品質管理セミナーベーシックコース
【QC検定1級レベル対応】
派遣部門の声
- 品質保証について体系的に学習できる、人材育成に最適な講座
- 住友ベークライト(株)
生産技術本部
品質保証推進部
部長
池田 信二 氏
当社は、1911年に国内で初めてプラスチックを製造して以来、プラスチックのパイオニアとして、お客様とともに新しい価値を生み出す研究・開発を行い、社会に貢献する製品や技術を創生しています。現在は、自動車、半導体、ヘルスケア、食品、建築など幅広い分野に関わっています。
安定した品質の製品を提供することは企業価値向上に直結する重要な要素です。「我が社は、信用を重んじ確実を旨とし、事業を通じて社会の進運及び民生の向上に貢献することを期する」という社是のもと、「顧客第一・品質第一を念頭に品質形成の良い流れを作って本質改善することにより、収益向上に貢献し、同時にSDGsに則り社会に貢献する」という品質管理方針を定め、品質管理体制の整備や人材の育成を進めています。
「品質管理セミナー・ベーシックコース」(以下、BC)は、品質保証の基本的な考え方から統計的手法まで体系立てて学ぶことができるため、毎年継続して技術者を派遣し、人材育成に役立てています。これまでに370名以上をBCに派遣しておりますが、受講した技術者は品質保証部門に限らず、研究・開発や製造部門など、さまざまな部署で活躍しています。また、受講者は、OJTによる後輩育成でも力を発揮しており、企業競争力の向上に貢献してくれています。
近年ではデジタル化が急速に進展し、当社でもIoTを用いて集めたビックデータをAIで分析して、研究・開発に役立てていますが、ここでもBCで習得した統計的手法が役立っています。
今後もBC派遣を継続し、品質管理の意識づけと、より一層スキルの定着を図っていきます。また、データサイエンティスト育成のための基礎としても活用したいと思います。
(2021年8月寄稿)
- 「確信の品質」を担う品質エキスパート育成にBCを積極的に活用
- 旭化成(株)
品質保証部 部長
理事
中尾 卓 氏
旭化成グループは、中期経営計画“Cs+for Tomorrow 2021”において、付加価値型事業の集合体を目指しています。それを実現するために、旭化成ブランドの製品・サービス は「確信の品質」で提供されることが大前提です。その基盤には、「品質マインドの徹底」と 「品質人財の育成強化」が必須となります。2019年度品質月間の社長メッセージでも、取り組むべき重要項目の一つとして、「品質管理、品質保証に関わる人財育成」が取り上げられています。
過去には多くの社員を「品質管理セミナーベーシックコース(以下、BC)」に派遣していましたが、諸事情から、'90年代前半にBCへの派遣が途絶えていました。グループ内で発生した品質問題をきっかけとして、グループ全体で品質保証体制の強化に取り組む中で、中核となる品質人財エキスパートの育成が不可欠と再認識し、第131回BCから継続的な受講派遣を再開しました。BC受講希望者はグループから応募を受け付け、当部が人選、派遣に関わる事務局を担当しています。
BC以外の人財育成として、社内向け自己啓発支援制度プログラムに日科技連の通信教育を取り入れた施策の推進と、中核人財育成の社内教育として、BCでも講師を務められている諸先生方をお招き講義していただく「旭化成品質保証フォーラム」を2017年度 からスタートさせています。同プログラムでは、BCの紹介も盛り込まれており、修了者の中か ら、エキスパートを目指し、BC派遣に応募するケースが増えています。
品質人財育成は、短期間で実現できるものではなく、加えて、関係者の理解なくしては成 り立たないため、今後とも、事務局としてBCの有用性を広く訴求すると共にBCへの派遣を継続し、品質管理、品質保証のエキスパート育成に注力していきます。
(2020年1月寄稿)
- ベーシックコース修了を技術者資格認定要件に活用
- 三ツ星ベルト(株)
品質保証本部 品質保証部
専任課長
林田 正明 氏
