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第55回 全日本選抜QCサークル大会(小集団改善活動)
QCサークル本部の山ノ川です。
発表サークルの皆様、お疲れ様でした。そして、熱心に聴講いただいた皆様もお疲れ様でした。
さて、本日、発表いただいた18サークルは、いずれも各支部推薦により、年1回の全日本選抜大会の場に、ファイナリスト、所謂、決勝進進出者として、臨んでいただきました。
審査委員会としましては、事前に提出された「支部からの推薦書」「活動状況説明書」「要旨集」「ワンポイントシート」を読み込み、本日の各サークルの発表を聴かせていただきました。
審査基準は、本部規定にあります通り、
(1)運営の工夫/個の成長と活動の継続性・発展性(配点の目安は40点)
(これは、「活動が継続・発展できるような運営の工夫がなされているか」ということです。
この「継続性」とは、サークルの継続性だけではなく、QCサークル活動自体の継続性を言っています。)
(2)改善事例の内容と成果(配点の目安は40点)
(適切なテーマで、内容のある確かな活動になっているか)
(3)発表の方法(配点の目安は20点)
(分かりやすい発表で、感銘を受けるような内容か)
というものです。
審査は、全国の支部長9名と、私を含めた本部幹事9名の、合計18名によって行いました。
各サークルの発表は、内容的には、それぞれ、創意工夫された活動により、確かな成果を挙げており、サークルの運営や改善内容とも、その活動及び成果は甲乙つけ難く、いずれのサークルも、これからの小集団改善活動において、他のサークルにとって大いに参考になる取り組みやヒントにあふれていました。
審査に当たっては、限られた時間と説明資料によってではありますが、各サークルが、運営、改善、いずれも、活動のPDCA、SDCAなどマネジメントサイクルをどう廻し、どのように成果をあげたかを、結論だけではなく、そのプロセスが分かるように論理的に分かりやすく説明していただけたか、サークルの活動の継続性・発展性が確かなものになっているかを審査させていただきました。
ここで、発表全体について、いくつかコメントさせていただきます。
1. まず、運営の工夫です。
いずれのサークルも、知恵を絞り、創意工夫された運営が行われています。まず、チーム作りという観点、即ち、チームビルディングについては、今回も様々な工夫が見られました。共通の関心事、例えば、趣味であれば「釣り」、置かれた境遇であれば「ワークライフバランス」、また、共通の悩み「目、肩、腰」に着想して活動計画を立てたり、更には、活動のベースに「心理的安全性」を置いて活動の方向性を揃えたサークルがありました。そして、メンバーの組み合わせについては、単なるベテランと若手の組み合わせではなく、相性診断に得意スキルを組み合わせた3人のペアリング、ベテランの得意分野を活かして1人のベテランに若手2人の3人トリオでの活動、時にはサブリーダー同士の入替を行ったり、更には、渡来人サークルのように他のサークルと相互に乗り入れた取り組みもありました。そのように、工夫に満ちた、沢山の参考になるアイデアが紹介されました。
また、テーマ選定についてですが、直接的な改善事例ということではなく、サークル活動そのものにおける心理的安全性、ワークエンゲージメント、ワークライフバランス、また、目・肩・腰への配慮といった「健康経営」にも繋がる視点を持ち、そこにQC的ものの考え方を取り入れるなど、大いに参考になる取り組みがありました。
そして、各サークルの置かれた状況、活動テーマや取り組み期間はそれぞれ異なりますが、ほとんどのサークルが、新型コロナへの警戒が続いていた大変な時期の活動です。新型コロナをどう乗り切ったかというご苦労や工夫について全サークルが具体的に触れていた訳ではありません。しかし、コロナ禍というピンチの中で活動を止めないために、また、「ニューノーマル」化への適応など様々なコミュニケーション 手段やツールの工夫が行われました。そうした中で、サークルの置かれた背景、出発点は様々ですが、サークルとメンバーの成長に向けて、どのサークルもホップ・ステップ・ジャンプの計画を立てて、粘り強く取り組み、まさに「継続は力なり」を実現されています。そうした「継続」のための、「なるほど」と思わせる計画や、効果的な工夫やヒントは、互いに共有、活用していただきたいと思います。
改善の取り組みについては、いずれも優れた取り組みが行われ、三現、更には、5ゲン主義が徹底されていましたが、CANDYサークルにおかれては、理論と実践を融合させて徹底的にメカニズムを証明するプロセスを確立されており、現場の取り組みとして大いに参考になりました。
2. 次に、ダイバーシティ、様々な多様化への対応です。
今回の発表の中でも、各サークルで多様なメンバーが活躍していることが報告されました。ダイバーシティとは、人種や国籍、性別、年齢、雇用形態、障がいの有無、さらにはキャリアや価値観、働き方の多様性まで含みます。
