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第39回 信頼性・保全性シンポジウム

JULY 13,14. 2009 The 39th Symposium on Reliability and Maintainability

テーマ:信頼性と安全性の接点


参加のおすすめ


 
  1971年に開始した当シンポジウムは、いろいろな分野の信頼性・保全性に携わるエンジニア、マネージャー、研究者の方々にご参加いただき、研究発表、事例発表、討論などを行うとともに、基調講演、特別講演、パネル討論会、チュートリアルセッション、展示コーナーなど、多彩な人的交流と情報交換の場を提供することを主眼として開催しており、国内外から高い評価を得ております。
今回のシンポジウムは、「信頼性と安全性の接点」をテーマに、例年通り開催いたします。
今日の激動する世界経済下にあって、なお一層のこと安心・安全が求められています。アイテムの安心感と安全性には多くの要因が関係しますが、とりわけアイテムが故障しない性質、いつでも使用できる状況、そして問題が生じないことが必要条件になります。すなわち、広い意味での信頼性と安全性との両立が必要です。ますます複雑化するアイテムにおいて、これを実現させるために、幅広い議論を通して、信頼性と安全性との共通点と相違点との理解を深めていきます。
貴社の信頼性活動を一層発展させるためにも、是非ともご参加ください!

信頼性・保全性シンポジウム組織委員会 委員長 佐藤 吉信

 
 

開催概要


テーマ

信頼性と安全性の接点

開催日

2009年7月13日(月)〜14日(火)

会場 日本教育会館
東京都千代田区一ツ橋2-6-2  道案内専用電話:03-3230-2833
◆東京メトロ半蔵門線「神保町」駅下車 (A1出口)徒歩約3分
◆地下鉄都営三田線「神保町」駅下車 (A8出口)徒歩約5分
◆東京メトロ東西線「竹橋」駅下車 (北の丸公園側出口)徒歩約5分
◆JR総武線「水道橋」駅下車 (西口出口)徒歩15分
(会場への地図はこちらから)
主催

財団法人日本科学技術連盟

後援

日本信頼性学会

協賛
(順不同)

(社)情報処理学会 (社)電子情報通信学会 (社)電気学会 (社)日本品質管理学会
(社)日本オペレーションズ・リサーチ学会 (社)計測自動制御学会
(社)日本機械学会 (社)日本航空宇宙学会 (社)日本航空技術協会
(社)日本自動車部品工業会 (財)日本電子部品信頼性センター
(社)自動車技術会 (社)応用物理学会 IEEE Reliability Society Japan Chapter

プログラム概要

詳細はこちら

7/13
(月)
A会場(第1会議室)
基調講演
前年度授賞報文表彰式
特別講演
A会場
(第1会議室)
B会場
(第2会議室)
C会場
(新会議室)
展示会場
(第3会議室)
【Session 1】
故障解析
【Session 3】
MEMSの信頼性

【Tutorial Session 1】
MEMSの信頼性
【Session 5】
信頼性・安全性管理1
展示コーナー
【Session 2】
信頼性試験
【Session 4】
FMEA・FTA
【Session 6】
信頼性・安全性管理2
7/14
(火)
【Session 7】
半導体の信頼性1
【Tutorial Session 2】
製品安全の重要性と最近の動向
【Tutorial Session 4】
最新信頼性・安全性解析(展示企業の発表)
展示コーナー
【Session 8】
半導体の信頼性2
【Tutorial Session 3】
日科技連「R-Map実践研究会」の活動から
【Session 11】
ソフトウェアの信頼性

【Session 12】
信頼性手法
【Session 9】
ワイブルとデータ解析
【Session 10】
信頼性設計
【Session 13】
信頼性・安全性管理3
組織委員 シンポジウムの企画・運営に携わる委員 詳細はこちら
参加費
(税込)
一般 39,900円
日科技連賛助会員(後援・協賛学協会会員) 37,800円
学生(学生割引) 5,250円
報文発表者(本人のみ) 5,250円
報文発表者(学生) 2,100円
共同執筆者(発表報文1件につき一名まで) 18,900円
2009年度RDT研究会・R-Map実践研究会・SQiP研究会会員   18,900円
「信頼性技術者」登録者 18,900円