当社は、工業用のベルト専業メーカーとして1919年神戸にて創業しました。2019年に100周年を迎えますが、この間たゆまぬ研究と開発を重ね、お客様に信頼していただける会社を目指してまいりました。ベルト事業に加えて、防水・遮水材、エンジニアリングプラスチックなどに事業の内容を拡大した今も「品質を作り、品質を売る」という創業の精神は連綿として受け継がれています。
これから100年先へ繋げていくためにも必要と考えているのが、人財育成、とりわけ技術者教育の充実です。
そのため、毎年継続的に技術者を中心として「品質管理セミナー・ベーシックコース」(以下、BC)を履修しています。1967年からの履修により、現在では延べ270名以上の修了実績となりました。当社のBCへの派遣の狙いは、品質管理に造詣のある技術者を養成することです。
新製品開発における技術者資格の認定要件に「BC又は品質管理セミナー入門コースを受講し、修了証を受領すること」と定め、技術者として必要な最低限の品質管理知識の修得に大いに活用しています。
また、BCでの班別研究会を参考にして、BC以外の社外セミナーへの履修者に対しても、セミナーの理解度・有効性を「見える化」するため、受講後に自職場の業務改善テーマに取り組む活動を展開しています。
このように当社は、BCとのつながりが非常に強く、BCは次世代を担う後継者育成のために非常に大切なセミナーの一つとなっています。
(2018年12月寄稿)
- 幅広く管理技術にふれる機会としてBCは最適
- 日本ゼオン(株)
生産革新センター
Z∑推進部長
産業カウンセラー
寺石 和夫 氏
当社は、「大地の永遠と人類の繁栄に貢献するゼオン」という企業理念のもと、中期経営計画における2020年のありたい姿として、「化学の力で未来を今日にするゼオン-わたしたちゼオンは、一人ひとりの成長を通じて、お客様の夢と快適な社会の実現に貢献し続けます」を掲げました。「一人ひとりの成長」という言葉には、人は本来成長願望を持っており、各人が自分で目標を決めて、そのために学び、成長することが、組織や会社全体の成長につながるというトップの思いが込められています。
私自身、人が成長するためには、①知識に接する機会の提供、②スタディーモチベーションの向上、の2点が必要と考えています。「品質管理セミナー・ベーシックコース」(以下、BC)は、私が紹介するまでもなく、管理技術全般について定評あるプログラムであり、BCへの派遣は技術スタッフや研究員にとって必要な知識に接する機会として最適です。しかし、ここで学んだことをきっかけとして、さらに興味を持って深く勉強し、業務で活用するか否かは、本人のモチベーション次第です。人は、興味、能力、職場環境と、一人ひとり異なります。それを受けとめて、「一人ひとりの成長」につなげていくことが、人材育成部署としての役割と考えています。
(2017年12月寄稿)
- グローバルなビジネスにふさわしい人財の育成にBCを活用
- ヤンマー(株)
品質保証部
企画グループ
専任部長
野田 康宏 氏
当社では、お客様の⽣涯価値(Life Cycle Value)向上に貢献するメーカーとして世界中のお客様にベストな品質のソリューションを提供していきます。
また、グローバルに拡大するビジネス世界にふさわしい人財育成の一環として、品質教育を体系化して、ものづくり力とサービス力に関する品質レベルの裾野拡大とトップレベルの強化を目指した教育に取り組んでいます。
「品質管理セミナー・ベーシックコース」(以下、BC)は長い歴史の中で洗練された研修プログラムであり、当社の品質管理研修の一つとして位置付けられてきました。
当社では1964年からこれまでの52年間で延べ290名以上が受講し、修了していますが、修了した諸先輩方は自職場でのリーダ的存在としてBCで身につけた品質管理の知識・手法を牽引、展開してきたと言っても過言ではありません。
BCのカリキュラムは、統計的管理手法に関する知識の詰め込みではなく、自らへの「腹落ち度」を確認できるとともに、班別研究会での実践も併せて、職場に戻ってからの多種多様な問題を解決することに役立つものと思っています。また、他業種の同じ職種の方々と交流できるのも利点であるため、今後も多くの部署から継続的に派遣していきたいと考えております。
- さまざまな業務に活用できるBC教育を継続し、品質教育の裾野を広げたい
- いすゞ自動車(株)
執行担当
池田 寛 氏
