J-Clubマネジメントシステム・セルフアセスメント 診断結果 全体報告 2023年度
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① 各組織がどの様なレベルの位置にあるか、日科技連全体の評価において、平均より上② 現状を理解することでマネジメントシステムの改善、成長に結び付けやすい。 ③ 今後の審査のインプット情報として、該当組織のどこが強いか弱いかを理解した上④ 日科技連認証組織の特徴を把握することで、J-CLUB等のセミナー、教育プログラム小野寺 将人 ©JUSE ISO Center はじめに 一般財団法人日本科学技術連盟 専務理事・事務局長 ISO審査登録センター 上級経営管理者 2017年に日本の認証機関の集まりである、JACB(日本認証機関連絡協議会)において、日科技連が中心となりマーケット調査委員会を立ち上げた。ISO 9001を活用し有効性を発揮している認証組織の事例を集め、開示することで、ISO 9001を広く使えるシステムであることを認識していただくことを最初の活動として実施した。 (ISOマネジメントシステムの価値向上を目指して~認証機関からみた有効活用事例集~JACBマーケット調査委員会参照) 2022年に再度マーケット調査委員会を立ち上げ、4,500近くの大規模アンケート調査を実施した。収集したデータを基に、認証の価値、規格の価値、審査の価値の3つの観点から、成果を上げる活用のポイント及び効果的な運用に関しての評価を実施した。 (ISOマネジメントシステムの価値を実現する ~ISOの組織的活用に関するアンケート調査から~ JACBマーケット調査委員会参照) 今回スタートしたJ-Club MSセルフアセスメントの趣旨は、マネジメントシステムの各要求事項に対して詳細に調査を実施し、各組織がどの様なレベルで運用しているかを知ることである。それにより以下の様な活用が期待される。 なのか下なのかを理解できる。 で審査に臨むことができる。 に反映させ組織の力量向上に結び付けることができる。 ISO 9001、ISO 14001の日科技連認証組織から500弱の回答をいただき、今回の調査結果としてまとめた。ぜひご一読いただき、各社のマネジメントシステム運用の向上にお役立ていただきたい。 最後に今回も莫大なデータを基に分析、評価をいただいた明治学院大学名誉教授の神田良先生、多くの項目からなるアンケートに真摯にご対応いただいた認証組織の皆様にはこの場を借りて心より感謝を申し上げたい。 2024年2月

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