Qマーク 日本科学技術連盟
セミナー検索・一覧 セミナー申込 各種セミナー・事業マップ TQM・品質管理 ソフトウェア品質 信頼性・製品安全 応用統計 医薬統計・医薬研修 ISO研修 QCサークル 社内セミナー ISO審査登録センター 大阪事務所ホームページ
キャリア形成促進助成金
QCサークル本部登録
企業の品質経営度調査
品質管理検定(QC検定)
SQiP
品質月間
製品安全対策優良企業 経済産業大臣表彰
監査員検定
日科技連 月刊誌への
広告募集のご案内

クオリティマネジメント誌 3月号

QCサークル誌 3月号
メールマガジン登録
第50回記念QCサークル洋上大学アルバム
各種セミナー 各種セミナー
大会・シンポジウム・フォーラム 日科技連TOPへ戻る検索画面へ戻る

―日本のモノづくりを支えているのは現場力!―

モノづくり、一流職場への変革を目指す「現場力向上セミナー」
開催レポート

約70名の熱心な参加者

2月22、23日の両日、大阪市北区にある中央電気倶楽部にて『現場力向上セミナー』が開催されました。 本年、10月に第1回コースを開催しましたが、約70名の参加者のもと好評のうちに終了しました。今回は、10月に参加できなかった方から追加開催のご希望が多数寄せられ臨時開催したものです。

昨今、話題になっている「現場力」の低下が叫ばれる中、知識、理論だけではなく、どろくさい現場管理のノウハウと実践により高めていくことを目的にプログラムは編成されています。

 「強い現場と弱い現場はどこが違うのか?」
 「現場力を高めるためにはどうすればよいのか?」

その答えを探るために、セミナーの参加レポートをご紹介します。


1.品質管理の重要性と原価のはなし、コスト低減活動

 (株)近畿分析センター 代表取締役の横山成紀講師から前記タイトルの講義がありました。
 オリエンテーションとして、本セミナーの特長を次のように述べられました。
・知識は書籍に譲り、本セミナーはどろくさいノウハウを紹介する。
・実践的な演習も盛り込んでいるので体得していただきたい。
・IEと生産革新について、職場に持ち帰って現場力を高めていっても
らいたい。

横山講師(右)、杉本講師(左)

その後、「品質・安全管理の重要性と原価」について、激減する職場環境、市場・顧客の変化など“変化が常態化”している時代の中で、ものづくりのあり方についての説明がありました。
製造業の国内回帰現象にも触れ、次の裏付けがあれば国内でモノづくりをすることができる、と力説されました。
(1)生産技術力の強化、(2)開発型生産ライン、(3)トップレベルの高品質、(4)変種変量/多品種少量生産、(5)高度技術の確保と伝承、(6)製造ノウハウの蓄積・進化、(7)マザー工場としての役割

最後に、本セミナーの主題である「現場力」について“現場力は競争力の源泉”“現場力とは自らの問題点を発見解決する自律した職場”であると述べられ、そのものさしとして、“品質・コスト・スピード”、必要な要素として“眼力・熱意・継続性”をあげられ、大変示唆に富む講義を締めくくられました。


2.監督者の役割、コーチング

 続いて、(株)近畿分析センター コンサルティングの杉本忠孝講師からの講義が行われました。関西日本電気の半導体製造部長を務められた同氏は、ご自身の経験に基づく現場に密着した話を下記の項目に沿って説明されました。

 (1) 監督者業務に入る前の基本的な考え方
 (2) 監督者の業務
 (3) 行動災害について
 (4) 職場の異常を発見するシステム
 (5) 基準書の整備と遵守
 (6) 2S+1S(しつけ)について
 (7) ヒューマンエラー・いつもと違う異常、ハテナ?メモ、事例分析活用による人材育成


3.弱さを強さに変革する演習

以上の講義を受けて、1日目の締めくくりとして「弱さを強さに変革する演習」が4グループに分かれ行われました。本来この演習は、自分や部下のことについて取り上げるのですが、今回は各社から派遣された参加者のグループであり、本音が出しづらいことを考慮して「プロ野球」を題材に次のステップで行われました。