基調講演


 
 

「信頼性と安全性の接点」
佐藤 吉信 氏(東京海洋大学 教授 海洋工学部 海事システム工学科・組織委員会委員長)

【講演概要】
 信頼性の基本的概念の一つは、アイテムが遂行する機能である。機能については、これまであまり体系的に論じられていない。そこで、まず機能について考察する。次に、機能と信頼性、及び機能と安全性との関係について述べる。安全機能以外の機能では、その遂行が安全を阻害することもある。これは、信頼性と安全性との相違点である。安全機能の遂行に関する信頼性は、安全確保の必要条件である。さらに、信頼性及び安全性の評価手法の類似点と相違点とについても言及する。

【プロフィール】
1948年 埼玉県に生まれる
[現職]
国立大学法人東京海洋大学 教授 海洋工学部 海事システム工学科

[社会における活動]
・文部科学省 宇宙開発委員会 特別委員
・IEEE信頼性ソサエティ 東京アジアチャプター 委員長
・IEEE信頼性ソサエティ システム安全技術委員会 初代委員長
・日本信頼性学会 理事、編集委員長、論文審査委員長
・安全工学会 理事、学術委員会委員長
・電子情報通信学会 安全性研究専門委員会 委員長
・電子情報通信学会 信頼性研究専門委員会 委員長
・IEC TC56ディペンダビリティ(信頼性)国内委員会 委員長
・IEC TC65国内委員会「IEC 61508電気・電子・プログラマブル電子安全関連系の機能安全」部会 主査
・経済産業省 組込みソフトウェア開発力強化推進委員会 機能安全準備部会 主査

[主な経歴]
・早稲田大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修士課程修了(1974)
・人間-ロボット系の安全性評価に関する研究で京都大学工学博士号授与(1992)
・東京商船大学 商船学部 教授(1992-2002)
・国立大学法人 東京海洋大学 海洋工学部 海事システム工学科 教授(2002-現在に至る)
・システム安全及び機能安全の教育研究の功績に対して、(社)電子情報通信学会よりフェロー授与(2004)
・機能安全及びディペンダビリティに関する国際標準化貢献者として、経済産業省産業技術環境局長賞を受賞(2008)
・日本信頼性学会 副会長(2008-現在)

[専門分野]
機能安全工学、信頼性工学、リスク評価、システム安全、確率論的安全評価

[主要な論文・著書]
1. 「運転パフォーマンスの変動を考慮した運転システムの確率モデルの検討」,自動車技術会論文集,vol.35, no.4, pp.209-214, 2004(平成16年度自動車技術会論文賞受賞).
2. 「t-m-SHELモデル-RCAハイブリッド分析手法」,安全工学,vol.45, no.4, pp.228 - 241, 2006(平成18年度安全工学論文賞受賞)
3. 「自己診断機能を持つ安全関連系の危険事象率推定について」,安全工学,vol.46, no.1, pp.16-23, 2007(平成19年度安全工学論文賞受賞)
4. "Safety achieved by the safe failure fraction (SFF) in IEC 61508", IEEE Trans. on Reliability, vol.57, no.4, Dec. 2008 など信頼性と安全性との接点に係る論文多数公表.
5. 『機械安全/機能安全実用マニュアル』(監修と分担執筆,日刊工業新聞社)
6. 『機械安全工学』(分担執筆,養賢堂)
7. 『安全の科学』(編集と分担執筆,リアライズ社)
8. "Engineering Risk and Hazard Assessment"(分担執筆,CRC PRSS)など 

 
 

特別講演


 
 

「地震予知の現状と社会の安全―現在の太陽の異常も含めて―」
芳野 赳夫 氏(電気通信大学 名誉教授)

