QCサークル

QCサークル誌ってどんな雑誌?

創刊のいきさつ

日本の産業界が安定成長期にあった1951年にデミング賞が創設され、一斉に品質管理の導入が広がりました。全社的な品質管理活動(TQC)の一環として、製造現場でも活発な品質管理活動がはじめられ、産業界の第一線職場からの強い要望を受け、1962年4月に現場における品質管理の普及を目的とした雑誌『現場とQC』(現在の『QCサークル』)誌が発刊されました。

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創刊号では、編集委員長の石川馨氏(当時 東京大学教授)が、「発刊に当たって」のメッセージで、現場第一線監督者に対して、「読者で輪読会を開催し、雑誌を教材としてQCを勉強するグループを結成してほしい」と呼びかけ、QCサークルは誕生しました。また、QCサークル活動の普及と組織づくりのために、創刊号の発刊に当たり日本科学技術連盟内にQCサークル本部を設け、結成したQCサークルの本部登録制度を創設しました。

創刊60年のあゆみ

1962年4月の創刊後、同年5月よりQCサークル本部登録制度がスタートし、登録サークルによる初めての第1回QCサークル大会が1963年5月に仙台にて開催されました。
全国推進組織もQCサークル本部を中心に、1964年に関東、東海、近畿、北陸支部が発足し、その後、北海道、東北、中国・四国、九州、沖縄も発足し、現在の9支部の体制となりました。
『現場とQC』誌を介して、QCサークル活動は全国へと広まっていきました。

1973年1月号より雑誌名を『現場とQC』から『FQC』(Quality Control for the Forman)へと改称し、さらに1988年1月号より現在の『QCサークル』へと改称しました。
2003年3月号にて通巻500号を達成し、2011年7月号にて通巻600号を数えました。2022年には創刊60年を迎えた歴史ある雑誌です。

『QCサークル』誌の記事づくり

『QCサークル』誌は、創刊当時から編集委員会のもと記事づくりを行っています。毎年、編集方針やスローガンを決め、誌面の企画を編集委員会で検討します。特集記事や各シリーズ記事の担当編集委員は、委員会の場でさらに具体的な企画内容についてメンバーと話し合い、執筆をしたり、編集部と取材へ同行することもあります。


光藤編集委員長

編集委員は、QCサークル活動(小集団改善活動)にご賛同いただいている多くの企業、組織、個人の皆さんにお引き受けいただいております。
現在は日本科学技術連盟嘱託の光藤義郎氏に編集委員長をお引き受けいただいており、編集顧問2名、編集委員94名の方々にご協力いただいております。

『QCサークル』誌は多くの方々のご協力のもと、毎月発行しています。

PDF光藤委員長からのメッセージ

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