各サークルにおいては、様々なメンバーが個性を活かしながら活躍し、互いに思いやり、力を合わせていることがよく分かりました。QCサークル活動は、どんな業種、職種、年齢、属性であっても協力し合えることを確信しました。
3. そして、発表内容ですが、
いずれのサークルも、他の範となる取り組みをされています。しかし、発表時間、スライド枚数の制約もあるかもしれませんが、サークルによっては、テーマ選定の経緯、運営や活動の成果について、そのプロセスの説明が十分でなかったり、成果を強調するあまり論理的ではなかったり、そのために、活動のPDCAサイクルや継続性が分かり難かったりするところがありました。
また、要旨集のスライドが縮小されている影響もありますが、読み取り難かったサークルがありましたので、ぜひ読み手への配慮をお願いしたいと思います。
4.しかしながら、いずれのサークルも、支部推薦を受けて全日本選抜大会に出場しており、それぞれに他の範となるべき活動を行っていることは言うまでもありません。最優秀賞、優秀賞、特別賞、審査委員長のいずれであっても、今後とも他の模範となり、更に活動の良いところを伸ばし、活動の継続とレベルアップをめざしていただくことを期待して、この後、QCサークル本部長から授与されます。
それでは、各サークルの審査結果を発表致します。
【サークル別審査結果】全サークル一覧スライドを以て審査結果を発表
審査結果は、只今、発表した通り、「QCサークル本部長賞最優秀賞」は「タートルズサークルです。
それ以外の17サークルは「優秀賞」です。今回は、運営特別賞、改善特別賞、そして、「審査委員長賞」の授与はありません。
最後に、「最優秀賞」について、この場で、主な受賞ポイントをコメントさせていただきます。
尚、本日発表された全サークルに対して、少し時間をいただきますが、審査委員である本部幹事から、各サークルの活動について、「良かった点」、「更に良くするために」という主旨のコメントをお送りする予定ですので、参考にしていただきたいと考えています。
***「最優秀賞」タートルズサークルの受賞ポイントをコメント***
コメントは以上です。
改めまして、本日発表いただきました全サークルに対して、感謝と敬意を表します。
今後とも、各サークルとメンバーの成長と、活動の更なる発展を期待しております。
発表サークルの皆様、お疲れ様でした。そして、熱心に聴講いただいた皆様もお疲れ様でした。
さて、本日、発表いただいた18サークルは、いずれも各支部推薦により、年1回の全日本選抜大会の場に、ファイナリスト、所謂、決勝進進出者として、臨んでいただきました。
審査委員会としましては、事前に提出された「支部からの推薦書」「活動状況説明書」「要旨集」「ワンポイントシート」を読み込み、本日の各サークルの発表を聴かせていただきました。
審査基準は、本部規定にあります通り、
(1)運営の工夫/個の成長と活動の継続性・発展性(配点の目安は40点)
(これは、「活動が継続・発展できるような運営の工夫がなされているか」ということです。
この「継続性」とは、サークルの継続性だけではなく、QCサークル活動自体の継続性を言っています。)
(2)改善事例の内容と成果(配点の目安は40点)
(適切なテーマで、内容のある確かな活動になっているか)
(3)発表の方法(配点の目安は20点)
(分かりやすい発表で、感銘を受けるような内容か)
というものです。
審査は、全国の支部長9名と、私を含めた本部幹事9名の、合計18名によって行いました。
各サークルの発表は、内容的には、それぞれ、創意工夫された活動により、確かな成果を挙げており、サークルの運営や改善内容とも、その活動及び成果は甲乙つけ難く、いずれのサークルも、これからの小集団改善活動において、他のサークルにとって大いに参考になる取り組みやヒントにあふれていました。
審査に当たっては、限られた時間と説明資料によってではありますが、各サークルが、運営、改善、いずれも、活動のPDCA、SDCAなどマネジメントサイクルをどう廻し、どのように成果をあげたかを、結論だけではなく、そのプロセスが分かるように論理的に分かりやすく説明していただけたか、サークルの活動の継続性・発展性が確かなものになっているかを審査させていただきました。
ここで、発表全体について、いくつかコメントさせていただきます。
1. まず、運営の工夫です。
いずれのサークルも、知恵を絞り、創意工夫された運営が行われています。まず、チーム作りという観点、即ち、チームビルディングについては、今回も様々な工夫が見られました。共通の関心事、例えば、趣味であれば「釣り」、置かれた境遇であれば「ワークライフバランス」、また、共通の悩み「目、肩、腰」に着想して活動計画を立てたり、更には、活動のベースに「心理的安全性」を置いて活動の方向性を揃えたサークルがありました。そして、メンバーの組み合わせについては、単なるベテランと若手の組み合わせではなく、相性診断に得意スキルを組み合わせた3人のペアリング、ベテランの得意分野を活かして1人のベテランに若手2人の3人トリオでの活動、時にはサブリーダー同士の入替を行ったり、更には、渡来人サークルのように他のサークルと相互に乗り入れた取り組みもありました。そのように、工夫に満ちた、沢山の参考になるアイデアが紹介されました。
