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品質管理セミナーベーシックコース
【QC検定1級レベル対応】

経営者・経営幹部の声

(所属・役職はご寄稿当時のものです)


コーセルにおけるベーシックコースの位置づけ

TQM導入以来、40年が経過しました。日科技連の品質管理セミナー/シンポジウムに、ここ10年間で全社員の約半数の延べ256人を送り出しました。特にベーシックコースは時間と費用の投資がかなり大きくなるコースですが、その効果には絶大なものがあると認識しています。

知識を得ても実践しないと自分のものにはなりません。 その点、ベーシックコースでは高度な知識を得ると共に、受講者が自分のテーマを持ち、個別にアドバイザーから問題解決のポイント、方向づけなどアドバイスを受けながらテーマを解決します。

まさに知識の吸収と実践がセットになった、現場ニーズに合致したコースといえます。当社においては開発、生産技術部門において、5人に一人が履修し、現場を支えています。

また全部門でのベーシックコース修了者は、これまでで延べ117人になります。彼らは実験計画法等を用いた品質管理が身近になり、より深い思考で解析できること、統計的にものごとを考えることや、ばらつきなどを考慮することに長けているように思えます。

人的資源への投資促進が求められている今日、ベーシックコースはコーセルにおけるエンジニアの背骨をつくる教育として今後も重視し、取り組んでまいります。
 

コーセル(株)
取締役 常務執行役員
清澤 聡 氏


 
 
ベーシックコースでAIを超えるエキスパートを育成
日野自動車(株)
取締役副社長
遠藤 真 氏

私は今から32年前、20代の時に品質管理セミナー・ベーシックコースを受講しました。初めは統計的な考え方に馴染みがなかった事から、「統計で何が分かるのだ」と思っていましたが、班別研究会や宿題を通じて、統計的に処理したデータから問題の解決を考える方法が身に付きました。

受講当時は開発部門でエンジンの実験に携わっていましたので、耐久試験結果など比較的少数のデータを扱っていましたが、現在の日野自動車では、故障が事前に検知できるように、運行車両から集めたビッグデータを活用しています。今後は、ビッグデータを人の代わりにAIが解析する時代が来ると思います。そのAIの解析結果が本当に正しいかどうか、これからの技術者はAIを超える判断が要求されると考えています。それには、固有技術や基礎学力など、これまで以上に技術者は研鑚する必要があります。

一方、社内のSQC教育は、改善事例の発表内容を見ても、私がベーシックを受講した時代に比べて、使用している手法も高度になっており、レベルアップしていると感じます。しかし、残念ながら解析結果の数字に疑問を感じた発表事例もありました。技術者は、数字に対する気づきの感覚が優れていてほしいですし、この数字に対する鋭い感覚は、SQCが体にしみ込んでいればこそだと考えています。

SQCツールを正しく扱えるように、またビッグデータやAIを活用するためにも、今後もベーシックコースへは継続的に技術者を派遣したいと考えております。特に班別研究会は、異業種交流の観点からも得るものが多いカリキュラムです。
最近では、ベーシックコースの卒業生を中心とした勉強会が社内に発足し、彼らが品質管理のエキスパートとしてこれからも活躍してくれるものと確信しております。

(2017年9月寄稿)
*2020年1月現在、取締役副社長


 
学ぶ者の意欲と学ばせる者のサポートがあれば必ず成果に結びつく
これがベーシックコースです
澤藤電機(株)
代表取締役社長
吉川 昭彦 氏
2016年度
TQM奨励賞受賞

今から31年前、1985年の春から夏、私は品質管理セミナーベーシックコースを受講し、捻じり鉢巻きで各カリキュラムに取り組んでいました。30歳。担当業務のノウハウを理解し、周囲の信頼も芽生え、仕事が急激に増えている時期でした。7月にはついでに次女まで誕生しました。家庭と仕事の重みに毎日ヘロヘロになりながら、それでもベーシックコース卒業の先輩から「優秀賞を取れ!」との厳命を受け、必死で喰らいついていた微笑ましい記憶があります。私の現場技術屋としての原点が育まれた時期と認識しています。

時を経て、後輩や部下をベーシックコースに送り出す立場になり、受講後の彼らが、学んだ知識を実践できるような時間と環境を整えてあげることを心掛けてきたつもりです。それが先に勉強させて頂いた者の責任だと思っています。

