第16年度 実践!信頼性・品質技術研究会(RQ研究会)
第1研究分科会 材料・部品解析分科会
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主 査:
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平本 抽(ソニー)
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副主査:
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小原田 一真(東レリサーチセンター)
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委 員:
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大西 久男(大阪ガス)、楠 博行(TOTO)
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特別顧問:
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木村 忠正(電気通信大学)
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本分科会は、信頼性の創り込み・向上を材料や部品のレベルまで遡って研究する分科会です。ある製品がお客様の使用中に不具合を生じた場合、表面的には機器・システムの問題あるいはモジュール・デバイスの問題に見えるかもしれません。しかし、問題の真因を追求していくと、多くの場合は材料・部品の問題にたどり着きます。本分科会では、材料・部品の解析技術・評価技術を切り口に、メンバーが持ち込む信頼性や品質の諸問題の本質は何か、最適な解析・評価手法とその原理は如何なるものか、得られた結果からどう考察し課題解決へ繋げるか等について、幅広い業界・分野の技術者が集って討議を行っています。
初回に、参加メンバー各自が抱える課題や疑問・要望などをお伺いし、以降の討議テーマを設定します。2回目以降では、各回のテーマに関連した事例を持ち寄って頂き、全員で共有し議論します。また、今まさに直面している喫緊の業務課題など突発的な事例も随時取り上げます。これまでのテーマ例を以下に示します。
①故障/劣化のモードやメカニズム
金属材料の腐食/マイグレーション、樹脂材料の割れ/変色/アウトガス、部品への加熱/吸収/振動、異物/コンタミネーション等
②分析技術/計測技術
各種顕微鏡(SEM, X線CT, OM)による形態観察、各種分光法(EDX, FT-IR, XPS)による表面分析、熱分析(DSC, TG-DTA,TMA)による物性値取得等
③信頼性評価方法
加速試験/寿命予測、スクリーニング、シミュレーション/AI活用、特殊雰囲気/環境、規制対応等
④解析マネジメント
基礎概念~新規探索、標準化/ルール化、データベース/ノウハウ構築、技術伝承/人財育成、課題/異文化対応力等
資料1枚(黒塗り可)でも文章1行でも自ら積極的に発信する姿勢と、メンバーの発表に対して耳を傾け応答する意欲により、相互に価値ある人の繋がりを得ることができます。原理原則に従って状況を正しく理解し、適切な評価検証を行い、得られたデータの意味することを的確に論ずることができる、製品の品質保証や信頼性の創りこみに役立つ力を一緒に培っていきましょう。ぜひみなさんのご参加お待ちしております。
第2研究分科会 部品・デバイス(電子部品)分科会
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主 査:
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柏木 譲一(本田技研工業)
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副主査:
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馬場 正太郎(富士電機)
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委 員:
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瀬戸屋 孝(日本電子部品信頼性センター)、三井 直人(三菱電機)、横川 慎二(電気通信大学)
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顧 問:
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山口 浩二(富士電機)
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本分科会は、エレクトロニクス製品に使用される部品に焦点を当てた研究分科会です。
デバイス・電子機器・ユニットの各メーカ、企業それぞれのメンバー/運営委員が立場を越えて、本音で議論ができる、発言しやすいユニークな分科会です。
運営委員は、国内デバイスメーカ、電気電子機器メーカの品質・信頼性について豊富な経験を持った方々が担当し、参加されるメンバーは、設計・技術・生産・購買・品質保証・品質管理を実践している技術者の方々で構成されています。
取り扱うテーマは、「部品・デバイスの品質・信頼性技術全般」です。
①定例テーマ討論
初回に討論したいテーマを参加メンバーから立案していただき、開催回ごとに討論テーマを年間計画として定めます。2回目以降は、そのテーマに従って、自社での取組みや事例などを参加メンバー持ち回りで発表し合う形式で討論を進めさせていただきます。内容によって、本分科会で十分に討論がしきれない場合は、テーマ別分科会や他分科会との合同討論の実施などで、柔軟に対応させていただき、幅広い討論を行います。
②緊急テーマ討論
参加者企業内で直面している電子機器や電子部品で起こっている品質・信頼性の具体的な問題を持ち寄り、参加するメンバー/運営委員が持ち合わせる幅広い知見に基づいた多面的な議論が行われます。報告書に明記されることのない真の原因や、その解釈、波及性なども議論されます。また、開催日以外でも課題や困りごとを分科会のメーリングリストで発信いただければ、参加メンバーが参考情報を持ち寄り、活発な議論が行われます。
③討論テーマのご紹介
昨年度、様々な議論を行いましたが、そのキーワードの一例をご紹介します。
●各種部品固有の品質・信頼性の諸問題
●部品調達・サプライヤー監査の手法
●外部リソースの活用方法(ファンダリ―・他社との連携)