【講演概要】
 特殊な地震発生に先立って、81.7kHzの長波帯の自然背景雑音電波のレベルが数dB上昇し、地震発生と同時に停止する現象を初めて観測した。この現象は地震発生前に起こったことから、当時、地震直前予知を可能にする現象として、多点観測網を構成して観測を行った。しかし、この現象を予知に用いる事は時期尚早であり、その発生メカニズムの理学的解明を行うことに重点を移し、地震関連電磁放射の研究は終了した。その後SEMSとして引き継がれ、その興味は電磁放射よりも、高いVHF帯周波数領域の電波の電離層通過特性の観測に重点が移ってきている。講演ではこの研究の過程について述べる。
 また、太陽は約11年周期で活動と静穏を繰り返しているが、2007年頃より黒点の発生が極めて少なくなり、黒点ゼロの月が今日まで続いている。もしこのままの状態が継続すれば、太陽黒点極少期が再来し、地球は中世末期の状態が再来することになる。これは平均気温の低下などとともに、ペストなどの伝染病の流行など人類の生存に多大の影響をもたらす。また1600年代に比べて地球上の人口が約11倍に増大しているので、水・食料・燃料・エネルギーその他あらゆる物が不足するなどどのような困難が発生するか計り知れない。講演では、このことについても述べる。

[主な経歴]
1953年 3月  電気通信大学電気通信学部電波工学科卒業、工学士
1958年10月  第3次南極地域観測隊越冬隊員電波物理学担当
1973年 8月  電気通信大学電気通信学部教授
1975年 5月  菅平宇宙電波観測所所長(研究施設長)
1975年 5月  第17次南極地域観測隊長、兼越冬隊長を委嘱
1976年 2月  国立極地研究所、昭和基地長を併任
1978年 9月  南極条約、通信専門家会議日本主席代表委嘱
1988年10月  電気通信大学電気通信学部教授電子工学科(改称)
       同上大学院電気通信学研究科電子工学専攻博士後期課程研究指導教官
1995年 4月 1日電気通信大学名誉教授の称号授与

[専門分野]
電波物理学(電波天文、地球物理、環境電磁工学)

[現在の主な研究課題]
1. 人工衛星によるオーロラ等の極域超高層物理の研究
2. 地震・火山噴火の前駆電磁放射現象の解明と予知応用の研究
3. ミリ波バーストVLBIによる電波天文学
4. 電磁波の生体に及ぼす影響の環境電磁工学的研究 

 
 

チュートリアルセッション


 
 

Tutorial Session 1 MEMSの信頼性

T1-1 MEMSの実装と構造強度信頼性
   東北大学大学院 教授 三浦 英生 氏

【所属】
東北大学大学院 教授 工学研究科
附属エネルギー安全科学国際研究センター センター長

【講演概要】
MEMS産業の発展のためには、LSIとの融合統合も含めた機能の多様化や性能の向上と同時に低コスト化が期待されており、材料や構造あるいは製造プロセスは複雑化する一方である。多様な材料を組み合わせて形成される構造においては、異種材料界面の接合(結合)状態が性能や信頼性を支配する場合が多い。これは、この異種材料界面では結晶間の格子不整合に起因したひずみや結晶欠陥が発生し易いためで、特にこれらの相互作用に伴う原子拡散により生じる結晶構造の変化(破壊)が経時変化(劣化)の要因となる。そこで、本講演では、MEMSにおける構造強度信頼性を原子レベルから実装構造レベルまで広い視点で論じる。

【略歴】
(株)日立製作所機械研究所にて電子デバイス、エレクトロニクス関連製品の強度信頼性に関する研究開発に従事。研究室長、主管研究員等を歴任。2003年より東北大学教授大学院工学研究科、2009年より現職。

【主な論文・著書】
『ナノスケールの材料力学』日本機械学会 論文集A編72巻717号(2006), pp.595-600.
『製品開発のための材料力学と疲労設計入門』共著,日刊工業新聞社(2009)

Tutorial Session 2 製品安全の重要性と最近の動向

【セッション概要】
 2007年5月14日から施行された改正消費生活用製品安全法(改正消安法)によって、消費生活用製品に対する重大製品事故報告が義務づけられました。しかしながら、公的な技術基準の強制だけでは製品の安全性が確保できない状況に直面しており、さらに産官学が一丸となって取り組む必要があります。
 当企画では、安心・安全な社会作りのために、事故情報を収集・調査し、その結果を公表または情報提供し、社会貢献している団体にご協力いただき、活動の紹介および製品安全の最近の動向について紹介します。

