J-Clubマネジメントシステム・セルフアセスメント 診断結果 全体報告 2023年度
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・ 監査員の力量を向上させると、監査レビューの活用の高度化を促す傾向がある。 ・ 監査の目的では、認証取得効果において、「ISOによる要求に対応」と「事務局主体・ 監査内容では、認証取得効果とISO全体評価の双方において、「規格要求事項に基づ・ 実施方法では、認証取得効果とISO全体評価の双方において、「年一回、同じ時期に・ 監査結果の活用では、認証取得効果において、「トップに報告」と「経営全体の見直46 ©JUSE ISO Center この結果から、内部監査に関わるすべての活動は互いに連動し合っていて、成熟化を促進させ合っていることが示唆されている。 成果への影響 成果への影響については付属資料9で詳しく示している。ここでは、そこでの発見事項を簡潔にまとめてみる。 で、社内問題を解決するため」および「経営トップの指示に基づく経営・事業改善のため」との間で、さらに「MSを推進させる」と「経営トップの指示に基づく経営・事業改善のため」との間で有意な差があり、目的を高度化している組織のほうが高い評価を下している。ISO全体評価でも、「ISOによる要求に対応」と「事務局主体で、社内問題を解決するため」、「経営トップの指示に基づく経営・事業改善のため」との間で有意な差があり、目的を高度化している組織のほうが高い評価を下している。 く」と「リスク対応も含めて」との間で有意な差があり、監査内容を高度化している組織のほうが高い評価を下している。 同じ監査員で」と「定期監査に加えて、MSの不具合・変更に合わせて臨時の監査も」との間で有意な差があり、実施方法を高度化している組織のほうが高い評価を下している。 しにつなげることがある」との間で有意な差があり、監査結果をより活用している組織のほうが高い評価を下している。 こうした分析結果は、内部監査でのすべての活動が成果に影響を及ぼすこと、さらには活動を高度化している組織のほうが、監査を通してより多くの課題を認識して解決することから、組織的な成果を高めていることが示された。

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