公開イベント「参加継続率90%を誇る!信頼性・品質技術研究会の全貌公開!」開催しました<2023年01月26日>
「実践!信頼性・品質技術研究会」ご存じですか?
様々な業種や企業の現場で実務を担う技術者が集まり、信頼性や品質に関する諸問題を実事例や課題をベースに議論している研究会です。1975年にスタートして以来、これまで160社を超える企業の皆さまに参加いただいています。
1. イベント開催の趣旨・背景
「研究会に参加してみたい」、「関心はあるけれど、なかなか一歩が踏み出せない」、「同業他社や異業種の方との人的ネットワークを築きたい」、「技術者としてのスキルアップを図りたい」、「他社を参考に職場の活性化を図りたい」といった要望をお持ちの皆さまを対象に、研究会の雰囲気と有用性を理解いただくことを目的に、2022年12月19日(火)にオンラインの公開イベントとして開催し、230名もの方のお申込・ご参加をいただきました。
2. プログラム
研究会の「活動紹介」だけでなく「特別講演」と「座談会」で編成しました。
「特別講演」では、エンジニアが成長するためには何が必要か、他流試合に積極的に参加することの意義や有用性について多くの経験、実績に基づいたお話をいただきました。
「座談会」では、パンフレットやホームページを見ただけでは伝わりづらい研究会の“ナマ”の雰囲気を運営委員と現参加メンバーの対談や寸劇等を通して、お伝えしました。
14:00~14:05 主催者挨拶・日科技連
14:05~14:20 RQ研究会全体のご紹介
平本 抽 氏
ソニーグループ株式会社/本研究会運営小委員会委員長
14:20~15:00 各研究分科会のご紹介
第1研究分科会 材料・部品解析分科会
第2研究分科会 部品・デバイス(電子部品)分科会
第3研究分科会 機器・システム分科会
第4研究分科会 品質保証分科会
15:00~15:10 休憩
15:10~15:40 特別講演「技術者として、他流試合の必要性」
門田 靖 氏 株式会社リコー
15:40~16:30 座談会
出席者:各研究分科会主査・副主査または委員、門田氏
研究会メンバー
宇都宮里佐 氏 日新電機株式会社
野津 拓人 氏 キーサイト・テクノロジー・インターナショナル合同会社
長野 史裕 氏 株式会社リコー
秋山 達郎 氏 横河電機株式会社
16:30~16:35 終了事務連絡
3. アンケート集計結果(一部)、主なご意見
Q 本イベントは、品質・信頼性向上、人材育成に役立つ内容でしたか?
「非常に役立つ」「役立つ」回答:90%
「非常に役立つ・役立つ」
・研究分科会の活動紹介により、今の信頼性・品質のテーマのトレンドが
理解でき、とても参考になりました。
・「他流試合」の必要性と有用性についてよく理解できました。
・自社の常識は他社の非常識という点は、胸に刺さりました。
「あまり役立たない」
・品質・信頼性の具体的改善事例が聞きたかった。
Q 本研究会への参加・派遣について
「参加・派遣したい」「参加・派遣を検討したい」回答:70%
「参加・派遣したい」「参加・派遣を検討したい」
・異業種間がホンネで話ができる場と機会は有用であると感じました。
・同じ問題・悩みを抱えている方がおられること、それを同業他社の方と
議論できる場があることがわかりました。他社のベストプラクティスを
ぜひ参考にしたいと思いました。
・他業種の方との接点がないので、こういった研究会に参加できれば、
新しい視点を持つことができるかもしれないと思いました。
・社内で困りごとを考えるのは視野が狭すぎる気がしていました。
研究会に参加すると多くのヒントが得られそうだと思いました。
・業務経験や年齢も様々の方が参加されていることが分かりました。
同じ分野の大先輩方から多くの学びを得ることができそうで、興味を
持ちました。
・実際のところ、他社との情報共有の場はないため、このような場があ
ることに衝撃を受けました。
・関心のあるテーマを幅広いメンバーで議論できるのがよいと思いまし
た。
・研究会というネーミングから堅苦しいイメージが先行していましたが、
イベント参加により実際の雰囲気を掴むことができました。
・研究会の内容・雰囲気が分かり、さらに興味がわきました。
・部署内で参加を検討し、前向きに技術向上に努めていきたいです。
・本イベントは参加検討の敷居を下げてくれたと感じました。参加を
検討したいです。
「参加・派遣したくない」「その他」
・参加費用がネックになりそう。
・関心はありますが、参加・派遣は未定。
・参加・派遣を決められる立場にない。
4.「実践!信頼性・品質技術研究会」は、ご参加いただく皆さんが主役です!
各企業それぞれの考え方や知見は、その企業では常識かも知れませんが、他の企業や異業種から観れば驚きを持った発見で問題解決や課題達成の大きなヒントになる事も多々あります。しかし、ただ黙って聞いているだけでは、得られた知識を活かせる訳でも能力が向上する訳でもありません。本研究会に参加し、多様な視点からの意見に耳を傾け、自らも積極的に発言して議論の輪に加わる、いわば「他流試合」を数多く経験することで自分のスキルを向上させ、ひいては組織能力の向上に繋がります。
新年度研究会の参加申込をスタートしました!
本研究会のメイン活動は「研究分科会」です。それぞれの研究分科会で、グローバルに「ものづくり」を進める先端企業の経験と知識を持った運営委員と共に、各企業の状況に合わせた最適なソリューソョンを一緒に導き出していきます。各分科会で取り扱っている主なものを下記しますが、詳細はぜひ「活動紹介」ページでチェックしてください。
第1研究分科会 「材料・部品解析分科会」
・故障/劣化のモードやメカニズム
・分析技術/計測技術
・信頼性評価方法
・解析マネジメント
第2研究分科会 「部品・デバイス(電子部品)分科会」
・部品・デバイスの品質・信頼性技術全般
第3研究分科会 「機器・システム分科会」
・システムレベル評価
・設計段階での市場信頼性予測
・VOCの商品・サービスへの反映
第4研究分科会 「品質保証分科会」
・品質保証体制/品質管理活動
・海外生産における品質管理
・品質管理教育と品質
また、「過去参加会社一覧」「参加者の声」も掲載しております。ぜひ、ご覧ください。
多くの皆さまの積極的なご参加、お待ちしております。
最後に、本イベントご参加くださいました皆さま、ご登壇くださいました皆さまありがとうござました。
ご協力、ご支援いただきました運営委員の皆さま、関係各位の皆さまありがとうございました!