T2-1 NITEの活動と今後の日本の製品安全はどうあるべきか
   (独)製品評価技術基盤機構 長田 敏 氏

【所属】
独立行政法人製品評価技術基盤機構 製品安全センター 参事官

【講演概要】
1. 事故情報収集制度について
昭和49年に事故情報収集制度が発足。平成19年5月からは、製品事故の報告・公表制度が発足。平成21年4月からは、長期使用製品安全点検制度、表示制度が発足。制度の変遷で、事故情報の通知がどのように変化してきたか概観する。
2. 製品安全を巡るこれまでの歴史的な経緯
製品安全は国際的に、どのように進んできたか概観する。
(1)1957年 オールドアプローチ
 欧州統合のために製品の規制を統一化、しかし、技術基準の整合化進まず。
(2)1972年 英国・ローベンス報告
 労働安全政策の抜本的改革。任意規格活用による規制。
(3)1985年 EU・ニューアプローチ決議
 最低限の必須要求事項と整合(任意)規格の活用。
(4)1990年 ISO/IECガイド51制定
 ISOとIECの共同作業によってISO/IECガイド51制定。
(5)1994年 TBT協定
  世界貿易機構において貿易の技術的障害に関する協定(TBT協定)が締結。
3. 今後の我が国の製品安全はどう進むべきか 
本の安全と国際的な観点から見た場合との相違について概観する。
(1)絶対安全を求める日本と相対安全の海外
(2)ISO/IECガイド51に基づく安全設計。製品の設計者はリスクアセスメントを導入。
(3)日本はISO/IECに対して、積極的な提案を行うとともに、民間規格を技術基準として積極的活用する必要がある。
(4)技術基準は「その時点で適用可能な最高レベルの技術」を織り込むべき。

【略歴】
1992.10 通商産業検査所(現NITE)から通商産業省産業政策局消費経済課に出向。
1992.10〜1994.04 産業構造審議会総合製品安全部会(通産省における製造物責任法等の審議)担当。
1994.05〜1997.03 通商産業省生活産業局総務課において、経済産業対策を担当。
1997.04〜1999.03 NITEバイオテクノロジーセンターに異動し、微生物ゲノム解析プロジェクトを担当。
1999.04〜2001.03 通商産業省基礎産業局生物化学産業課に出向。DNA組換え技術工業化指針に基づく安全審査を担当。ヒト完全長cDNA解析プロジェクト、NITE生物遺伝資源センター設立を担当。
2002.04 NITEバイオテクノロジーセンターに異動し、特許微生物寄託センター設立を担当。
2003.04 NITE生活・福祉技術センターに異動し、製品安全を担当。
2003.04〜2005.03 02〜05年度にNITEが収集した事故情報によって、誤使用事故を分析。
2004.04〜2009.02 消費者向けと事業者向けの2つの誤使用事故防止ハンドブックの開発を担当。4年以上にわたり工業会などを対象に事業者が対応すべき製品の誤使用対策について説明を実施。
2007.07〜2008.03 経済産業省からの委託事業により、製品安全基準の整備(製品安全規格体系の調査)をとりまとめ。NITEとして階層的規格体系を見据えた製品安全4法の在り方などを提言。


T2-2 製品の安全と安心を作り込む―俯瞰的能力と引き算の心による丁寧な仕事の進め方―
   中央大学教授 宮村 鐵夫 氏

【所属】
中央大学 教授 理工学部 経営システム工学科

【講演概要】
下記の視点から、「製品の安全と安心を作り込む」ことについて、考え方と方法論について具体的に述べる。
・製品設計や工程設計など"design"の仕事はソルーションであるとの考え方から、足し算の心に加えて、意図せざるマイナス機能である故障モードなどは許容できるレベルまで取り除く引き算の心による仕事が必須であること。
・製品安全の定義には「危険がない」ということが含まれていることから、「引き算の心」で危険を取り除く丁寧な仕事の進め方が重要であり、これを開発の源流段階で的確に行うと効果が大きい。
そのためには俯瞰的能力と開発・生産・営業など部門間の情報の流れをよくするコミュニケーション能力とともに、試験・検査能力と情報をフィードバックして共有・共用し価値化できる組織能力が大切である。

【略歴】
経済産業省 産業構造審議会 製品安全小委員会委員長(平成19年1月〜現在に至る)

【主な論文・著書】
“「製品とサービス」の安心・安全を確保する”,クオリティマネジメント誌,2008.Vol.59, No.1, pp.50〜62.


