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特集2

AI・IoTで変わる世界での「新しい価値」と「当たり前の価値」<2019年03月01日>

AI(※1)・IoT(※2)、あるいはCPS(※3)、Society 5.0と、時代の変化を表す言葉が飛び交っています。これらの言葉が指すものは文脈ごとに様々なですが、一つ間違いのない潮流があります。それはソフトウェアが実世界・人の営みにますます深く踏み込んでいっていることです。
 
AI(特に機械学習の技術)の発展により、認識や予測の新たな機能が実現できるようになりました。IoT・CPSにおいては、センサー・アクチュエーター機器の進歩により、ソフトウェアが物理世界を認識し影響を及ぼす力が大きくなっています。これらの潮流の最も顕著な例は自動運転でしょう。これからのソフトウェアは、実世界や人の営みにおける本来のゴールを達成することが可能になり、またそれが強く求められるようになっていきます。
 
これからのソフトウェア技術者は、第一に、めまぐるしい世界の変化と技術の進化の中で、先駆けて新たな価値を産みだしていく必要があります。これは、目の前の仕事にだけ埋もれ、同じ人たちだけと話をするような環境では到底実現できないことです、第二に、新しい価値を産みだしていくという際に、従来からの知見・技術を踏まえ着実に「当たり前の価値」を実現することは大前提になります。ただし、ソフトウェア開発の難しさに対してその歴史は浅く、プロの技術者であっても、基礎を踏まえ適切な施策を打ち出せていることの方が少ないかもしれません。
 
上記の二点いずれにおいても、一企業内の小さな世界にこもっていて対応できるようなことではありません。ソフトウェアが産み出す価値の主軸をなす「品質」に主眼を置いて、基礎的な学習から研究まで幅広い選択肢を提供するソフトウェア品質管理研究会が、皆さんが「広い世界」に出ていくためのきっかけになるはずです。
私も指導講師として携わっておりますので、ともに「広い世界」へと飛び込んでいきましょう!

 
第34年度(2018年度)ソフトウェア品質管理研究会 第8回特別講義(2019年1月11日(金)) 資料公開中!
「IoT/AI時代のテスティング・検証技術の最前線」

 
■脚注
(※1)Artificial Intelligence:人工知能
(※2)Internet of Things:モノのネットワーク
(※3)CPS: Cyber-Physical Systems:サイバーフィジカルシステム

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Profile

      石川 冬樹 氏

大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構
国立情報学研究所
コンテンツ科学研究系・准教授

形式手法、サービスコンピューティングを中心としたソフトウェア工学の研究に従事。特に、形式検証、テスト自動生成、最適化、機械学習などの技術を、要求や設計のモデルにおいて開発時および実行時に活用することに主眼を置いている。国立情報学研究所トップエスイープログラムおよび日本科学技術連盟SQiP研究会での活動を中心に、産業界向けの教育・応用研究も行う。
形式手法、テスティング、要求分析、Webサービス・クラウドにおける最適化技術の活用など、多くの分野にわたり100本以上の論文発表。
博士(情報理工学、東京大学、2007年)。
日本ソフトウェア科学会理事、日本ソフトウェア科学会編集委員、ソフトウェア品質管理研究会 研究コース5「要求と仕様のエンジニアリング」副主査、SEMAT Japan Chater Executive Committee、文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術動向研究センター 専門調査員。
詳細は http://research.nii.ac.jp/~f-ishikawa/

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