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日本発のソフトウェア品質の知識体系ガイド
『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK®ガイド -』第1版を発表!

     
   

このたび、財団法人 日本科学技術連盟(本部:東京都渋谷区、会長:御手洗冨士夫、理事長:浜中 順一、以下日科技連)と社団法人 日本品質管理学会(本部:東京都渋谷区、会長:圓川 隆夫、以下品質管理学会)は、『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK®ガイド -』第1版を発表いたします。

 昨今、私たちの社会生活や日常生活の中には様々な製品にソフトウェアが組み込まれ、膨大なインフラが整備されるなど、今やソフトウェアが生活の礎となりつつあると言っても過言ではありません。
 しかしながら、それと同時に個人データ漏洩などのセキュリティに関する問題や誤った利用によるシステム事故などソフトウェア品質に関わる問題なども起こっております。
 このような急速な生活環境の変化に伴い、消費者にとって安心・安全に使用できるソフトウェアが求められております。
 また、もう一つの急速な環境の変化としてオフショア開発があります。中国をはじめベトナムやインドなどにおけるオフショア開発の広がりと共にアジア各国は急速な成長を遂げております。そこで、世界における日本の国際競争力強化のために今一度国内を見直し、足下を固め、来るべき将来に向けて備えなくてはなりません。

 従来の日本のソフトウェア産業における各企業での品質保証活動は業界内において共通の形式知化・体系化がなされていないのが現状です。このような現状を鑑み、2005年春に日科技連SQiP(Software Quality Profession)ステアリング委員会(委員長:飯塚悦功(東京大学))において、新時代に適したソフトウェア品質学の知識体系の構築の議論がされました。そして、知識体系へのアクセス手段としてSQuBOK®ガイド(Guide to the Software Quality Body of Knowledge:「スクボック」と読む)の策定を明示的な目標として掲げ、予備的な検討を行いました。これに基づき、同年9月にSQuBOK®ガイドを作成するためのSQuBOK®策定部会を組織いたしました。また、2006年2月には品質管理学会のソフトウェア部会の下にSQuBOK®研究委員会も発足して、日科技連と品質管理学会の合同の形でSQuBOK®策定活動を進めてきました。
 そしてこのたび、2005年から約2年半の活動を経て、『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK®ガイド -』第1版(オーム社)を2007年11月29日に発表する運びとなりました。

『ソフトウェア品質知識体系ガイド - SQuBOK®ガイド -』第1版発表記者会見
1. 日時 : 2007年12月10日(月)11:30〜12:00
2. 会場 : 財団法人 日本科学技術連盟 千駄ヶ谷(本部)ビル1号館2階B室
※本記者会見はすでに終了しております

 SQuBOK®とは、わが国のソフトウェア品質界が蓄積してきた有用な「知識」の構造的可視化をめざし、公表されている国内の良い事例も含め、できる限り網羅した知識体系です。
 また、カテゴリ、知識領域ごとに樹形図として描くことにより、総覧的にソフトウェア品質体系を把握することができます。
 国内で蓄積された知識だけにとどまらず、国際規格や国際的なプラクティスなども含めてまとめた知識体系で、日本発のものです。

SQuBOK®は現在までに次の版を策定しています。
・SQuBOK®ガイド α 版  有識者公開およびコメント募集(2006年4月28日)
・SQuBOK®ガイド β 版  一般公開およびパブリックコメント募集(2007年9月7日)


1.SQuBOK®の特徴

 SQuBOK®は、ソフトウェア品質担当者の育成に役立つソフトウェア品質に関する日本の暗黙知の形式知化、ソフトウェア品質に関する最新テーマの整理・体系化によるソフトウェア品質技術の認知度向上やソフトウェア品質プロセスの確立をめざす組織の支援となることを目指す。
 SQuBOK®を活用することにより、各企業・団体等のソフトウェア品質の価値向上の一助となることを目指す。


2.SQuBOK®の今後の展望

 SQuBOK®をソフトウェア品質における人材育成のフレームワークのベースとして、セミナーをはじめ、各教育等の活動を通して、ソフトウェア産業界における品質改善の推進を目指します。

  1. SQuBOK®をベースとした教育セミナーの展開
  2. ソフトウェア品質に関する資格制度の構築
  3. ソフトウェア品質のスキルの標準化の検討
  4. アジアの各国・地域への展開
    国内だけにとどまらず、SQuBOK®をアジアの各国・地域展開することにより、ソフトウェア品質の維持・向上の重要性を訴える

 SQuBOK®を広く普及することにより、ソフトウェア産業界の品質レベルの向上、ひいては社会の安心・安全へ貢献したいと考えます。


3.エンドースメント(07/12/10現在)

