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第47回 信頼性・保全性シンポジウム

発表報文募集期間を延長いたしました!

発表報文応募要領

[シンポジウム開催日程(発表日程):2017年7月13日(木)~14日(金)in 日本教育会館
発表された研究成果は、信頼性・保全性および安全性の技術を高めるために役立っています!
貴社の研究成果を是非ご発表ください!

1971年に開始した当シンポジウムは、いろいろな分野の信頼性・保全性・安全性に携わる管理者、技術者、研究者が一同に会し、研究発表、討論を集中的に行う場として定着し、国内外から高い評価を得ております。

今回のシンポジウムも例年通り発表報文を募集いたします。この機会に、信頼性活動の一層の発展のために、積極的に報文発表に応募され、当シンポジウムの意義高揚にご協力くださいますようお願いいたします。

略称「R&MS」
R:Reliability(信頼性)
&:and
M:Maintainability(保全性)
S:Safety(安全性)
  
申込み締切り日:2017年2月3日(金) 3月3日(金)まで延長いたしました
  1. 申込方法
    発表申込書」に必要事項をご記入の上、「発表申込用アブストラクト」を添えて、申込み先宛にご送付ください。
  2. 発表申込用アブストラクトの書き方
    (1)A4判の用紙に図表を含め、2枚以内(1,500~2,000字程度)におまとめください。
    (2)「発表テーマ(発表分野)」「発表者名」をご記入の上、「1.ねらい(主張を明確に)」「2.実施概要(アウトラインとサマリーを記載)」「3.結論」を必ず盛り込んでください。

    ※アブストラクトはプログラム編成のために使用します。事前に社内等のレビューを受けていただくことをお勧めいたします。

【申込み・問合せ先】
一般財団法人日本科学技術連盟 品質経営研修センター47R&MS担当
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南1-2-1                                                                   
TEL:03-5378-9850
FAX:03-5378-9842
E-mail:re-group@juse.or.jp
【レビュー結果】
2017年4月上旬頃

応募締め切り後に、専門家(シンポジウム組織委員)にてレビューを行い、レビュー結果をお知らせします。レビュー結果と原稿執筆要領(テンプレートあり)をご送付しますので、それをもとに原稿執筆をお願いします。報文原稿はA4判の用紙に図表を含め、6枚以内におまとめください。

【報文原稿提出】
2017年5月29日(月) 事務局必着
  • 提出形式:PDF形式(レビュー結果とともにお送りする「原稿執筆要領」でご確認ください)
    PDFでご提出いただく際、必ず『フォントの埋め込み』処理(注)をしてご提出ください。フォントの埋め込みがされていないと、フォントが出力されない場合があります。数式が入っている場合には、特にご注意ください。
  • 提出が遅れますと、日科技連HPでの公開、シンポジウム報文集(CD-ROM)への掲載ができない場合がございます。
  • 報文の著作権は、著者に帰属しますが、提出論文については本シンポジウムの報文集(CD-ROM)に掲載・配付のほか、シンポジウム申込者(発表者・参加者・委員)専用の資料ダウンロードページを、一定期間設置、掲載いたします。また、日科技連が発行するその他の印刷物に掲載される場合がございますので、ご承知おきください。

※シンポジウム開催日1ヶ月前になりましたら、開催通知、請求書等をお送りいたします。

セッションと発表分野

一般研究発表報文を募集します。壇上における一般発表セッションの持ち時間は、30分(発表20分、質疑応答10分)です。特に下記の分野の発表を募集しております。

PCは準備しておりませんので各自ご持参下さい。
プロジェクターとの接続はDsub-15pinのケーブルとなります。Dsub-15pin以外のコネクタ形状を備えたパソコンをご使用の場合は、変換 コネクタをご用意ください。

最近注目される報告内容

詳しくは「発表分野一覧と主なキーワード」をご参照ください
  • パワーデバイスの熱及び応力解析による高信頼性化研究
  • 各種先進技術(ロックイン利用熱解析、3次元アトムプロープ(3D-AP)、など)を使ったLSI故障解析 
  • はんだ実装における、熱・機械疲労・衝撃破壊や亀裂進展に関する評価・解析 技術
  • 信頼性設計手法(FMEA・FTA・など)の発展とそれを活用した活動・設計管理システム
  • 品質工学手法(直交表、SN比など)を導入した信頼性評価・解析技術 
  • リスクアセスメント技法(R-Map、FMEA等)を活用したリスクマネジメント
  • 機械・構造系材料への、シミュレーション・計測技術の適用と、材料評価技術 
  • ワイブル解析を基に寿命以外に発展させた統計的データ解析技術
  • 安全・安心な社会インフラ構築の為のビックデータ解析

