デミング賞委員会委員によるTQM診断
TQM診断
TQMを推進する上で、その現状をチェックし、効果的な推進を図るため、外部からの客観的な診断にもとづき助言を受けることは有意義なことです。デミング賞委員会では、1971年度よりこの観点から組織の希望に応じてTQM診断を実施し、TQMの一層の発展に役立たせるようにしています。
TQM診断は、デミング賞等の予備審査ではありませんが、2000年度から実地調査との結びつきを強化いたしました。なお、診断を受けた年には、デミング賞等に応募することができないことになっています。また、デミング賞委員会委員によるTQM診断は、受審単位、受審範囲、受審組織などの変更により委員会に認められた場合を除き、デミング賞・デミング賞大賞それぞれの受審に対して1組織あたり2回以上の実施はできないことになっています。
実施の方法
TQM診断は、組織に対して一層効果的なTQMの推進に資することを目的とし、下記のような段階に応じて行われます。診断を希望する組織は、このうちのいずれかを指定し、デミング賞委員会あてに2月20日(同年4月~翌年3月31日の実施分)までに申し込み用紙に所定事項をご記入の上、所定の資料を添えて提出してください。ただし、デミング賞の審査が行われる期間(7月上旬~9月下旬)には診断を行いません。
- TQMの導入または推進期において診断を実施し、助言します。
- デミング賞等を受審する方向で診断を実施し、助言します。
- デミング賞ならびにデミング賞大賞受賞3年後のフォローアップのための調査に代えて診断を実施し、助言します。
TQM診断は、デミング賞審査委員会委員が行います。
診断のプログラムの詳細は、受診組織側と相談して決定しますが、診断方法、診断で使用する資料等はデミング賞の審査に準じます。原則として受診組織側の説明、職場調査、資料調査および質疑応答により行い、診断終了後に簡単な講評をいたします。また、診断結果は各委員の意見を診断報告書にまとめてお渡しします。診断を希望する組織はデミング賞委員会事務局にご相談ください。
費用 診断費、診断報告書作成費、交通費、宿泊費、事務費などを負担していただきます。