本ガイドの発表に先立ち、各分野から本ガイドに対し、多数のご推薦を頂戴しました。


 組込みソフトウェアは、我が国のもの作りにおける重要性を増してきています。
今後、その重要性を増加させていくことも間違いないことでしょう。我が国の製造業が培ってきた国際競争力を引き続き維持し、リーダーシップを発揮するために最重要な課題の一つが、組込みソフトウェアの品質確保であることは申すまでもありません。
 組込みソフトウェア業界をリードしなければならない当協会にとって、ソフトウェア産業界における品質の物差しとでもいうべきSQuBOKの公開はまさに時宜を得たものであり、大歓迎するところです。更に良いものとするよう、当協会も連携して取り組むことを検討していく所存です。

社団法人 組込みシステム技術協会
技術本部長 澤田 勉


産業競争力、国民生活ならびに社会基盤の視点から今ほどソフトウェアの品質の重要性が高まっている時期はありません。こうしたときにソフトウェア品質に関する知識体系がまとめられることはまことに時宜にかなったことといえます。そして、それがわが国の事例と研究を基盤とした日本発の文書であることに胸が熱くなるのを覚えます。本書をまとめられた方々の労をねぎらうとともに、この知識体系が多方面で活用されることを切望いたします。

独立行政法人 情報処理推進機構
ソフトウェア・エンジニアリング・センター
所長 鶴保 征城


SQuBOKガイドで示されているソフトウェア品質の体系は、弊社のソフトウェア開発および管理の方法論を整理する上でも有効活用できると考えています。
今後、SQuBOKをより洗練させていくことで、ソフトウェア業界全体としての品質向上に繋がると期待しておりますので、弊社も引き続き貢献していきたいと考えております。

株式会社NTTデータ
常務執行役員
基盤システム事業本部長
兼 技術開発本部長
技術統括担当“CTO”
山田 伸一


ソフトウェアが重要な社会基盤を担う今日、ソフトウェア品質に関する技術全般に対し客観的・網羅的な知識ベースを付与するSQuBOKガイドを策定することは非常に重要かつ好ましいことです。SQuBOKガイドが、業界のソフトウェア品質レベル向上に貢献することを大いに期待しております。

日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 開発製造担当
坂上好功


 ユビキタスネットワーク社会においては「いつでも・誰でも・どこでも」ネットワークを介して情報を快適にアクセスできる安全かつ安心な社会インフラが必要です。そのためには、ネットワークに接続される様々な情報端末機器の組み込みソフトウェアを含む高信頼なソフトウェア設計開発技術がもとめられております。最近の情報システムの障害事例の原因をみても想定外の状況におけるソフトウェアの不具合に起因するものもあり、ソフトウェアの品質の確保は益々重要になっております。
 平成18年度から展開されております第3期科学技術基本計画においても、産学官連携によって実践を通じて産み出された様々なソフトウェアエンジニアリングに関する知識を体系化及び普及・展開することによってソフトウェアに対するユーザの満足度の向上を目指しています。同時に、そのための世界最高水準のソフトウェア技術者の人材育成が目標として示されています。
 この度、公開されるSQuBOKガイドに示されているソフトウェア品質知識体系が、ソフトウェアに従事するすべての技術者・管理者に対して、品質を確保するための基盤知識として提供され、我が国の情報処理技術の更なる発展に貢献することを期待しております。

日本電気株式会社 代表取締役会長
社団法人 情報処理学会会長
佐々木 元


社会インフラとも言える大規模システムで深刻な障害が多発している昨今、SQuBOKガイドが広く活用されることで、ソフトウェア製品の品質向上に寄与できると期待します。
また、弊社が長年培ってきたソフトウェア品質保証・管理ノウハウを維持・改善するためのベースとして、SQuBOKガイドが活用できると考えます。

株式会社日立製作所
情報・通信グループ品質保証本部長
小谷 正幸


 今やあらゆるものにソフトウェアが組み込まれており、ソフトウェアの品質は社会の安心・安全の最重要要因となっています。このような状況において、産学の関係者が力を合わせてSQuBOKガイドとして知識体系化されたことは非常に意義深いものと考えます。今後、更にシステムトータルな品質向上のための知識体系に発展することを期待しております。

富士通株式会社
品質保証本部長
常務理事 小林 信博



◆日科技連および品質管理学会に関する詳細な情報は、下記Webサイトを通じて入手できます。

財団法人 日本科学技術連盟 Webサイト http://www.juse.or.jp
社団法人 日本品質管理学会 Webサイト http://www.jsqc.org

* SQuBOK®は、日科技連による登録商標です。
* その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


※本件に関するお問い合せ先

財団法人日本科学技術連盟 事業部 クオリティマネジメント一課
SQuBOK担当
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南1-2-1
TEL:03(5378)9813 FAX:03(5378)9842
E-MAIL:squbok-query@juse.or.jp


『ソフトウェア品質知識体系ガイド―SQuBOK® Guide −』
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