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未然防止のポイント

人間の持つ2つの壁

見えている石につまずく人はいません。人が石につまずくのは、その石が見えていない、認識していない時です。未然防止とは、この「見えていない石」にどう気づくか、という取り組みです。しかし、この「見えている」と「見えていない」の間には、思っている以上の高い壁があります。それは人の持つ「認識の壁」であり「意識の壁」です。

人は常に自分のまわりで起きている事象をすべてつぶさに観察し、認識している訳ではありません。ないと思って探しているものが、実は目の前に転がっていた、という経験はないでしょうか?目に入っているはずのものでも、それを認識できなければ存在しないことになってしまいます。こういうミスは、人の「認識の壁」が生み出すものです。

また、人には「これはこういうものだ」という思い込みがあります。それは日常生活の中での常識であり、製品の想定される使用法であり、あるいはちょっとした伝え方の齟齬による勘違いだったりします。いちいち常識を疑って生活する人はいませんし、想定外の使用法などそうそう思いつくものではありません。だからこそ「まさかそんな使い方をすると思わなかった」となるわけです。

これらの壁はとても強固で、ただ努力する、がんばるといったことでは越えられるものではありません。これらの壁を乗り越え、未然防止を有効に進めるためには、いくつかのアプローチ方法があります。

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