T2-3 改正消安法(長期使用製品安全点検制度)に対する特定製造事業者の取り組み
   (株)ノーリツ 山口 憲一 氏

【所属】
株式会社ノーリツ 品質保証推進本部 本部長付

【講演概要】
消費者自身による保守が難しく、経年劣化による重大事故の発生のおそれが高いものについて、経年劣化による製品事故を未然に防止するため、改正消安法(長期使用製品安全点検制度)が平成21年4月施行された。この制度では特定保守製品が政令で定められ、この製品を製造するメーカーに対して(1)事業の届出、(2)設計標準使用期間及び点検期間の設定、(3)製品への表示、(4)製品への書面及び所有者票の添付、(5)所有者情報の管理、(6)点検等の保守サポート体制の整備、(7)点検通知及び点検実施が義務付けられている。この制度に対するメーカー対応状況について、実例を交えて紹介する。

【略歴】
平成14〜18年 (社)日本ガス石油機器工業会ライフ研究専門委員会委員長
平成19年〜現在 同工業会点検制度委員会委員長

【主な論文・著書】
上記ライフ研究専門委員会での報告書作成を行う。
・ガス・石油機器の機器点検制度、住宅部品の耐用年数(平成15年)
・メンテナンスに関するアンケート調査(平成16年)
・ガス・石油機器耐用年数に関する市場からの石油給湯機買上げ試験報告(平成17年)
・ガス・石油機器の残存率等についてのアンケート(平成18年)

 

Tutorial Session 3 「日科技連『R-Map実践研究会』の活動から」

【セッション概要】
 2007年5月14日から施行された改正消費生活用製品安全法(改正消安法)によって、消費生活用製品に対する重大製品事故報告が義務づけられました。しかしながら、公的な技術基準の強制だけでは製品の安全性が確保できない状況に直面しております。
 こうした事故を減らそうと、経済産業省は、設計の段階から危険のある場所を特定してリスクを定量的に評価する「リスクアセスメント」の導入を検討しております。この定量的なリスクアセスメント手法の代表例として「R-Map手法」があります。
 当企画では、「日科技連『R-Map実践研究会』の活動から」と題し、R-Map実践研究会の紹介および各企業でのR-Map手法の活用状況について紹介します。

T3-1 R-Map手法を活用したPSPTA手法の開発と実践
   日立アプライアンス(株) 巻島 文夫 氏

【所属】
日立アプライアンス株式会社 品質保証センタ センタ長

【講演概要】
消費生活用製品安全法改正後、経済産業省に報告された重大製品事故2,382件(平成21年1月30日現在)の内、電気製品の事故が1,243件と52%を占め、更にその中で火災が1,135件と91%を占めている。
家電品は身近で使用しており、事故が起きると製品周囲への延焼等二次被害を生じ易く、重大製品事故を防止するためには、家電品の開発段階でPSリスクアセスメントを行い、特に製品外郭には延焼しないことを確認することが重要である。
R-Map法を包含した、活用し易いPSPTA手法を開発し展開すると共に、死に様試験による安全性検証を徹底することにより製品安全を確保しているので、PSPTA手法及び死に様試験の開発経緯並びに実践事例を紹介する。

【略歴】
1974年 (株)日立製作所入社。栃木工場配属。冷蔵庫の品質保証を担当後、1999年から日立栃木テクノロジー(株) 品質保証部長。2001年から(株)日立製作所 家電グループ 品質保証本部長 兼 お買物相談センタ長。2002年から日立ホーム&ライフソリューション(株) CS品質部門長を経て、2006年4月から現職。消費生活アドバイザ。


T3-2 R-Mapによる開発段階からの安全構造設計〈製品安全寿命の立証方法の提案〉
   2008年度 R-Map実践研究会 第1分科会/東芝テック(株) 菊池 敏郎 氏

