44 ©JUSE ISO Center 監査の実施方法では、「監査員を定期的に交代し、視点に変化を持たせる」(46.0%)組織が最も多く、これに次いで「年1回、同じ時期に同じ監査員で」(33.2%)実施しているものが続く。「定期監査に加えて、MSの不具合や変更に合わせた臨時的な監査」(16.5%)も実施している組織は少なく、さらにそれに加えて「経営変化に対応した監査」(4.3%)を実施している組織はほとんどない。 監査結果の活用では、「トップに報告して、MSの見直しや改善につなげる」(58.5%)組織が最も多く6割、「トップへの報告」(21.2%)だけにとどめている組織が2割となっている。しかし、「製品サービスの改善改良につなげることがある」(13.0%)組織は少なく、「経営全体の見直しにつなげることがある」(7.3%)組織はほとんどない。 監査員の力量については、「監査員の力量評価を行い、維持管理している」(43.6%)組織が最も多く4割程度、しかし「パフォーマンス評価の一環として、測定して維持管理している」(7.9%)組織は少ない。「必要な教育訓練を実施して、力量の向上につながっている」(16.7%)組織も少なくないが、3割程度は「力量評価を行ったことはない」(31.8%)状況である。
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