役員のための品質経営セミナー
顧客価値の創造、価値を実現するイノベーション
企業講演1:トヨタが進める自工程完結
佐々木 眞一 氏(トヨタ自動車株式会社 技監)
準備中
企業講演2:持続的成功を目指して!
~キャタラー流品質経営の導入とデミング賞挑戦について~
砂川 博明 氏(株式会社キャタラー 代表取締役社長)
キャタラーは、2015年に全従業員の努力と全社を挙げたチームワークによりデミング賞を受賞することができました。デミング賞の受賞以降も、事業環境の大きな変化を認識し、改革のスピードを緩めることなく品質経営を強化し、2018年にデミング賞大賞を受賞することができました。
当講演では、グローバル競争の激化、電動化へのシフトなど100年に一度の大変革期と言われる時代をどのように乗り越えようとしているか、キャタラー流のプロアクティブな品質経営実践やデミング賞の活用などについて、事例を交えながらご紹介いたします。
講義1:経営に貢献するTQM
長田 洋 氏(東京工業大学 名誉教授)
2008年の世界大不況から脱出し、過去最高の利益をあげる日本企業が増加していますが、世界大競争時代の中、企業をとりまく環境は依然として厳しい状況にあります。
このような環境変化に対応しながら、日本企業は持続的成長を遂げなければなりません。
このために本講義では、企業の経営課題を解決し顧客価値を創造するTQM(総合的品質経営)の考え方、方法論と経営の飛躍をもたらすイノベーション(革新)を創出する戦略的方針管理について豊富な事例をまじえ、解説します。
企業講演3:ダイキン流のグローバル成長戦略とそれを支えるものづくり
冨田 次郎 氏(ダイキン工業株式会社 取締役 兼 副社長執行役員)
当社は急速にグローバル展開を進め、2000年に24%だった海外売上比率は2017年度には75%となり、2010年には空調機売上高グローバルNo.1を達成いたしました。当社が日本の工場で培ってきたダイキン流のものづくり力(生産力・開発力・品質力・調達力・人材力の5軸)を、拡大するグローバル生産工場(世界28ヶ国、自前・M&A合せて84工場)に、製造文化の違いを乗り越え、移管・定着させるための仕組みづくりについて、これまでの取り組み事例を交えながらご紹介いたします。
講義2:企業における品質経営の進め方
狩野 紀昭 氏(東京理科大学名誉教授)
TQMは、全社的努力を必要とする経営戦略の実現に役立つユニークな管理手法であり、顧客指向のISOに対して、顧客指向とともに利益確保をめざしていることを具体的にご説明します。
競合優位としての品質を、顧客の基本要求への適合・顧客満足・顧客歓喜に区分し、今日の経営における位置づけを明らかにし、TQMの仕組み・具体的な手順など、経営に役立つTQM推進の実際について、各社の事例を踏まえてお話しします。
*所属・役職は2018年11月現在のものです。