【所属】
東芝テック(株) ドキュメントシステム事業本部 環境・品質保証統括部 品質企画部 グループ製品安全担当

【講演概要】
消費生活用製品安全法改正により、本年4月1日から、特定製品については設計上の標準使用期間と経年劣化についての注意喚起等の表示が義務化された。
民生機器メーカーは、どの民生機器においても製品安全寿命を設定し、開発段階で、その設定根拠をもって、製品開発を行う必要がある。
製品評価技術基盤機構の事故情報の中から経年劣化事故を抽出し、現状がどのようになっているか調査した。その中から、例としてコンデンサを選択し、PSPTA(Product Safety Potential Tree Analysis)とワイブル解析を併用して、製品安全寿命の根拠を示す方法を提案する。

【略歴】
1971年 東京電気(株)(現 東芝テック(株))入社。市場品質、信頼性試験、製品安全等を主に担当。現在に至る。
2005年 放送大学大学院修士課程修了。
日本信頼性学会員。

【主な論文・著書】
複写機・家電製品の「びっくり」事故二次傷害防止の一考察(危険解析法「リスクマップ法」の改良)


T3-3 R-Map分析手法の事故情報データへの適用
   (独)製品評価技術基盤機構 久本 誠一 氏

【所属】
独立行政法人製品評価技術基盤機構
製品安全センター 事故リスク情報分析室 室長

【講演概要】
消費生活用製品に係る事故の原因を究明し、同種事故の未然防止を図るためにはインシデントを含めた情報を大規模に収集し、これを分析するしくみが必要となる。NITEは昭和48年から事故情報の収集・分析を開始し、昭和49年には事故情報収集制度が発足して広く関連機関から事故の情報が集約・分析されるしくみが完成した。また、平成19年には改正消安法によって消費生活用製品に係る重大事故の報告が製造事業者等に義務付けられた。NITEでは平成7年に製品事故のリスク評価法に検討を加え、平成15年、収集した事故情報に対してISO/IEC Guide51やヒューマンファクターの観点からマッピングによるリスク評価法を検討、平成20年にはR-Map手法によるリスク分析を開始した。ここでは、平成20年度にR-Map分析を適用した5,000件を越える事例のうち、約1300件の重大事故の傾向を概説し、家電製品の具体例について報告する。

【略歴】
1979年、通産省(現経済産業省)工業品検査所入所.主として家電製品による事故の原因究明実験等に従事。2001年よりNITE(製品評価技術基盤機構.組織改編による)にて人間工学領域の業務に従事。2009年よりNITE製品安全センター事故リスク情報分析室長。2005年よりISO/TC159(人間工学)/SC3国際幹事。博士(学術)。

【主な論文・著書】
・Hisamoto, S., Higuchi, M., Miura, N.: Age-related differences of extremity joint torque of healthy Japanese, Journal of Gerontechnology  [International society of gerontechnology]  (Vol.4(1),pp.27-45), 2005
・Hisamoto, S., Higuchi, M.: Age-related changes in muscle strength of healthy Japanese, International Association of Societies of Design Research (IASDR) 2007(CD-Rom), 2007
・Hisamoto, S., Higuchi, M., Miura, N., Morimoto, K., Kurokawa, T.: Generation differences of joint torque in upper and lower limbs in healthy Japanese, The 6th Asia Design International Conference, F-17(CD-Rom), 2003
・久本誠一、樋口雅俊、三浦範大、森本一成、黒川隆夫:Hand-heldセンサを用いた簡便な肘関節発揮トルク計測法の検討、バイオメカニズム学会誌[バイオメカニズム学会] (Vol.28(1),pp.27-33), 2004
・久本誠一:日本人の筋力の変遷と将来予測,シミュレーション,Vol.27(4), pp.239-242, 2008

Tutorial Session 4 最新信頼性・安全性解析(展示企業の発表)

T4-1 Relex Reliability Studio 信頼性工学ソリューション
   OPUS10 稼働率/スペアパーツ最適化ソリューション
   テックサポートマネジメント(有) 原  良孝 氏
T4-2 HALT後進国 日本への警鐘
   (株)東陽テクニカ 川上 雅司 氏
T4-3 HALT試験の故障モードと解析事例
   楠本化成(株) 小林 吉一 氏
T4-4 信頼性評価の可視化技術
   楠本化成(株) 井原 惇行 氏

