聖隷浜松病院は、創立の理念追求を最優先課題として位置づけている。自己完結型から地域連携型医療へ転換するように方向性を定め、日本医療機能評価機構による病院機能評価を2回受審・認定、DPC対象病院となるなど、積極的に医療の質向上に取り組んでいることは評価できる。経営方針にも実際の取り組みにも、患者のニーズへの対応の良さと進取の気性が感じられる。質向上を図りながら健全経営を維持してきた点は評価できる。
情報収集の体制がよく整備されていること、また、国内では治療体制が整っていない分野にいち早く対応し、優れた臨床成績をあげていることは高く評価できる。
クオリティ・マネジメント室を創設し、これまでに展開してきた医療の質に関連する諸々の活動の情報を一元化して、組織横断的なプロセスの見直しが始められている。
今後の課題としては、
- 病院理念に基づいて医療の質を向上するという基本方針をさらに具体的に定め、効率的・効果的に質改善・保証するための考え方を職員の末端まで浸透させることが必要である。
- また、方針に沿った諸活動のPDCAサイクルを確実にするマネジメント・システムを構築し、運用することが必要である。
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