事業詳細

特別企画セッション1

経年劣化による製品の信頼性・安全性

身の廻りの電気製品や配線コードなどの経年劣化による重大事故が後を絶たない。
電気扇風機、エアコン、など長期使用による製品事故が多発、重大な社会的問題になっている。一方、最近では比較的短い使用期間における製品事故も増加しつつあり、海外調達品を含めた事故原因の究明や製品安全に対する設計思想の確立など、取り組むべき課題も拡大してきている。製品の信頼性・安全性の研究は、安全、安心な社会を実現するために不可欠なテーマのひとつであり、特に耐用寿命の研究には長期的視点での取り組みが必要である。
本セッションでは、前回に引き続き「製品の耐用寿命」を取り上げる。
第二ステップでは、NITEで収集している過去の製品事故調査結果を分析するとともに、そこから見えてくるあるべき設計思想、安全設計技術、長期使用製品からみた安全技術の有効性を調査・分析した事例を報告、現状の問題点、今後の課題などを議論する。

 
 
コーディネーター紹介
 向殿 政男 氏 明治大学 名誉教授

1970年明治大学大学院工学研究科博士課程修了、工学博士。
同年明治大学工学部電気工学科専任講師、1978年電子通信工学科教授、1989年同大学理工学部情報科学科教授。その間、情報科学センター所長、理工学部長等を歴任。
専門は情報学(人工知能、ファジィ理論、情報教育)、安全学(製品安全、機械安全、労働安全)、論理学(多値論理、ファジィ論理)。
国際ファジィシステム学会副会長、日本ファジィ学会会長、日本信頼性学会会長等を歴任。現在、経済産業省 製品安全部会長、国土交通省社会 昇降機等事故調査部会長、消費者庁参与、(公)私立大学情報教育協会 会長。

発表(1) 製品事故の発生状況と耐用寿命について

ききどころ

身の廻りの電気製品や配線コードなどの経年劣化による重大事故が後を絶たない。製品の信頼性・安全性の研究は、安全、安心な社会を実現するために不可欠なテーマのひとつであり、特に耐用寿命の研究には長期的視点での取り組みが必要である。
本報告ではNITEで収集している過去の製品事故調査結果を分析するとともに、耐用寿命についての今後の課題について考察する。

講演者紹介
 井原惇行 氏 楠本化成(株) エタック事業部 特別顧問

長年にわたって電子部品の開発、設計、製品の故障解析、信頼性試験を手掛ける。日本電気株式会社、品質担当部長を経て2004年より楠本化成株式会社に入社。信頼性クリニック特別顧問。日本信頼性学会 元副会長、現評議員。東京都技術アドバイザー。日本能率協会専任講師など。テクノコラボレーション代表取締役。信頼性技術コンサルテイング。

発表(2) 安全性確保に向けた信頼性設計

ききどころ

安全性に関わる不具合はリコールにつながる可能性があり、その対策において極めて慎重な設計が要求される。一方で、グローバル市場を勝ち抜くためには、より短い期間での製品開発が求められる。本発表では、これらの両立を目的に研究会で取り組んだ成果として、開発の初期段階から安全性に配慮する効率的な設計プロセスを提案する。また、これを支える信頼性設計の手法についても報告する。

講演者紹介
 山際正憲 氏 日産自動車(株)  企画・先行技術開発本部 先行車両開発部

1998年成蹊大学工学部卒業後、電機メーカにてパワー半導体の資材を担当。その後、日産自動車株式会社に入社。総合研究所にてSiC高温実装の信頼性評価技術を開発。2009年工学博士(横浜国立大学大学院工学府システム統合工学専攻)。現在は、同社の企画先行技術開発本部に所属。

発表(3) 構成部品のストレス耐性可視化

ききどころ

設計の初期段階では不確定の要素が多く、変更も頻繁に行われる。この様な状況下で「安全性」と「信頼性」を推測するために、限られた条件からストレスに対するシステムの「弱点」を可視化する手法を提案する。

講演者紹介
 坂上哲也 氏 THK(株) 技術本部 技術開発統括部 技術開発第二部

2007年にTHK(株)へ入社。2010年より、FA向け制御機器の開発に従事。

発表(4) 長期使用製品実装の電解コンデンサの余寿命調査

ききどころ

電解コンデンサは寿命推定が可能な部品で、長期間に使用される製品の故障の原因として考えられている。これまで実際に市場で長期間使用された製品に実装された電解コンデンサの寿命調査の例は少ない。今回、調査の結果からわかったことを報告する。

講演者紹介
 秀浦 勉 氏 富士ゼロックス(株) 研究技術開発本部 基盤技術研究所

1988年 富士ゼロックス(株)入社複写機、プリンタの設計・開発業務を担当
1999年 故障解析部門に異動 以降現在まで、電気部品を中心に故障解析業務を担当

発表(5) 加熱式加湿器のリスク分析

ききどころ

加湿器は、一般家庭で人が見守ることなく長時間使用される可能性のある製品である。特に加熱式加湿器は、300W程度のヒータを保有しており、加えて、水漏れ、水垢の堆積、ヒータの取り付け、電線接続部等に起因する様々な経年劣化によるリスクが想定される。そこで最近のリコール事例を踏まえ、当製品のリスク分析を行いその対応を考えて見たい。

講演者紹介
渡部 利範 氏 (株)テクノクオリテイー 代表取締役

1973年3月コピア株式会社(現キヤノンファインテック)を経て1982年7月キヤノン株式会社に入社。品質本部にてキヤノン製品の製品安全性、信頼性に従事。特に複写機、プリンタ、複合機などの事務機製品の安全性と信頼性を高めた。2007年8月キヤノン株式会社を退職後、2008年4月(株)テクノクオリティーを設立。経済産業省製品安全対策優良企業表彰制度の審査員、日本能率協会専任講師を務める他、企業の技術指導及び人材教育を行っている。

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