 
 

一般研究発表


 
 

【Session 1】故障解析

1-1 航空機の信頼性管理における破面解析/化学分析事例
   (株)日本航空インターナショナル 高木 晴之 氏
1-2 積層セラミックコンデンサの外部電極への機械的ストレスの評価法
   (株)村田製作所 酒井 俊彦 氏
1-3 クラッチディスクかしめ部の故障解析による設計手法の確立
   アイシン精機(株) 熊岡 剛 氏
1-4 HALTと三要素FMEAを組み合わせた未然防止型信頼性マネジメントの提案
   帝京科学大学 益田 昭彦 氏

【Session 2】信頼性試験

2-1 微小結露試験方法および試験装置の開発
   エスペック(株) 田中 浩和 氏
2-2 微小結露試験装置を使用したマイグレーション不具合に関する電圧及び結露量加速性評価
   (株)村田製作所 岡本 朗 氏
2-3 ACCELERATED LIFE TEST OF HALOGEN LAMP CONSIDERTING QUALITATIVE DEGRADATION CHARACTERISTICS
   Reliability Technology Center Mr. Sang-Woo, Yu
2-4 Reliability Estimation for Current Sensor using Accelerated Life Test
   Korea Electronics Technology Institute Mr. Je Min, Kim

【Session 3】MEMSの信頼性

3-1 LSIプロセス診断法によるMEMSデバイスの評価試行
   沖エンジニアリング(株) 村原 大介 氏

【Session 4】FMEA・FTA

4-1 「品質問題」を無くす設計と設計審査
   (株)デンソー 本田 陽広 氏
4-2 ライフセーフエンド設計をにらんだFTAの考察
   安信経営工学研究所 柴田 義文 氏
4-3 FTA作成支援ツールの開発
   ジヤトコ(株) 平岡 洋二 氏
4-4 FF式石油温風暖房機の安全解析(その3)
   東京海洋大学 西 干機 氏

【Session 5】信頼性・安全性管理1

5-1 鋼トラス橋斜材の補修・補強・予防保全およびリダンダンシーに関する2、3の検討
   トピー工業(株) 林 健治 氏
5-2 配管系のフロー供給維持のための故障対策検討支援システムの開発
   京都大学 幸田 武久 氏
5-3 統合的設計管理手法の研究(その1)―多目的トレードオフ設計とリスク管理の統合―
   (株)IHI 呉  宏堯 氏
5-4 統合的設計管理手法の研究(その2)―片持ち梁問題による多目的トレードオフ設計法の解説―
   (株)IHI 森 初男 氏

【Session 6】信頼性・安全性管理2

6-1 安全と安心を作り込む戦略的高信頼性組織への挑戦〜航空会社の整備技術部門における高信頼性戦略の現状〜
   全日本空輸(株) 黒木 英昭 氏
6-2 航空機整備におけるヒューマンエラー削減の取り組みについて
   (株)日本航空インターナショナル 渋江 尚夫 氏
6-3 衛星開発におけるシステム安全管理活動の紹介
   三菱電機(株) 森 康 氏
6-4 水力発電の溢水低減に向けた取り組み
   関西電力(株) 奥出 邦夫 氏

【Session 7】半導体の信頼性1

7-1 BGA実装の信頼性と問題点
   パナソニックモバイルコミュニケーションズ(株) 中川 彬 氏
7-2 半導体の各静電破壊試験方法の市場相関性の検討
   (株)ルネサステクノロジ 田中 政樹 氏
7-3 パッケージの気密信頼性評価技術
   三菱電機(株) 衣川 勝 氏
7-4 高輝度白色LEDの信頼性向上
   韓国電子部品研究所 Byung Jin, Ma 氏

【Session 8】半導体の信頼性2

8-1 半導体プロセス制御幅のTCAD/PCM(プロセス・コンパクト・モデル)による適正化
   東芝インフォメーションシステムズ(株) 江口 英孝 氏
8-2 フラッシュメモリのデータリテンション特性における書込み/消去条件依存性
   (株)東芝 セミコンダクター社 船津 剛 氏
8-3 認定評価における初期故障率の検証
   三菱電機コントロールソフトウェア(株) 松岡 敏成 氏