また、テーマ選定についてですが、直接的な改善事例ということではなく、サークル活動そのものにおける心理的安全性、ワークエンゲージメント、ワークライフバランス、また、目・肩・腰への配慮といった「健康経営」にも繋がる視点を持ち、そこにQC的ものの考え方を取り入れるなど、大いに参考になる取り組みがありました。
そして、各サークルの置かれた状況、活動テーマや取り組み期間はそれぞれ異なりますが、ほとんどのサークルが、新型コロナへの警戒が続いていた大変な時期の活動です。新型コロナをどう乗り切ったかというご苦労や工夫について全サークルが具体的に触れていた訳ではありません。しかし、コロナ禍というピンチの中で活動を止めないために、また、「ニューノーマル」化への適応など様々なコミュニケーション 手段やツールの工夫が行われました。そうした中で、サークルの置かれた背景、出発点は様々ですが、サークルとメンバーの成長に向けて、どのサークルもホップ・ステップ・ジャンプの計画を立てて、粘り強く取り組み、まさに「継続は力なり」を実現されています。そうした「継続」のための、「なるほど」と思わせる計画や、効果的な工夫やヒントは、互いに共有、活用していただきたいと思います。
改善の取り組みについては、いずれも優れた取り組みが行われ、三現、更には、5ゲン主義が徹底されていましたが、CANDYサークルにおかれては、理論と実践を融合させて徹底的にメカニズムを証明するプロセスを確立されており、現場の取り組みとして大いに参考になりました。
2. 次に、ダイバーシティ、様々な多様化への対応です。
今回の発表の中でも、各サークルで多様なメンバーが活躍していることが報告されました。ダイバーシティとは、人種や国籍、性別、年齢、雇用形態、障がいの有無、さらにはキャリアや価値観、働き方の多様性まで含みます。
各サークルにおいては、様々なメンバーが個性を活かしながら活躍し、互いに思いやり、力を合わせていることがよく分かりました。QCサークル活動は、どんな業種、職種、年齢、属性であっても協力し合えることを確信しました。
3. そして、発表内容ですが、
いずれのサークルも、他の範となる取り組みをされています。しかし、発表時間、スライド枚数の制約もあるかもしれませんが、サークルによっては、テーマ選定の経緯、運営や活動の成果について、そのプロセスの説明が十分でなかったり、成果を強調するあまり論理的ではなかったり、そのために、活動のPDCAサイクルや継続性が分かり難かったりするところがありました。
また、要旨集のスライドが縮小されている影響もありますが、読み取り難かったサークルがありましたので、ぜひ読み手への配慮をお願いしたいと思います。
4.しかしながら、いずれのサークルも、支部推薦を受けて全日本選抜大会に出場しており、それぞれに他の範となるべき活動を行っていることは言うまでもありません。最優秀賞、優秀賞、特別賞、審査委員長のいずれであっても、今後とも他の模範となり、更に活動の良いところを伸ばし、活動の継続とレベルアップをめざしていただくことを期待して、この後、QCサークル本部長から授与されます。
それでは、各サークルの審査結果を発表致します。
【サークル別審査結果】全サークル一覧スライドを以て審査結果を発表
審査結果は、只今、発表した通り、「QCサークル本部長賞最優秀賞」は「タートルズサークルです。
それ以外の17サークルは「優秀賞」です。今回は、運営特別賞、改善特別賞、そして、「審査委員長賞」の授与はありません。
最後に、「最優秀賞」について、この場で、主な受賞ポイントをコメントさせていただきます。
尚、本日発表された全サークルに対して、少し時間をいただきますが、審査委員である本部幹事から、各サークルの活動について、「良かった点」、「更に良くするために」という主旨のコメントをお送りする予定ですので、参考にしていただきたいと考えています。
***「最優秀賞」タートルズサークルの受賞ポイントをコメント***
世代交代が進む中で極めて重要なテーマである「ベテランの技能を技術に変える」という、若手への技能伝承の考え方と具体的な取り組みは大いに参考になります。「見て覚える」指導から「共に学ぶ」体制へと変革する ために、QCサークル活動そのものを見直すために、メンバー全員の取り組みが不可欠な4S活動をテーマに、QC七つ道具を積極的に活用し,データに基づく現状把握と要因分析を行ったこと、また、全員参加型4Sや動画教育などによる創意工夫を行い、その結果として、若手の意欲、スキルの向上が図られました。
改善においても、三現主義を徹底した、データに基づく的確な解析、検証が行われました。
改善においても、三現主義を徹底した、データに基づく的確な解析、検証が行われました。
改めまして、本日発表いただきました全サークルに対して、感謝と敬意を表します。
今後とも、各サークルとメンバーの成長と、活動の更なる発展を期待しております。
以上