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【動画公開、講演資料DL】『信頼性とは?それを創り込み、改善するための技術には何があるのか…<2022年11月11日>

2022年11月2日(水) 無料オンライン講演会『信頼性とは? それを創り込み、改善するための技術には何があるのか』が開催されました。
今回はZoomウエビナーにて、650名を超える多くの方々にご参加いただきました。
なお、本講演は「信頼性セミナー基礎コース」の概略となっています。

 


  ◆ You Tubeにてアーカイブスを公開しています ◆
  

 
▼▼当日の講演資料の抜粋がこちらからダウンロードできます▼▼

     ※ダウンロードにあたっては個人情報の入力が必要です。
     ※入力いただいた個人情報は、今後、日科技連より信頼性・保全性・安全性関連等に関する
      情報提供のために使用させていただきます。

     https://questant.jp/q/REkisowebinar_DL

 
 

【講演テーマ】
信頼性とは? それを創り込み、改善するための技術には何があるのか
 
【概   要】
 信頼性は「品質の要素のひとつで初期の品質を如何に維持するか」ということを扱います。信頼性の難しさは、その製品の実際の環境・使用条件の下で時間が経たないと本当の良し悪しがわからないという点にあります。しかし故障が流出すると広範囲に影響し会社の大きな損失に繋がります。したがって、製品の設計段階でFMEAなどを使って潜在的問題点を予測しながら適切な信頼性設計をし、抜け漏れがないようにデザインレビューを通して品質保証の各段階ですべての部門が故障を予知し、組織的に未然防止に取り組む必要があるのです。
 さらに品質保証の観点では、信頼性試験を実施し、故障までの時間を統計的にデータ解析して、製品の寿命や故障率を確認します。この信頼性データ解析に欠くことができないのがワイブル解析です。また統計的解析だけでなく、発生した故障に対しては車の両輪のように、並行して物理的解析(故障解析)を実施し、再発防止することが大切です。このような技術・手法を使い、信頼性管理の下でPDCAを回しながら、狙いにした信頼性を達成していきます。
 本講演では、技術開発・設計・信頼性部門の方だけでなく、生産や品質管理に携わっている方を含めて、信頼性を理解できるようわかりやすく解説します。
 
 
【プログラム】  
 
 1.信頼性とは 

    (a)信頼性の定義
    (b)信頼性の特徴
 2.信頼性技術 
    (a)品質保証の各ステージで活用される信頼性技術-
    (b)信頼性設計のポイント
    (c)信頼度予測
    (d)FMEA/FTA

    (e)信頼性試験
    (f)故障解析
    (g)信頼性データ解析
 3.デザインレビュー

    (a)デザインデビューで組織的に改善
    (b)開発ステップとデザインレビュー
 4.問題解決・発生防止・未然防止と信頼性技術
         
 
【講演者】 島川 邦幸 氏(元 富士ゼロックス株式会社)
 




★参加者の声(抜粋)


・ものづくりにおける信頼性評価技術の役割と、活用する仕掛けの概要が
 端的に分かりました。


・開発全体に対して、各ステージでの信頼性に対する取り組みの説明がさ
 れており、点で理解していた信頼性について改めて全体で理解でき、非
 常に有益な講演でした。


・信頼性の定義や考え方について、全体像が整理され分かり易い講演でし
 た。 自身の基礎知識の再確認や若手エンジニアへの教育に非常に有益な
 内容でした。


・品質設計の必要性が分かり易く説明されていて、品質=品質保証担当と
 いう考えが多いですが、技術者にも理解し易いものと感じました。


・信頼性に関する内容全般がコンパクトにまとめられており、それぞれの
 要素の関係性がわかりやすく有意義でした。 


・信頼性は当たり前品質、後になるほど損失が大きいなど改めて認識させ
 る内容でした。


・普段、デザインレビューによる未然防止、再発防止の適正化に注力して
 いますが、信頼性(信頼度の予測、信頼設計などの信頼性技術)までは
 あまり考えていませんでしたが、勉強になりました。


・信頼性を学ぶ基礎として土台となる定義などの講演でした。 専門用語が
 多く、非常に分かりにくい内容になりやすい項目でしたが、 事例などを
 組み合わせてご説明頂き非常に分かりやすい講演でした。


・初心者に対して、とてもわかりやすいご説明と思いました。また、初心
 者がこれから深堀りすべきこともインスピレーションされるご説明でし
 た。初心者にも安心して勧めることができます。


・信頼性について無知でしたが、信頼性を創りこむための手法や手順につ
 いて大まかに知ることができました。 また、分かりやすい・想像しやす
 い例を交えた説明であったのでイメージが湧きやすかったです。


・不適合と信頼性の違いが具体的に説明され、理解することができまし
 た。信頼性が「あたりまえ品質」であること、それだけに確実な対策
 が必要な事、また、対策には設計部門だけではなく、生産・保守など
 組織的に取り組まなければならないことも理解できました。


・当たり前品質を担保する上で、信頼性試験が重要であることが理解でき
 ました。 また、職場で耳にするワイブルプロットによる推定についても
 理解できたため、満足のいく内容でした。


・自分の部署もDRやFMEAを主なっており、信頼性という言葉は社内でも
 よく聞く言葉であったが、今までどのようなことをしているのかほぼ知
 らなかったです。以前から興味を持っていたので、わかりやすく教えて
 いただいてとても参考になりました。


・信頼性を向上させるための手法を、各ステージごとに事例を交えながら
 平易に解説頂けたことで、 改善の方向性を俯瞰的に捉えることができ
 ました。


・信頼性に関わる概論・技術・方法・ポイントなど、幅広く高度な専門知
 識や実務経験事例を取り交ぜながらご説明をいただき、ありがとうござ
 いました。自動車メーカーの開発設計に従事したものとして、この度の
 ご講演内容はすべてにおいて有意義な内容でありました。


・講演テーマに忠実な内容構成だったと思います。信頼性というキーワー
 ドから、トラブル事例、必要となるアクション、それに用いられる技法
 と手法、何がわかるのか、どういう場面に適応するのかが、順番に分り
 易くご紹介して頂けたのだとと思います。


・基礎的な内容ではありましたが、経験豊富なスペシャリストによるご説
 明でしたので、言葉にとても重みを感じました。



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Profile

島川 邦幸 氏

1950年:長崎県佐世保市に生まれる
1971年:佐世保高専 電気工学科卒
1980年 :東京理科大 理工学部 数学科卒
1973年 :富士ゼロックス株式会社入社(現・富士フイルムビジネスイノベーション株式会社)
約30年間品質保証部に所属し,製品評価/評価技術開発/
製品品質審査/品質教育/品質戦略推進に従事
現在 :日科技連セミナーにて以下の講師を担当
・信頼性セミナー「基礎コース」(2007年より)
・品質管理セミナーベーシックコース「信頼性工学」(2010年より)

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