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セミナー

役員のための品質経営セミナー

【ハイブリッド開催!】役員への品質教育の決定版!~顧客価値の創造、価値を実現するイノベーション~

講義1:経営に貢献するTQM

長田 洋 氏(東京工業大学名誉教授)

2008年の世界大不況から脱出し、過去最高の利益をあげる日本企業が増加していますが、世界大競争時代の中、企業をとりまく環境は依然として厳しい状況にあります。
このような環境変化に対応しながら、日本企業は持続的成長を遂げなければなりません。
このために本講義では、企業の経営課題を解決し顧客価値を創造するTQM(総合的品質経営)の考え方、方法論と経営の飛躍をもたらすイノベーション(革新)を創出する戦略的方針管理について豊富な事例をまじえ、解説します。

 

 

企業講演1:『イコールパートナーと評価される開発提案型企業への成長』をめざしたTQMの推進

小田井 勇樹 氏((株)オティックス 代表取締役社長)

当社はローラアーム、ラッシュアジャスタをはじめとするエンジン機能部品を主要製品とした自動車部品メーカーです。『イコールパートナーと評価される開発提案型企業への成長』を目標に、2014年TQM強化宣言を発出し、行動指針「OTICS Way」と経営ビジョン「VISION120」を経営の基本としたTQM活動を推進してきました。デミング賞受賞後、デミング賞大賞挑戦を宣言し、『100年に一度の大変革期』を乗り越えるための基盤をより強固にすることを目的としたTQMの進化におけるしくみの強化・改善活動について紹介いたします。

 

企業講演2:品質経営推進におけるトップの役割・重要性

坂根 正弘 氏((株)小松製作所 顧問)

1950年代にコマツは本社を東京に移転、太平洋側の港の近くに工場を建設し、輸出を拡大。その後、円高で国内のモノづくりに自信を失うと、一気に海外生産を加速。まさに日本の縮図でした。21世紀に入り、私は会社の構造改革の第一歩として、モノづくりコストを工場の変動コストに絞って国際比較をし、日本の競争力が十分にあることを認識。その後、社内に説明し国内回帰に舵を切りました。一連の構造改革でV字回復が実現する中、本社機能の一部を石川に移すことで、年間7億円規模の経済効果が地域にもたらされました。2012年、私は自民党の第一回日本経済再生本部の会合では、デフレ脱却と、地方を元気にすることの重要性を強く訴えました。現在は地方創生、国家戦略特区など、政府の仕事を通してこの国の課題に挑戦しています。

 

特別講義:コロナ禍での市民の行動変容による
        COVID-19との共存に向けた社会品質の確立

鈴木 和幸 氏(電気通信大学 特任教授/名誉教授)

準備中







 

 

企業講演3:飯塚病院における品質経営

麻生 泰 氏((株)麻生 代表取締役会長)

飯塚病院は株式会社立の病院として1918年に設立、企業経営のノウハウを病院経営に取り入れることで安定 経営を続け、2018年に100周年を迎えました。
医療分野に改善活動を取り入れることは、健全経営の実現だけでなく、医療の質、患者サービスの向上、それに加えて職員の働く環境改善にも影響をもたらします。 多くの若手医師が研修教育病院として勤務を希望するようになりました。
飯塚病院で改善活動は文化として根付いてきました。実行、実現のためにはリーダーの強い想い、そしてリーダーから職員への働きかけや仕組みづくりが鍵となります。   
本講義では、いかにして職員が一体となってやりがいを持ち改善活動に取り組む組織に至ったのか、そして改善文化が浸透していく魅力について報告します。そしてコロナ禍における医療現場の現状について事例を交えご紹介いたします。  

 

講義2:企業における品質経営の進め方

狩野 紀昭 氏(東京理科大学名誉教授)

TQMは、全社的努力を必要とする経営戦略の実現に役立つユニークな管理手法であり、顧客指向のISOに対して、顧客指向とともに利益確保をめざしていることを具体的にご説明します。
競合優位としての品質を、顧客の基本要求への適合・顧客満足・顧客歓喜に区分し、今日の経営における位置づけを明らかにし、TQMの仕組み・具体的な手順など、経営に役立つTQM推進の実際について、各社の事例を踏まえてお話しします。

 

 

*所属・役職は2021年3月現在のものです。

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