当社では、「 “運ぶ”を支え、信頼されるパートナーとして、豊かな暮らし創りに貢献する」との企業理念のもと、信頼をすべての基本とする品質重視の理念が脈々と引き継がれています。
そして、お客様から信頼していただける高品質な「ものづくり」を実現するために必要なことが「人材育成」です。「もの」を創造するのは「人」であり、高い技術力を持ち、現場主義(三現主義)に基づいた行動、お客様の目線に立った行動ができる人材育成に注力しています。
私自身も「品質管理セミナー・ベーシックコース」(以下、BC)の修了生ですが、受講当時(25年前)、一晩中、関数電卓を叩き苦労して身に付けた統計の基本や問題解決のための論理的な思考法が今も役立っていると感じています。その後BC教育を中断していたこともあり、統計的品質管理に関する素養が後輩たちに備わっていないことに気づき、2012年から生産部門の品質管理担当部署を中心にBC受講を再開しました。
また昨年には、開発部門の各部から若手技術者を選抜した「品質技術センター」を創設し、先行技術開発を担える技術者の育成に取り組んでいますが、このメンバーにはセンターの教育カリキュラムとしてBC参加を義務付けています。このようにして2012年以来、BCへの派遣人数は60名に達していますが、教育は継続しないと意味がありません。今後も参加部署を増やしながらBC受講を継続し、BCで学んだ統計的品質管理に関する知識や品質技術が社内の“共通言語”となることを目指していきたいと考えています。
- 海外派遣スタッフの教育にベーシックコースを活用
- (株)エクセディ
品質保証本部 副本部長
本庄 央 氏
当社はクラッチ・トルクコンバーターなど、駆動系を中心とした自動車部品の専門メーカーです。世界22ヶ国に生産/販売拠点を有し、その海外拠点には多くの品質管理スタッフを派遣しています。
当社にとって人材育成は企業を支える源であり、中長期的な視点で教育計画を立案しています。
その中で我々が社外セミナーとして絶大な信頼を寄せているのが品質管理セミナー・ベーシックコース(BC)です。BCは体系的なカリキュラムと深い専門性を兼ね備えたセミナーで、受講者の「問題解決力」を大きく伸ばしてくれます。 私自身もBC受講者であり、その有益さを身に沁みて実感している一人です。
我々の職場では、海外派遣するスタッフが品質の維持向上・生産課題の解決などの実践で困らぬよう、海外派遣者の教育プログラムBC受講を組み込んでおり、現在までの受講者は総勢40名にのぼります。
当社のスローガンは「Focus On Basics 基本(原点)に戻ろう」です。
従業員が基本に焦点をあて、基本を理解した上で業務に取り組んでいます。
半年間で品質技術の基本を徹底的に学べるBCを当社は今後も活用させていただきたいと思います。
- BCのカリキュラムには、安心感があります
- サントリービジネス
エキスパート(株)
品質保証本部
品質保証推進部
課長 細野 秀和 氏
当社では、創業以来の品質に対する想いを受け継ぎながら、サントリーグループ品質方針「All for the Quality」を制定し、全社員がこの品質方針にしたがって日々の仕事に取り組んでいます。
サントリーグループ全体の品質保証活動は、「品質保証委員会」を設置して、品質向上の取り組みの具現化を図っていますが、本ベーシックコース(以下、BC)は、品質教育の一環としてサントリーグループ各社の生産部門、研究部門約1000名を受講対象にしています。
35年以上前からのべ250名を超える方々に受講させていますが、毎年募集枠を上回る受講希望が寄せられ、“うれしい悩み”を抱えています。
BCのように、品質管理を体系的にまとめて学習できるセミナーは他にはなく、他業種の同じ立場の参加者と交流できる点も良いです。当社の場合、自動車や機械メーカー等ほどにはSQC手法を用いる環境に恵まれていないかもしれません。OJTでSQCの教育を維持していくのが難しい現状の裏返しとして、BCに継続して社員を派遣しています。カリキュラムは、品質管理のコアとなる要素は昔から変わらず、安心感があります。今後も、当社ではBCに継続して派遣していきたいと思っています。
(インタビューの全文をこちらからご覧いただけます)