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ビッグデータのマネジメント~ビッグデータ活用におけるマネジメントの視点
ビッグデータに関心はあるが、実際にどう活用すべきかイメージが湧かない、と言うことはないでしょうか?
ビッグデータ自体は、文字通りデータの集合体にすぎません。それらをビジネスに活用するためには、データを分析し、ビジネスに使える情報を抽出する必要があります。
そうなると、つい分析のためのシステムや手法にばかり目が行ってしまいますが、実はビッグデータをうまく活用するためには、目的意識やマネジメントといった視点こそが不可欠です。目的やマネジメントを意識していないデータ分析は、糸の切れた凧のようなものです。その結果も不安定で、とらえどころのない物になってしまいます。逆に言えば、まず活用の目的を明確にすることで、そこから必要なマネジメントや分析をはっきりとさせていくことができます。
こうしてビッグデータの活用について考えてみると、以下の式が見えてきます。
X(ビジネスへの活用)=A(ビッグデータ)×B(目的・マネジメント・分析手法)
・X(ビジネスへの活用):ビジネスのどのような場面で、どのような効果を期待するのか。
・A(ビッグデータ):どのようなデータを収集しているのか、また使用することができるのか。どのようなデータの構造をしているのか。
・B(目的・マネジメント・分析手法):(1)目的=ビジネスへの活用と言う視点から、ビッグデータからどのような情報を引き出したいのか (2)マネジメント=目的を達成するために、データや分析の準備・計画などをどのようにマネジメントするのか (3)分析手法=求められる情報を引き出すために、どのように適切な分析の手法・システムを用意し、オペレーションを実施するか
ビッグデータを有効に活用し、成果につなげていくためには、この式の項を適切に埋めていく必要があります。
この時、まずビッグデータ(A)ありき、あるいは分析手法(B)ありきで考えて先に項を埋めてしまうと、ビジネスへの活用(X)は結果論でしか得ることができません。
言い換えれば、冷蔵庫の限られた食材と道具で料理をしているようなものです。これでは食べたい料理=求める成果が得られるかどうかは分かりません。
本来あるべきなのは、ビジネスへの活用(X)がまず初めにあり、そのために必要なデータの内容(A)や目的・分析手法(B)などを逆算し、用意していく方法です。こちらはいわば、まず料理の内容を決め、その料理に必要な食材や道具をそろえるやり方です。これなら確実に食べたい料理=成果を得ることができます。
初めにも書きましたが、ビッグデータというとついついその分析手法などに目が行きがちです。たしかに手法も大切ですが、そもそもの目的やマネジメントといった視点もまた、同じくらい重要なものなのです。
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