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SQC(統計とビッグデータ)
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“貴社に品質管理のエキスパートを!”<2017年07月24日>

企業は人
 企業を取り巻く環境は、内外ともに大きく変化しています。そのような中で、環境の変化に対応し、置かれた状況を分析し、さらに自らの強みを活かすように経営の戦略や目標を定め、その確実な実現に向け仕事のやり方を大胆に変えていくことが求められています。
  最近も、品質問題に端を発した経営の迷走によって、大手の自動車部品メーカーが実質的な倒産に至ったというニュースが話題となりました。我々は、営々と築きあげられた消費者や取引先からの信頼が、一瞬にして崩壊するということをリアルタイムで目の当たりにしたわけです。
  このような事案は、製造業のみならずサービス産業などの第3次産業においても他人事ではないことを肝に銘ずるべきです。
  企業の経営改革や発展のための方法論として、日本で生み出され活用されているのが、TQM(総合的品質管理)です。
  企業という組織が、つまるところ自然人の集合体であるとするなら、企業のあらゆる活動の結果は、その組織に属する個々人の活動とそれらの連携によって、決まってしまうということができます。
  これは、TQMを実践する場合においても同様で、TQMの具体的な活動である、方針管理、機能別管理、日常管理、小集団活動、品質保証などを適切に推進できる従業員を育成することが、何にもまして重要であることは論を待ちません。
  ISO9001の品質マネジメントシステムにおいて要求される「継続的改善」についても、組織に参画する一人ひとりの能力に負うところが大きいものです。

人を育てる
  TQMにおいては、効率的な教育によって品質管理のエキスパートを育成することが不可欠です。彼らを、部門、部署ごとにキーパーソンとして配置することは企業経営にとって極めて大切でありかつ有効です。
  TQMにおける品質管理教育は、経営者、管理者、技術スタッフ、監督者、一般従業員といった階層別に研修プログラムが作成されるのが一般的です。
  品質管理は、教育に始まり教育に終わるとさえ言われておりますが、一企業の中だけで、これらの体系的な教育の仕組みを構築し、実践することは容易なことではありません。OJTの活用も有効なものではありますが、それだけでは効率的とはいえません。
 そこで、社内研修と社外研修をうまく使い分けることがポイントとなります。社外の研修機関が実施する研修は、長年の間に練り上げられ、時代の要請にこたえるカリキュラムで構成されており、集中的に短期間のうちに効率的な研修が可能です。さらに受講者が他社や異業種の方たちとの交流やグループでの議論などを通じて、刺激を受け広い視野を獲得できるなど、社内での研修にはない多くのメリットも期待できます。
 わが国では、過去のある時期、計画的な教育・研修を実施し、管理職はもちろんのことスタッフの大多数のメンバーが社外のセミナー受講者であるという企業はめずらしくありませんでした。そのような企業が世界に冠たるメイドインジャパン製品をつくり上げ、世界市場を席巻したのです。しかしながら、ここ20年あまりの環境変化、景気低迷などによって、企業の教育訓練費用も絞られ、社内を見渡してみても、社外のセミナーを受講した経験のある人は、50代以上が大半になってしまったという、笑えない話もあります。
 高校、大学、大学院において、「統計学」や「品質管理」に関するカリキュラム*が削られてしまったという背景もあり、年配の管理者や経営者の方から、「若い人に品質管理や統計の基礎的な知識が決定的に不足している」という嘆きをお聞きすることもあります。

*近年、大幅な見直しが実施されました。

日科技連の品質管理セミナー
 管理者、技術スタッフ、一般従業員を主な対象とする社外セミナーは、プログラムが充実しており、一般財団法人 日本科学技術連盟(略称:日科技連)が主催する品質管理セミナー入門コース品質管理セミナーベーシックコースは、いずれも60年以上の歴史を誇る品質管理のエキスパートを養成する国内の代表的な研修コースであります。



○両コースとも、品質管理の技術者として身につけるべき、QC的ものの見方・考え方、QC手法、QC的問題解決法を確実に習得することができます。

○入門コースは、全8日間とコンパクトなコースで、管理者、技術者にとって必要な品質管理の知識や手法を習得します。一方、ベーシックコースは、全30日間と6カ月にわたる本格的なコースで、座学中心の入門コースと異なり、豊富な演習、班別研究会、ケーススタディなどにより実践的なカリキュラムが整備されており、セミナー修了後、各会社に戻られた後、担当業務において短期間で成果をあげられるように配慮しております。すなわち、本コースの修了生は、品質管理のエキスパートとなる資格を得ることになります。したがいまして、入門コースを修了された方には、ぜひ、自らの能力向上のためにも、引き続きベーシックコースの受講をお勧めします。

○コースの受講者は、コース受講中はもちろんコースの修了後も、日科技連の講師陣への質問の機会や指導を受けることができます。また、コース修了者限定の研究会・勉強会も開催されており、他社のメンバーとも切磋琢磨しながら、継続的して品質管理を学べる機会を提供しております。

○先述のように、両コースとも60年以上の歴史があるため、過去の修了生には、経営者や管理者になっておられる方も多くおられます。組織としての知恵を、人を通じて承継していくためにも、ぜひ若い方の受講をお勧めください。

品質管理セミナーと品質管理検定
 入門コース、ベーシックコースの品質管理検定(QC検定)との関連についても触れておきます。QC検定の概要を下記に示しますが、個人の品質管理の知識を客観的に評価する制度で、すでに10年以上の歴史があります。入門コースは2級レベルに対応し、ベーシックコースは1級レベルに対応した研修コースになっております。研修の目的が、検定の合格ということでは決してありませんが、両コースを修了された多くの方が、検定試験にチャレンジされ合格を勝ち取られています。
 また、企業によっては、管理職への昇格の条件として2級合格を定められているところもあるようで、今後ますます検定資格の重要性が増すものと考えられます。人材育成のひとつのベンチマーキングとて活用されるでしょう。


貴社の永続的な発展のために!品質管理のエキスパートを!
 あらゆる業種、業態の企業にとって不可欠な「品質管理のエキスパート」養成に、ぜひ「品質管理セミナー入門コース」「品質管理セミナーベーシックコース」の受講をお勧めいたします。

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Profile

     竹士 伊知郎 氏
    (ちくし いちろう)
京都大学工学部卒業
1979年 (株)中山製鋼所入社。以降、主に圧延・製鋼工程に関する製造技術・設備技術等の開発業務、鋼材製品の品質改善・品質管理業務に従事。社内の技術スタッフを対象にした品質管理教育の企画と推進を行う。
2003年 同社 商品開発部長 超微細粒鋼板の創製に関する研究・開発に従事
2004年 「超微細粒熱延鋼板の製造を可能とした偏芯異径片駆動圧延設備の開発」
にて大河内記念技術賞受賞
2008年 金沢大学大学院 自然科学研究科 システム創成科学専攻 博士後期課程修了(博士(工学))
2009年 同社 品質管理部 部長
2010年 日本品質管理学会 品質管理推進功労賞受賞
2013年 ㈱南海化学R&D 取締役
2017年 南海化学㈱ 顧問 現在に至る。
・日科技連 品質管理セミナーベーシックコース 運営委員、講師
・日科技連 品質管理セミナー入門コース 運営委員、講師

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