●信頼性試験・加速試験の手法・信頼性試験規格(業界標準)
●品質管理・信頼性設計・ディレーティング
●電子部品の構造と壊れ方
●カスタム部品・外部リソース・パワー半導体の壊れ方
●技術伝承、教育・育成
研究会は、参加いただくメンバーみなさんが主役です。ギブアンドテイクの精神で、積極的な議論によって、研究会を通じて相互理解を深め、多様な知見から問題解決力を身につけていきましょう。
第3研究分科会 機器・システム分科会
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主 査:
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長野 史裕(リコー)
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副主査:
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岩下 健児(SCオートモーティブエンジニアリング)
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委 員:
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勝田 信(日本信号)、原島 瑞靖(富士フイルムビジネスイノベーション)
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本分科会は、システム製品をお客様に提供するために日々取り組む機器システムメーカのエンジニアが集まり、日常の疑問や新しい視点を発見するための技術的な活動を行う場です。
扱う製品は複数の要素が組み合わさった集合体であり、その複雑さが課題を難しくしています。例えば、品質・信頼性の高い部品や材料を使っても、必ずしもシステム全体の品質・信頼性が保証されるわけではありません。逆に、品質・信頼性が並な部品や材料からでも、高信頼性のシステムを構築することは可能です。実際、定期的な保全が行われるシステムでは、最新の半導体部品よりも旧式のリレーを使う方が高いアベイラビリティを実現できる場合もあります。巨大なシステムにおいて、部品の信頼性の総和を超える信頼性を確保し、重大事故を防ぐ設計を行うことこそ、信頼性技術者の腕の見せ所です。
ここで重要なのは「対象となるシステムをどう捉えるか」です。本分科会では、電子機器、メカトロニクス製品、住宅機器、鉄道など、幅広い分野のエンジニアが業界を超えて議論します。こうした議論を通じて、異なる分野や業界の知見に触れることは、参加者の気づきや課題解決の大きな助けとなります。
議論のテーマは、参加メンバーの関心に基づき、モノづくりにおける日常的な課題を取り上げます。対象製品にとどまらず、製品を取り巻く上位システム(社会インフラなど)との関係性も視野に入れます。各メンバーが興味あるテーマを担当し、当日その話題を紹介することで議論が広がります。不具合事例の原因解析から、データの活用まで幅広いテーマを扱う場となっています。
昨年度議題のキーワード
評価試験、市場ストレス、国際規格、ロスコスト、故障解析、データ分析、DR、FMEA
特に市場ストレスはメンバーの興味が高く、2回にわたり議題に挙がりました。また、直近で発生している問題を持ち込んで議論を行うこともあります。
斬新な活動をしておりますので、自社で日頃から悩んでいることを参加企業のメンバーと論議していくことでヒントを見つけていただきたく思います。ぜひ、みなさんのご参加をお待ちしております。
第4研究分科会 品質保証分科会
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主 査:
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山森 英一(東芝) |
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副主査:
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向井 剛(三菱重工業)
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委 員:
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味岡桃太郎(ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ)、木村 功(TOTO)
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本分科会では、QMS体制(組織論含む)、製品安全・リスクマネジメント、開発プロセス関連(DR、FMEA含)、調達品品質管理、品質問題の再発・未然防止(過去トラ活用含)、品質不正防止、品質人財育成など品質保証活動の全般に関するテーマを討議する分科会です。最近では、AIの品質保証業務での活用についても討議を行っています。
研究会メンバーには、コーポレートや事業の品質保証部門に所属されている方が多く参加されています。コーポレートの立場や事業部の立場から、各テーマ課題について、各社の取り組み事例を紹介いただき、情報共有し、改善の方向性を討議しています。
主な討議テーマは以下のとおりです。
① QMS体制構築について
QMS活動は、製品開発から日常管理までの各段階で各部門が行う幅広い活動です。各活動での課題に対して、PDCAを回し、スパイラルアップをいかに図るかのテーマについて議論します。品質保証部門の組織体制・全社統制構造、製品保証計画・PPAP、市場品質情報収集(体制・システム)、外部・内部監査(リモート監査・監査員教育・海外工場の監査)、品質不正防止などの課題を取り扱います。
② 品質問題の再発防止・未然防止について
品質問題を出さない為に品質管理ツールの効果的な活用方法をテーマについて議論を行います。変更点管理、再発防止手法(なぜなぜ分析・FTA・過去トラDB等)、未然防止手法(設計・工程FMEA・DRBFM・SSM等)、統計的品質管理(SQC)、信頼性技術手法(ワイブル解析等)、リスク分析手法など様々なツールを取り扱います。
③ 品質人材に対する人財育成について
技術伝承や人材不足といった視点からの効果的な品質人材育成や品質管理教育等のテーマについて議論を行います。
上記以外にも各社の課題に応じてテーマ設定を行い、議論を行います。
本研究会のような異業種の品質保証部門の方々が集まる場は、多くありません。「品質保証とは何ぞや」を考え、明日の品質保証のありたい姿を一緒に議論しましょう。
みなさまのご参加をお待ちしております。