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役員のための品質経営セミナー

役員への品質教育の決定版!~顧客価値の創造、価値を実現するイノベーション~

講義1:経営におけるTQMの役割とその活用

中條 武志 氏(中央大学 理工学部 ビジネスデータサイエンス学科 教授)

経営環境が大きく変わる中、持続的な成功のためには、組織として変化に迅速に対応できる能力を強化する必要があります。TQM(総合的品質管理)は、顧客・社会のニーズを満たす製品・サービスの提供を目的に、プロセスの管理・改善を、全部門・全階層の参加を得て行うことで、経営環境に適した効果的・効率的な組織運営を実現する方法です。
本講義では、TQMの原則や中核となる活動について体系的に紹介し、経営にどう活用するのがよいのかについて考えます。

 

 

企業講演1:トヨタの品質経営へのチャレンジ

佐々木 眞一 氏(トヨタ自動車株式会社 元副社長・(一財)日本科学技術連盟 理事長)

トヨタは創業者の豊田喜一郎が日本に自動車産業をと始めた会社で、当初はお客様にご迷惑をお掛けすることも少なくありませんでした。喜一郎は自ら故障車の現認と修理に赴きお詫びをすると共に原因の分析と改善をしました。
まさに品質経営を実践していたと言えます。今日お客様の価値観が大きく変化し車はお客様が価値を創出する為の手段となりました。車の良さだけではお客様の期待にお応えできません。お客様が価値を生み出すプロセスに寄り添い価値を共創することがこれからの品質経営となります。豊田章男会長がモビリティカンパニーになると宣言し新しい時代の品質経営に取組み始めました。その為に必要な新たな組織能力の獲得活動を紹介いたします。

 

企業講演2:経営チームの品質とは~私の反省と学び~」

永田 理 氏(経営コンサル どげんしたと 代表/前 トヨタ自動車九州株式会社 代表取締役社長)

経営の品質とは、経営陣の品質でもあります。
“コンプライアンス&ガバナンス” “風通しの良い上下関係” “禁・不作為” “脱・思考停止” について自身の反省と学びを語ります。
トヨタのリコール問題の後、北米の責任者として、トヨタ自動車九州トップとして様々な問題に対峙したことなど、お話しできる範囲で本音で語ります。
商品・サービスの品質だけではなく経営者の品質が問われている今、何が大切か、参加者の方々の気づきになれば幸いです。

 

講義2:企業における品質経営の進め方/これからのTQM

狩野 紀昭 氏(東京理科大学名誉教授)

TQMは、全社的努力を必要とする経営戦略の実現に役立つユニークな管理手法であり、顧客指向のISOに対して、顧客指向とともに利益確保をめざしていることを具体的にご説明します。
競合優位としての品質を、顧客の基本要求への適合・顧客満足・顧客歓喜に区分し、今日の経営における位置づけを明らかにし、TQMの仕組み・具体的な手順など、経営に役立つTQM推進の実際について、各社の事例を踏まえてお話しします。

 

 

*所属・役職は2024年7月18日現在のものです。

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