私は縁あって澤藤電機に籍を移しましたが、弊社は今年栄えあるTQM奨励賞を受賞しました。創業108年の老舗企業ではありますが、もう一段ステップアップしたいとTQMを導入してから丁度3年です。様々な改善活動を展開していく上で重要な役割を果たしたのが、同時に受講を開始したベーシックコースを卒業した若手技術員達でした。彼らが導き出す普遍的な方向性や結論は、弊社の技術・技能陣にとって一筋の光明であり、課題達成へのはっきりとした道標となりました。

学ぶ者の意欲と学ばせる者のサポートがあれば必ず成果に結びつく。これがベーシックコースです。優れたカリキュラムが個人の技術力と集団の組織能力を確実に向上させます。これから私達はTQMを駆使し、とりわけベーシックコース卒業の品質管理エキスパートを中心に、より高い実成果を目指して邁進します。

(2016年12月寄稿)


 
キャタラーにおけるTQM強化とひとづくりへのベーシックコース活用
(株)キャタラー
代表取締役社長
砂川 博明 氏

私が品質管理セミナーベーシックコースを受講したのは、27年前の事でした。当時、工場で品質管理を担当しており、日替わりで発生する問題への対応で奔走していました。私にとってSQCは、辛気臭くてまどろっこしいツールで、できれば避けて通りたい研修でした。そんな時にTQM推進部から、ベーシックコースへの参加要請があり、上司からも説得され、仕方なく参加することにしました。

しかしながら、参加してみると単なるSQC手法習得のための教育ではなく、本質的な品質管理を学べる場として、大変優れた研修であることに気づきました。特に班別研究会では、実務に直結する問題・課題を通じて、解決までのプロセスを指導していただけるすばらしいセッションでした。また、受講者間の異業種交流を通じて得た知識や人脈も、時を経て重要な財産となりました。

キャタラーは、2015年にデミング賞を受賞し、TQM活動を推進中です。当時学んだことは、今でも色褪せることなく『持続的成功を目指す品質経営の基盤づくり』においても役立っています。また活動のリーダーとして、活躍してくれている人の中には、ベーシックコース修了者がいます。

会社経営で最も重要なことは、ひとづくりです。ベーシックコースは、社内の教育では得られない多くの「気づき」が得られ、習得した手法や知識は将来にわたって有用です。従って、今後もベーシックコースを活用して、品質管理のエキスパートを定期的に育成し、事務・管理系を含む社内各職場での改善活動の指導者として活躍もらいます。これによって仕事の質を継続的に高め、持続的成功を実現していきたいと思います。

(2015年12月寄稿)


 
連綿と続くQCベーシックコースの受講
アサヒグループ
ホールディングス(株)
代表取締役 副社長
川面 克行 氏

私は昭和59年の秋にQCベーシックコースを受講し、今年で丁度31年になります。日本の各企業がTQC導入宣言を行い社内のQCサークル活動が活発になり始めた時期でした。ベーシックコースという限り基礎的なQC手法の講習会と思いきや、実はバリバリのSQC講習会であり、毎月実施されるSTと呼ばれる理解度テストは相当きつく、学生時代と同様の勉強を強いられたことが思い出されます。

我が社では1970年から現在に至るまで143名がこの講習を受講し、各人それぞれの持ち場で学習の成果を発揮していると確信しています。 恐らく技術系の社員なら少なくとも学生時代に統計学をかじっているはずであり、それが故に会社に入社して製造現場に放り込まれると机で学んだ学問と実際の現場で行われている品質管理とのギャップに愕然とした事と思います。そのギャップを極めて明解に埋めてくれるのがこのQCベーシックコースではないでしょうか。

少し難解な数式を理解し操る必要がありますがこの事なしに品質管理を語ることはできません。だからこそ是非若い技術者、研究者の人たちには挑戦してもらいたいと思います。100万個の製品をお客様に提供するときに、絶対に1個の不良品も出さずにお届けするとしたら、方法は全数検査しかありません。もしその検査が破壊を伴うものであったなら、使い物になる製品はゼロということになります。こういうジレンマを抱えながら技術者は不良品ゼロを目指さねばなりません。経済合理性と品質保証といった観点からもこのQCベーシックコースはお薦めだと思います。

(2015年9月寄稿)


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