコース(以下BC)を知ったのは今から7年ぐらい前、同じ会社に勤めていて、かつBCの講師もされていた川西先生から声を掛けて頂いたことからでした。
当時、私はIT技術部にて自動検査システムの開発を担当していました。人間が行っていた検査を自動化するためには、人間が感覚に従って合否判定していた基準を様々な検査結果や計測機器のデータ分析をして判定基準を設定する必要があります。
BCで学べる様々な分析方法や手法が役に立つと考えて喜んでBCを受講することになりました。
気軽に考えて受講したのですが・・自動検査システムの開発と並行してBCの受講をするのはかなり大変でした。
まず最初にBCに参加するにあたり大量のテキストを渡されました。社会人になってからこれだけのボリュームの勉強をする機会がなかったので本当にやり切ることができるのか不安でしたし、読むだけでも時間が掛かりました。
それに加えて宿題や班別研究会も進めなくてはいけません。社会人になってからはパソコンで資料を作ることがほとんどでしたので、手書きで宿題を作るのには相当の時間がかかりました。その苦労のおかげで自分が成長できたことが実感できました。
班別研究会では自動検査システムの品質について研究し、坂元先生に厳しい指導をいただきました。そして指導いただいたあとはかなりの確率で大阪駅前ビル地下の飲み屋に連れて行ってもらいました。判別研究会としての指導だけでなく、飲みニケーションについての指導もしっかりとしていただきました。
お酒を飲みながら班別研究についての話をしたり、統計手法についての話や、坂元先生が取り組まれているプログラムについての話をしたりと、苦しいBC期間でしたがこのときだけは楽しい時間を過ごせました。感謝しています。
企業にとって、社員にBCの受講をさせるには受講費用だけではなく受講期間中の人件費も考えるとかなりのコストが掛かります。
私に対しても会社にとっては相当のコストが掛かっていると思われます。
BCを受講させて頂いたからにはその知識をしっかりと活用して業務に生かし、結果として還元していく必要があると考えています。
BC受講後も私は引き続き自動検査システムの開発を続けています。
これからもBCの知識を存分に組み込んだシステムの開発を進めていきたいと考えています。
BCを受講しようと考えているみなさんへ。
BC受講することで苦労もありますし、コストも掛かります。BC受講中は休みが無くなってしまうかもしれません。
しかし、それに見合うだけの結果はついてくると考えています。
ぜひBCを受講して業務に役立つ知識を身に着けてください。
BCで身に着けた知識により、今後幅広い分野でご活躍いただけると信じています。


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