なお、「発表分野」の詳細については、下記をご覧ください。

発表分野の詳細

発表分野一覧と主なキーワード

発表分野一覧と主なキーワード
1.信頼性・保全性・安全性の管理
(A) 管理システム 品質保証と信頼性、品質マネジメントシステムと信頼性管理、信頼性技術の体系化・共有化、デザインレビュー、ライフサイクルアセスメント
(B) 管理手法の
展開と活用
方針・目標の立案と展開、信頼性の尺度、CMMI、標準化
(C) リスクマネジメント リスクアセスメント技法(HAZOP、HACCP、FMEA、FTA、ETA、R-Map)、リスク対応、3ステップメソッド
2.信頼性・保全性・安全性の設計技術
(A) 設計事例 Design for X(DfX)、予防保全と事後保全、最適配置・交換法、アクセシビリティ、ライフサイクルコスト分析、組み込みソフトウェア、ニューロ・ファジー、ロジスティクス
(B) 設計手法 フォールトトレランス、FMEA、FTA、QFD、フールプルーフ、ディレーティング、冗長性、損傷許容設計と安全余裕 、フェールセーフ、セーフライフ、熱設計、品質工学(オフラインQE,MTシステム,オンラインQE)、フォールトアボイダンス
3.信頼性・保全性・安全性の統計的解析とコンピュータ支援
(A) データの収集と解析 ワイブル解析、状態監視保全、オンラインモニタリング、データマイニング、データベース構築法、ビッグデータ、季節変動データ
(B) 確率・統計の応用 予測と推定、アベイラビリティ解析、マルコフ解析、リスク解析、最適予防保全方策、寿命・劣化データ解析、余寿命診断・評価、監視診断、トレンド評価、信頼度成長予測、シックスシグマ、異常検知
(C) コンピュータ支援 エキスパートシステム、CAD、CAM、CAE、保全の自動化・評価・設計、シミュレーション、ドキュメンテーション
4.信頼性試験・故障解析
(A) 信頼性試験 静強度、繰り返し疲労・強度、環境強度、加速寿命試験、スクリーニング、環境試験、複合試験(HAST等)、シミュレーション、余寿命評価、試験の自動化、衝撃耐性、腐食、EOS/ESD、TEG、TDDB、エレクトロマイグレーション、ホットキャリア劣化、パッケージクラック、ウィスカ、クリープ破断、界面隔離
(B) 故障解析 破面解析、ロックイン利用熱解析、非破壊検査、開封、解剖(イオンビーム、プラズマ等)、微細観察(TEM/STEM、SEM、SIM、SPM、等)、材料分析(EDS、EELS、SIMS、AES、3D-AP等)、結晶解析、故障箇所特定(EMS、OBIRCH等)、特性測定
5.安全性とヒューマンファクター
ヒューマンエラー、マン・マシン・インターフェイス、教育・訓練、インターロック手法、決定論的安全手法、環境安全、ノイズ対策、プロトコル、セキュリティ、自動化、機能安全、本質安全
6.ソフトウェアの信頼性
ソフトウェア品質管理システム、ソフトウェア安全要求事項、ソフトウェア安全妥当性確認、ソフトウェア適合確認

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発表の特典

発表者は、5,400円でシンポジウムに参加いただけます!

