J-Clubマネジメントシステム・セルフアセスメント 診断結果 全体報告 2023年度
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・ 顧客・市場からの情報内容をより精緻化することは、そこから得られた情報の活用の・ 得られた情報をより高度に活用することは、供給業者や協力会社の評価を高度化す・ 顧客・市場からの情報収集では、認証取得効果において、「取得する情報項目を決め・ 顧客・市場情報の活用では、「クレーム・苦情に対応」と「顧客満足の向上につなげ・ 供給業者と協力会社の評価では、「リスクマネジメント項目も加えて評価」と「QCD42 ©JUSE ISO Center (17.7%)する組織は少なく、「さらにSGDs関連も加えて評価」(6.1%)を下す組織はさらに少ない。 活動間での関係 詳しい分析結果は付属資料8に示してあるので、ここでは発見事項を簡潔にまとめる。 高度化を促進させる傾向を示し、供給業者・協力会社の評価をより精緻化することにもつながりうる傾向も示されている。 ることにもつながりうることが示されている。 この分析結果は、管理・測定・分析・評価での諸活動は連動していて、相互にこのプロセスの成熟化度を上げるように作用していることを示唆している。 成果への影響 成果に対する影響を、簡潔にまとめてみる(付属資料8参照)。 ていない」と「定型的な情報以外に、事業戦略に合わせた項目も」との間で有意な差があり、収集情報を高度化している組織のほうが高い評価を下している。また、ISO全体評価においては、「取得する情報項目を決めていない」と「QCD以外も含めた定型的な情報」との間で有意な差があり、情報収集を高度化している組織のほうが高い評価を下している。 る」、「顧客満足だけでなく、顧客期待・感動につなげる」との間で有意な差があり、活用の程度が高い組織ほうが高い評価を下している。 などの定型的な項目で評価」、「定型的評価に基づき、改善要請・指導も」との間で有意な差があり、高度な評価を実行している組織のほうが高い評価を下している。 この分析結果から、管理・測定・分析・評価の諸活動は成果に影響を及ぼしていて、活動を高度化するほど、情報収集や活用における課題が明確になり、また供給業者や協力会

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