(1) 具体的に何が強みなのか?
(2) 強みをさらにレベルアップするために、具体的に何を強化するのか?
(3) 具体的に何が弱みなのか
(4) 他との比較(優れている点、劣っている点)
(5) 変革するための「管理項目」「内・外の変革」
(6) 一流を目指して、当面の目標(現状の姿、半年後の姿、一年後の姿)

さすが、大阪だけに全4班が阪神タイガースを選択して、上記ステップに沿い熱心に討論を繰り広げました。プロ野球という身近なテーマのため、全員での活発な討論がなされ、自職場にもすぐ活用できそうな手応えを感じた演習でした。


4.進化した小集団活動

2日目のスタートは、杉本講師から「進化した小集団活動」についての講義でした。QCサークル本部でも「進化したQCサークル活動(e−QCC)」を提唱していますが、関西日本電気(株)で実践され、大きな効果をあげている活動スタイルの説明だけに、参加者も熱心に耳を傾けていました。

(1) 業績直結型小集団活動
(2) サラダ方式の事例紹介
(3) 問題解決と改善活動

同社の活動がマンネリ化傾向に陥り、会社に貢献した活動でなくなってしまい、“戦う集団”にシフトするために取り入れられ、次の基本的な考え方を説明されました。

(1) 経営上の重要課題と整合した職場の課題をテーマにする
(2) 有形効果の内容が具体的で大きい活動
(3) スピードを重視した活動
(4) 活動の結果が管理職の感動を呼ぶ活動

杉本講師は、再三「管理職・職場長の指導・支援が成否を決める!」とリーダーシップの重要性を訴えていました。

また、ワークショップ形式の「サラダ方式」についてもあわせて紹介されました。

S Satisfaction 満足できる
A Activity   活動を 
L Laughter  笑い声あふれたサークルで
A Amusement 楽しみを持って
D Discussion  話し合い解決する


5.実践 ―現場革新IEの着眼と進め方−

 

演習風景

本コースの目玉でもある「実践 ―現場革新IEの着眼と進め方―」が行われました。
 この演習は、実際に「ペンライトを作る工場における改善を行う」もので、各班毎にラインを作り改善を体験する興味深いものでした。

この演習のねらいと着眼は次の通りです。

〈ねらい〉   〈着眼〉
1.PULL化 → 標準手持ちを決める
  (手持ち、手順)
2.ムダ取り → 人とモノの動線、動きを短く単純に
3.リードタイム短縮 → 仕掛かり削減
  リードタイム = 加工+停滞

この演習を指導された、関西日本電気(株)生産革新推進室長 香川 博昭講師は、ポイントポイントで的確なコメントを行い、参加者の理解を助けていました。その一部を紹介します。

・IEとは、一言で言えば「繰り返しの中にムダを見つけ排除すること」
・ムダとは「付加価値を生まないもの」
・モノづくりのあるべき姿とは、「流れづくり、流れをつくること」である。
・革新に必要なこと
 (1)現 場 力  = 変える力(実践力)
 (2)行くべき方向 = 目標
 (3)信   念  = 想い


6.まとめ

 現場力向上セミナーは、随所に演習をまじえながら好評のうちに終了しました。
モノづくり、一流職場への変革へのヒントが散りばめられた有意義なものでありました。

参加者の声の一部を次に紹介します。

・ムダとは何か?ということが実践で理解できた。
・演習で他社の人と違う考え方、見方を聞けよかった。
・作業組み合わせを使用しての演習は、実際にレイアウトを変更しムダ取り行えたのがよかった。 皆様のご参加を心よりお待ちしております!
・現場力を高めるヒントをつかめた気がする。

本セミナーは、2005年度は東京、大阪で合計3コース開催する予定です。
「現場力」を高めたい方、是非ともご参加ください!皆様のご参加を心よりお待ちしております。

2005年度コースのご案内はこちら


詳細お問い合わせ先

QCサークル推進課 担当:安隨(あんずい)、北林
〒166-0003 杉並区高円寺南1-2-1
TEL 03-5378-9816 / FAX 03-5378-9843 / E-MAIL m-anzui@juse.or.jp

 


ページの先頭に戻る