一般参加費 41,040円(予価)のところ、報文発表者はご本人に限り 5,400円<学生は2,160円>です。
共同執筆者の方は、発表報文1件に付き1名様のみ 19,440円です。

応募後のキャンセルはお受けできませんので、ご了承ください。

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表彰

本シンポジウムでは、発表された全報文の中から、報文小委員会および組織委員会の審査を経て、推奨報文賞・奨励報文賞・特別賞が選出され、賞状と副賞が贈られます。

第46回の推奨報文賞・奨励報文賞・特別賞はこちら

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発表者の声

NECプラットフォームズ株式会社
田辺 一彦 氏
 

不具合の未然防止について発表させていただきました。これは故障解析ではなく、将来発生するであろう不具合を未然に防止するものです。現時点では発生していない不具合であるため、まだまだ論文などの報告例が少ない環境です。
今回、信頼性・保全性シンポジウムにて発表するにあたり、これまで行ってきた実験結果を整理することができ、実験や考察に関し、足りない部分を明確にすることができました。また、当日発表することで、実験に関するアドバイスや理論的考察ついてのご提案などを多数いただきました。このシンポジウムに参加される方々は信頼性だけでなく、電子・電気、化学、材料力学、冶金学などさまざまな分野に精通されておられました。発表後の質疑応答のときや休憩時間にもいろいろな方とディスカッションさせていただき、非常に有意義な情報を得ることができました。この方々とは名刺交換をさせていただき、いまでもe-mailで情報を交換させていただいています。このシンポジウムに参加されると、自分たちの実験だけでは得られない有意義な情報が得られると思います。さらに有益な情報獲得と人脈がつくれますので、できれば発表されることをお勧めいたします

 

株式会社村田製作所
斎藤 彰 氏

忙しい業務の中で発表の準備を行うことは大変でした。社内審査では会社にとってのマイナス面に焦点が向けられ、プラス面はほとんど考慮されません。その上、「電子機器の環境リスク」という新しいコンセプトを受け入れてもらえるだろうか?と苦慮しました。
ではなぜ発表することになったかと思い返すと、次の2つに魅かれたのだと思います。
1つ目は発表時間です。学会発表の多くは12分前後で、極めて限定された話しかできないのが現状ですが、ここでは20分間の発表時間がいただけます。言いたいことがしっかり話せるというのが魅力でした。
2つ目は参加者の多才な顔ぶれです。信頼性は、多くの分野にまたがる総合的な技術に支えられています。故障は、混合された電気的・機械的・化学的なストレスが、様々な材料や界面に時間軸上で変化しながら作用することで発生します。1分野の知識だけで故障を解明することは不可能とさえ思われます。私は、発表することで初めて一人前として接していただけるのではと感じています。Give and Take です。発表することで自身の取り組みについてディスカッションの機会を得ることができ、世界が変わる気がします。

 

ソニーグローバルマニュファクチャリング&オペレーションズ株式会社
松井 慶輔 氏

信頼性に関わる技術は、商品競争力の要となるためか普段からあまり多くの情報を得ることができません。特に私が発表した分野は情報が少なく、自分たちで考え実践している中で、方向性等について日々悩みながら進めています。関連するセミナーなどには参加するのですが、やはり得られる情報には限りがありました。
そこで、「外から得られる情報が少ないのなら、一度自分たちの情報を外に出し、その反応を確認しよう」ということで発表に至りました。今回、自ら情報を発信することで、聴くだけでは得られない知識や経験を得ることができたのではないかと思います。
またそれが、高名な方々により審査され、賞を頂けたということで大きな励みにも繋がっています。ともすると、情報が少ないがゆえに自己満足になり、自分自身の技術者としての成長を自ら制限してしまう可能性もありがちですが、このような場を通して、また一つ、次のステップにつなげることができました。
皆様も本シンポジウムでの発表を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

 

デンソー株式会社
岡本 泰志 氏

「ちょっと場違いなのでは?」
最初上司から当シンポジウムでの発表を打診されたときの心境です。
私の発表内容は、有機材料の新しい解析手法に関するものでした。
興味を持って聞いてもらえるか、理解してもらえるか、不安でした。
論文作成や発表を行う際には、背景から結論までのストーリーの組み立てが重要です。
論理に一貫性があるか、裏付けとなるデータが存在するか、等を考え、議論することでこれまで行ってきた実験結果が一つのストーリーとしてまとめられます。
今回はこれに加えて、とにかくわかりやすく伝えることを心がけて発表に望みました。
当日は多くの方に聴講いただき、発表後まで質問に来ていただくほどでした。
このとき感じたのは、専門は異なっていても、現場での課題や問題意識は同じなのだということでした。
みなさんにも、自らの業務のまとめとして、また課題を共有し、議論する場として、当シンポジウムへの参加をおすすめします。

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