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第16回 知識構造化シンポジウム

~全社的な知識運用による品質と安全への取り組み~

日時:2024年9月20日(金) 13:30~17:00
【ライブ配信開催】

講演概要(講演者敬称略)

事例講演1「包装容器の開発・製造におけるSSM知識を活用した品質不具合未然防止活動」

古田 修一(大和製罐株式会社 取締役)
勝谷 貴洋(大和製罐株式会社 品質保証第1部 品質保証第1課 課長)

弊社では、飲料・食品等の各種包装容器の開発・製造・販売を行っている。その活動において開発の手戻りや、製造における品質面での不具合について、技術的な知見や過去トラブル情報として蓄積しているものの、体系立てて共有し活用できていなかった。そこで、開発や製造での不具合を未然に防止する仕組みとして、SSMの導入を進めている。本講演では、弊社におけるSSM知識の作成と活用及び今後の展開について紹介する。

 

事例講演2「SSMを活用した労働災害防止の取組み」

村中 義章(栗田工業株式会社 グループ生産本部 フィールドエンジニアリング部門 安全推進部)

弊社では、半導体に使用する超純水などの製造装置(水処理装置)を中心とした装置の設計・製造・施工を行っている。その製造・施工の過程において、労働災害が一定数発生しており、労働災害防止が急務となっている。過去の労働災害を調査したところ、半数以上が過去災害の繰り返し(再発)であることが分かった。そこで、SSMの特徴である「過去トラブルを再利用する」点に着眼し、エンジニアリング業界初の試みとして安全管理へのSSM導入を開始した。本講演では、その取り組みについて紹介する。

 

事例講演3「SSMを活用した全社的なトラブル知識基盤構築とその展開について」

多田 圭人(日本精工株式会社 デジタル変革本部 エンジニアリングチェーン変革プロジェクトチーム 副主務)

弊社では、自動車や産業機械分野等、様々な領域にベアリング、ボールねじ等の製品を提供している。これまで、不具合情報を集約する社内システムは構築していたが、その再利用性に対して課題があり、また教訓情報のグローバル活用のニーズから2021年よりSSMを導入した。弊社のSSMの特徴として、お客様への納入品質問題、市場品質問題等の設計・製造起因の様々な事案で広くSSM化を実施し、グローバルで知識作成・活用を進めている。本講演ではこれらの取り組みと今後の展開について紹介する。

 

特別解説「SSM導入・定着のポイントと知識活用の最新動向」

長谷川 充(株式会社構造化知識研究所 シニアコンサルタント)

 

総合討論(全講演者)

コーディネーター:田村 泰彦(株式会社構造化知識研究所 代表取締役)

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