J-Clubマネジメントシステム・セルフアセスメント 診断結果 全体報告 2023年度
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⑩ 不適合及び是正処置 ・ アウトプットの表現では、認証取得効果において、「曖昧で、行動に移しづらいこと・ アウトプットの活用では、認証取得効果において、「ISO審査への対応としてアウト50 ©JUSE ISO Center が上がってくる」との間で有意な差が、また「まれに不都合な情報が上がってくる」と「ほとんどの不都合な情報が上がってくる」、「すべての不都合な情報が上がってくる」との間でも有意な差があり、不都合情報が多く上がってくる組織のほうが高い評価を下している。また、ISO全体評価においては、「まれに不都合な情報が上がってくる」と「ほとんどの不都合な情報が上がってくる」との間で有意な差があり、不都合情報が多くあがってくる組織のほうが高い評価を下している。 がある」と「具体的な行動に結びつけられるものになっている」との間で、また「曖昧な部分もあるが、解釈して行動に移す」と「具体的な行動に結びつけられるものになっている」との間で有意な差があり、より行動に結びつけやすいアウトプットの表現になっている組織のほうが高い評価を下している。ISO全体評価においては、「曖昧な部分もあるが、解釈して行動に移す」と「具体的な行動に結びつけられるものになっている」との間で有意な差があり、行動に結びつけやすいアウトプットの表現になっている組織のほうが高い評価を下している。 プットを出している」と「適時、責任部署の確定も含めて活用している」との間で、また「アウトプットの一部を取り込んだことがある」と「適時、責任部署の確定も含めて活用している」と「項目によっては次年度計画に結びつける」との間で有意な差があり、活用の程度が高い組織のほうが高い評価を下している。またISO全体評価においては、「ISO審査への対応としてアウトプットを出している」と「適時、責任部署の確定も含めて活用している」、「項目によっては次年度計画に結びつける」との間で有意な差があり、活用の程度が高い組織のほうが高い評価を下している。 こうした分析結果は、マネジメントレビューに関わる活動は、その開催頻度を除いてすべてが連動していて、それぞれの活動の高度化に向けて相互に作用し合っていることを、また活動が高度化すれば、つまり成熟化を進めれば、マネジメントレビューでの課題をより深く理解できるようになり、改善につながることから、高い組織的な成果を生み出すことが明らかになった。 不適合への対応(Q22) 不適合の定義については、「定義が曖昧である」(2.9%)組織はほとんどない。「外部からのクレームに関連するものだけを不適合としている」(13.0%)組織は少なく、それに加えて「内部での製品・サービスの不具合」(38.7%)も不適合とする組織は多い。さらに、それらに加えて「法規制からの逸脱、マネジメント運用上の不具合など」(45.4%)も不適合として対応している組織も多い。

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