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新・商品企画七つ道具セミナーのご案内(2)<2020年02月06日>

当セミナーでは、「商品企画」を技術経営・品質工学ではメジャーな「品質表」を使ってアプローチします。
さて、この品質表ですが、皆さんはどのように業務内で携わっていますか?
ここでは、当セミナーでお伝えする、私たちのアプローチ方法のエッセンスをご紹介します。
 

●品質表


 品質表は、製品企画において顧客要求を具体的に技術に適合するために活用する手法です。
・製品コンセプトを具体化
・具体化したコンセプトを技術特性に変換
・コンセプトと技術特性の関係を明確に
このような項目にウエイトを置き、顧客ニーズと技術の一体化を目指します。
 

●期待項目展開表


まず、品質表を作成する際には、顧客から要求項目を列挙した項目を挙げますが、商品企画七つ道具における品質表においては、顧客の当然のことを実現するだけではなく、顧客期待を確実に盛り込むことで、魅力的品質を実現する目的があります。
この品質表を作成する際に1次、2次と項目を定めますが、私たちのセミナーではこれらを期待項目展開表と呼称しています。
 
期待項目展開表の項目は、顧客が欲しいものもしくは不満から見つけ出します。
特に重要となるのは「潜在ニーズ」を発掘することです。
 
この作業、簡単なようで実は大変難しいものです。
それは何故なのか。
 
私の経験上、日本のものづくりメーカーの理由に「技術要求が強いから」という理由が挙げられます。
技術改良・改善をしなければいけないとわかっていても、新技術の発掘には研究時間がとられ容易な道のりではありません。その点が、品質表の作成を停留させることがあります。
 
以前、ある生産財メーカーの企業へ支援した折の話です。
私は、顧客の観察調査を行いました。あえて、顧客を調査の場としたのは、メーカーの企業において開発を想定する際、まず念頭にものづくりの「現場となるからです。
 
顧客が何をしているか何に困っているか要望しているか……。
私は、複数人で観察調査に同席しました。面白いことに、確かに同じ視点で見ているのに、要求項目はそれぞれ全く違うのです。
 
私はその企業における技術専門家ではないので、視点は完全に顧客要求になります。
 
フレームワークを用いて、時間軸5w1hと表と作成して、顧客要求仕様を炙り出す。
ですが、この時点においてもメーカーの開発担当者はなかなか出てきません。
 
開発部マターから、製品スペックである耐久性・軽量化・持ち手の角度・部品の温度……など、項目は具体的に相当数出てきました。
技術に邁進しているのですから、この視点は当然出ます。
しかし、これらの項目は顧客にとってみれば、過度な要求項目ばかり。
それに気が付くことなく、品質表の要求品質に項目をいくら入れても失敗は目に見えてしまいます。
仮にこのまま進んでも顧客に疑問点が発生し、結果として顧客要求と技術評価は低くなってしまう……。
この時点で、品質表再作成となる戻り工程が発生します。
 
このような努力と時間の無駄を防ぐためにも、要求品質は顧客目線で出さなければいけません。
 
作れば売れる時代であった30年前までは、技術視点で解決できた状況ですが、現在では全く通じません。
 
●顧客の要求品質の精度を上げるためには、 
・顧客接点を増やし、要求項目を聞く
・顧客の現場を押さえて、状況を確認
・顧客へヒアリングして、不満を聞く

 これらを収集したのち、次に問題になるのは、
●顧客要望の優先順位はどれか
・顧客要望、例えば使用意向や購入意向を数字化
・顧客要望の評価と使用意向の因果関係を数字化

未来の価値創造をすべきと声高に謳われる昨今の風潮ではありますが、どの企業も技術という視点においての要求品質と現実に求められている製品との解離が大きい理由が、ここにあると私は考えています。
 
この円環からの脱却と改良・改善に取り組むことで、未来の価値創造は可能だと私は肌で感じています。
 
これらの顧客要求から顧客期待に変える、プロセス指向の要求品質展開の方法論を講ずるのが「新・商品企画7つ道具セミナー」です。

経験豊かな講師陣と一緒に、未来の価値創造に目を向けてみませんか。
新・商品企画七つ道具セミナーのご案内(1)
でも、セミナー内容のご紹介をしています。どうぞご参考ください。
既に受講された方は関連部署に紹介頂けると幸甚です。



※上図は前回の記事でご紹介しました、当セミナーのカリキュラム図です
新・商品企画七つ道具セミナーのご案内(1)
 

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Profile

     石川 朋雄 氏
    (いしかわ ともお)

有限会社 企画システムコンサルティング 代表取締役
新・商品企画七つ道具セミナー講師 

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