【Session 9】ワイブルとデータ解析

9-1 3パラメータワイブル分布のパラメータ推定における非正則性問題の回避に関する一考察
   首都大学東京 長塚 豪己 氏
9-2 赤池情報量基準を用いた定数打ち切りデータにおけるパラメータ変化時点の推定
   防衛大学校 田村 信幸 氏
9-3 故障データベースに基づく製品の寿命特性の推定
   電気通信大学 栗原 浩太 氏

【Session 10】信頼性設計

10-1 信頼性の位置づけ―信頼性教育―
   日本CMO(株) 岩間 英雄 氏
10-2 宇宙船設計支援システムの研究
   宇宙航空研究開発機構 角 有司 氏
10-3 AMT(オートメイテッド・マニュアルトランスミッション)失速感フィーリングの定量化
   アイシン精機(株) 橘 敦之 氏

【Session 11】ソフトウェアの信頼性

11-1 ソフトウェア製品評価に有効な連続的リスクアセスメント手法
   (株)ニルソフトウェア 河合 一夫 氏
11-2 電気自動車『i MiEV』のソフトウェア信頼性 〜HILSを用いた分散制御システムのソフトウェア検証〜
   三菱自動車工業(株) 徳永 哲智 氏

【Session 12】信頼性手法

12-1 モンテカルロシミュレーションを用いた冗長システムのアンアベイラビリティ解析(その3)
   東京海洋大学 西 干機 氏
12-2 リスク評価による鉄道信号装置の改善手法の検討
   鉄道総合技術研究所 岩田 浩司 氏

【Session 13】信頼性・安全性管理3

13-1 新聞報道による金融情報システム事故情報の分析と改善への活用
   電気通信大学 坂東 幸一 氏
13-2 新製品開発と技術アライアンスにおける意思決定メカニズムの研究
   中央大学 神津 壮 氏
13-3 Research on the Safety Improvement Method for the company's RAMS management business and public infranstructure
   POSCON Mr. Myung-Seon Ryou

 
 

展示コーナー


 
 

 信頼性に関連する測定機器、試験装置、解析ソフト等の展示コーナーを併設いたします。
 出展会社の方々と自由にやり取りいただけます。

展示会場

8階 第3会議室(807、808)
7月13日(月) 12:00〜17:00
7月14日(火) 10:00〜15:00

出展会社

1. テックサポートマネジメント(有)
2. 楠本化成(株)
3. (株)東陽テクニカ
4. (株)日本科学技術研修所
5. (株)日科技連出版社
6. 日本信頼性学会

 
 

第38回 信頼性・保全性シンポジウム 推奨報文賞・奨励報文賞の表彰式


 
 

表彰論文の詳細はこちらから

 
 

第38回 信頼性・保全性シンポジウム ルポルタージュ


 
 

ルポルタージュのの詳細はこちらから

 
 

お申し込み


 
 

〔お申込み方法〕

 「参加申込書」をダウンロードいただき、必要事項をご記入のうえ、電子メールの添付ファイル、FAX、郵送のいずれかで下記宛にお申し込みください。

※ 参加申込書受理後、開催の約1ヶ月前に開催案内、プログラム、参加券、請求書等を「連絡担当者」様宛に送付いたします。
※ 参加費のお支払いについての詳細は、請求書に記載してございますが、原則として請求書発行後2ヶ月以内に、指定の銀行口座または郵便振替口座にお振り込みください。なお、振込手数料は貴社にてご負担ください。
※ 参加費は、当日欠席されてもお返しいたしかねますので、ご了承ください。
※ 「発表報文集」のみの頒布はいたしません。

〔お申込み先〕

財団法人日本科学技術連盟 セミナー受付グループ
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南1-2-1
TEL:03-5378-1217  FAX:03-5378-1220  E-mail:regist@juse.or.jp

〔内容についてのお問い合せ先〕

財団法人日本科学技術連盟 教育推進部第三課 信頼性担当
TEL:03-5378-9850  FAX:03-5378-9842  E-mail:re-group@juse.or.jp

 
 


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